こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

顕微鏡は見るものではなく覗くもの

2024年01月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
ある方のブログに冬のバラは長持ちする、ということが写真とともに載っていたが、なるほどわがやの玄関のバラもずいぶん頑張っている。
大晦日に、薔薇の好きだった義父のために園芸店で3本1束で売っていたものを買ったもので、1本を妻へのお土産にした。
それ以来だからもう3週間近くになるが、2、3日前に連れてきたような姿を保っている。
できたら今月いっぱいは楽しませて欲しい。

今夜からテレビ朝日で病理医が主人公のドラマがスタートするというのでちょっとワクワクしている。
反町隆史が主演というのも話題になりそうで、長瀬智也主演で、視聴率も高く、続編も期待していた、「フラジャイル」が共演女優さんの妊娠でそれが叶わなかったので、こんどこそ日陰の病理医が表舞台に立てたらと期待している。
そんなこともあって、アクセス数が激減するのも厭わず、ここ数日病理ネタを続けている。
このブログの読者を除けば病理医なんて誰も知らないし、そもそも動きが少なくてテレビドラマには極めて不向きだ。

朝日のテレビ欄でも取り上げられていたが、顕微鏡ばかり見ている病理医、と紹介されていたのにはちょっと苦笑した。

私もかつて、顕微鏡を見る、と言っていたが、上司に、

  顕微鏡は、”見る”ものではなく、”覗くもの”だよ。

と、指摘され、それ以来使い方を気をつけている。

具体的には、顕微鏡のメンテナンスなどのためには見なくてはならないが、標本を視るためには鏡筒を覗き込まなくてはならない。
大抵は先輩病理医に指摘されたか、誰かがこの言葉を使っているのを聞いてきがついたのだろうが、この使い分けをしている病理医は結構いる。

まあ、どうでもいいと言えばどうでもいいことなのだが、病理診断は言葉を大切にする仕事だから、こだわっておきたい。
これを見てても始まらない

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