こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人間いくら歳を重ねても自分に対して甘くて怠惰だ

2024年01月05日 | 生き方について考える
久しぶりに寒い朝。
明日は小寒なのだから、こうでないと調子が出ないが、能登半島の方々のことを思うと、今年の冬は少しでも暖かくあってほしい。
地震のせいにしてはならないが、ちょっとぼんやりしているとあっという間に時間が過ぎる。
何もしないでいたら、小寒どころかあっという間に大寒、立春となってしまう。

まず考えなくてはいけないのは今年の抱負。
人生の残り時間なんてまだまだあると思っていたが、同期の友人の訃報を聞くと、自分だって一体いつ死ぬか、死なないまでも体調を崩して伏せってしまうかなどわかったものではないと実感する。
だからこそ、毎日を充実したものとして生きなくてはもったいない。
それなのに、相変わらず無駄なことばかりしながら生きている。

太宰治ではないが、恥の多い生涯を送って来たわりには、われながらいけしゃあしゃあと生きているのはなんなのだろう。
学生時代、もっと勉強したらよかったのに、とか、タバコなんか吸わなければよかったのに、とか、バスケットボールをしていた頃1本でも多くのシュートを打っておけばよかったのに、とか、研究に際してはもっと論文を読んでおけばよかったのに、とか、病理診断の勉強をもっとしておけばよかったのに、とか後悔ばかりしているが、かといって、今それを取り返そうともしていない。
後輩や他人にも、もっと頑張れ、ああしろこうしろとせっつくのに、いざ自分がそうされたら嫌に決まっている。

やればやっただけの結果が出ることはわかっているのだから、頑張ったらいいのに、なかなか頑張れない。
ダメだダメだと思いながらも、自分に対しては極めて甘い。
人間いくら歳を重ねても自分に対して甘くて怠惰だ。

そんな自分に対して、プレッシャーをかけるのが”抱負”なるものなのだ。

そんな今年の抱負は何にしよう。

・人の生き方(=考え方)を受け入れ、人と争わない。
・丁寧な生活を心がける。
・努力すべきことは努力する。

・そして、なによりもこういうことを呑気に考えていられる今の自分の状況に感謝する。

今、ここにこう書いてみてもすぐに忘れてしまうから、紙に書き出して机の前にでも貼っておこう。
自分に対して厳しくも優しく

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