こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

民主主義を守るため私たちがすべきことを考える日

2022年09月27日 | 日本のこと、世界のこと
安倍元首相の国葬が今日行われる。
数日前の天気予報ではぐずついた天気になるということだったが、秋晴れの1日となりそうだ。

死者とは弔うべきものであるという立場から、難病をコントロールしながら8年あまり首相の重責を担ったのち、凶弾に斃れた人の死を悼みたい。
葬儀費用をどうするか、すなわち国葬の是非については今後国会や裁判で決めてもらったらいい。
暗殺された直後は世界中からお悔やみをいただいたものの、すっかり静かになって、ずいぶんこじんまりとしたものになりそうで、イギリスのエリザベス女王の葬儀が世界中に配信されたのとは異なり、国内でも興味を持つ人はわずかとなりそうだ。

後世に残すべき教訓は、自由とか民主主義というののがとても危うく壊れやすいものであり、その中で暮らす私たちにしても常に危険と背中合わせで生きているということだ。

私たちはどこまで国家によってコントロールされるべきなのかはわからないが、ある程度は必要で、それは憲法であり法律とかいう国家が定めたルールに従うということだ。

ウクライナ侵攻が思い通りにいかないでいるロシアでは予備役の動員を開始して、いよいよ抗議活動がおこっているという報道が海外にも漏れ出している。
これは関してはロシアのプーチン大統領がどんどん新しい法律(主に罰則)を出しているそうで(
こんな法律までもが国家が定めたものというのはどうしたって納得できないし、戦争に駆り出されて、殺されては、一体なんのために生きてきたのだか意味が不明となる。

幸い、日本ではこのようなことは起こりそうもないが、今のように自民党に対抗できるしっかりした野党がいない状況ではその危険はゼロとは言えない。
自民党による一強体制を許しているのは野党がダメだからなのか、有権者である私たちがダメだからなのか、おそらくその両方が招いたことなのだろう。
私たち国民は政治に関心を持って生きていく必要がある。

イタリアではさきの総選挙で極右政党が第1党となった(イタリア総選挙、右派連合が圧勝)。
グローバル経済の1ピースにすぎない国で少々の政策の転換を行ったところで、景気が良くなるわけないから、1年後は元の木阿弥だろうと思うが、こうやって国民が政権を選択することができるということこそが民主主義の根幹だ。
考えてみよう

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2 コメント

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Unknown (コロ健)
2022-09-28 08:36:19
まかろんさん、ありがとうございます。
与党が悪いなどとは思っていませんが、そんなふうに捉えられてしまったのは、私の筆の未熟さゆえですね。
反省します。
先日、書きましたが、日本のムラ社会的風土は自由な発言を妨げ、言論封殺に繋がりかねないと思うのです。
私は右か左かにいる必要はないと思っており、その時々に応じた意見を持つこと、発言することが最善ではないか。
一番近い考えとしては、是々非々でしょうか。
ただ、発言者を例えば”うるさい親父”と形容するようなことで貶める、こうやって分断化をするのは、世界のトレンドのようですが、私は残念に思っています。
ですが、ブログ世界は自由な発言が許されている場です。
私のエントリーに対して、別の方が厳しい思いをぶつけて来られても、その状況を覚悟した上で公開する必要がありますね。
それが嫌ならやめるか、お花の話だけにするか。
返信する
Unknown (まかろん)
2022-09-28 05:07:58
今日は。
国葬に興味をもつ者がわずかとおっしゃいますが、一般献花は隣の駅までつづく長蛇の列でしたし、
デジタル献花は今や、40万人を突破しています。

国葬をしょぼいものにしたのは、
安倍を国葬にするのが嫌だ嫌だと言って、
せっかく世界が高く評価した安倍氏とそれを擁する日本の価値に泥を塗った日本人自身ではないかと思います。


仰るとおり、
>自由とか民主主義というののがとても危うく壊れやすいものであり、その中で暮らす私たちにしても常に危険と背中合わせ

ですね。
そして安倍氏が成し遂げようとしたのも、
まさにそのことです。

近隣の強権国家に、日本が侵略されない国にするために諸政策を行った、その意義を分かってもらいたいです。

安倍氏や自民党を最初から非難する目では、日本が侵略される危険をきちんと見ることができないのでは、と心配をしています。

日本を侵略されない国にしてくれるなら、野党でもどこでも良いのですが、
今のところ、野党は自民党の足を引っ張ることにしか興味はないようです。

自民党の一強を許す国民がバカ、のように貴方はお思いのようですが、
まず日本が侵略されないよう、声を上げていくのが先ではないでしょうか。

私は貴方が与党をただ悪と見做して、
うるさい親父をみるような書きぶりが悲しいです。

私も自民党が全部正しいと思っているわけではないです。

特に今の岸田政権には強く危惧を感じています。


ただ、政府に引きずられたくないというやみくもな反発心は、
日本の足を引っ張るように思います。


>私たち国民は政治に関心を持って生きていく必要がある。

というのは同感です。
芸能人は政治を語ってはいけないという風潮や、
経済と政治は別、という日本にはびこるあまりに非現実的な風潮に、懸念を感じます。

すべての人間はその国の政治体制の影響から逃れられないからです。

だからコロ健さんがそのように、
読者のみなさまに注意を喚起されるのは素晴らしいことだなと思います。


ロシアは、外国が言いがかりをつけて他国に攻め入ることがあり得る、ということを教えてくれています。

野党もふくめて、日本へのもっと活発な関心が起こるようになってほしいですね。


民主主義体制の存続に関心をもつ、
貴方のような方が増えることを願います。

どうぞ良い秋の日をお楽しみください。
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