寒さの底という朝だが、たっぷりの日差しがある。
明日から天気は下り坂とのことで、今日の晴天はありがたい。
藤沢市の2歳の男の子の虐待死が疑われ、その母親が逮捕されたというニュースを昨晩からNHKが再三流している。
朝日新聞では湘南版に載っているだけなので、全国放送で流すNHKの並々ならぬ思いが伝わってくる。
基礎疾患のない2歳の男の子が亡くなるというのは尋常ではないので、間違いなく捜査の必要がある。
親以外に頼るもののない子供が虐待によって亡くなる時の気持ちを思うと胸が張り裂けそうになる。
母親によるネグレクト、虐待の話を聞く時、子供を授かった時、産むことを決心した時、生まれた時、初めて笑った時、子供の成長にどうして寄り添ってあげることができなかったのかと思う。
そして、父親が不在で母親が孤独であったとか、父親による虐待を止めることができなかったということを聞くと、男性として残念だ。
使用するには医師の処方箋が必要というのをみて、
女性が自分の判断で自由に使うのなら、薬局で売って、もっとハードルを低くしたらいいのに
そうすれば、責任を取ろうとしないロクでもない男からも自由になれるのに
と、深く考えずに言ったら、即座に妻が呆れた顔で、
あなたね、一体何を考えているの?
日本では中絶ができるのは何週まで?
そのロクでもない男に無理やり飲まされたらどうするの?
いろんなことを考えなくちゃいけないのよ。
と言った。
私は何も考えていなかった。
赤ちゃんの権利、母親の権利、女性の権利、経口中絶薬の承認には多くの守らなくてはならない権利、そして果たすべき義務があって、そのようなことまだ含めて私は考えなくてはならなかった。
アメリカでは国を二分するほどの議論になっているのに、日本ではこのような話が活発に議論されない原因の一つには、私のような男がいるということがあるかもしれない。
普段からジェンダー問題について関心を持っていたつもりだが、しょせん男の立場からの発言で、わかったようなフリをしているに過ぎなかった。
男である私がしなくてはいけないのは、女性の言葉に耳を傾け、それを真剣に受け止めること。
そして普段から女性との距離には注意して失礼のないように
付き合うこと。
どちらもすごく難しいことだが、いつもそうしようと心がけて生きることで、初めて女性を大切にすることができるのではないだろうか。
互いを尊重して
応援よろしくお願いします
命って、一つ一つがとても尊く、愛おしいものなのですが、粗末にされたり、ひどい時はそうやって悪いことに利用されかねないのはとても残念です。
解決策の一つとして、もっとオープンに話すことがあると思い、書いてみました。
私自身は開発を担当していたわけではありませんが、かなり秘匿性が高い製品で、開発部員の間にもほとんど情報が流れてきませんでした。
当時言われていたのは、この薬が今で言う反社会勢力に流れるとヤバいということで、そのために社員が脅迫されたりとか、そういうことにも注意を払っていましたね。
もちろん、当時の社会の価値観、常識、習慣等から開発は途中で断念しました。
その薬が日本でも承認されたというのは、やはり隔世の感があります。
確かにこの類の薬は、医学的なことだけではなく、いろいろな社会的なことまで十分考えないといけないんだろうと思います。