こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

おみやげ

2010年07月13日 | 日々思うこと、考えること
北京土産のチョコレート、 パンダチョコレート 

耳が白い。手と足は黒いように見えるのだが、耳がすべてを台無しにしている。
確かに安かったし、味もいまいちだった。
だけど、耳の白いパンダはいない。
(中国のパンダチョコレートはみんなこんななのかと心配になったので、’パンダチョコレート’でググったら、耳の黒いパンダチョコレートはたくさんあった。)

でも、こういうところが・・・
こういうパンダチョコレートが中国に残っている限りは、日本は安泰か。



ニキロ

2010年07月12日 | 日々思うこと、考えること
今回の中国訪問で得たもの。
隣国の凄さを知った事・・・好むと好まざるにかかわらず、隣国同士、お互いを尊重してやっていかなくてはいけないだろう。戦略的互恵関係。
国民性、というか考え方はずいぶんと違うようだが・・・

外国語(英語)による発表のコツ、のようなもの。

日本の良さを改めて感じた・・・中国は、そりゃあ三千年だけど、日本も2千年近い歴史がある。法隆寺クラスの建築物がそのまま、残っているというのはすごい事だ。
さらには、日本は世界のガラパゴスではなかったという事がわかった。これまで、欧米人が、似た様な言語を使っているのだから、何カ国語も話せるのは当然、なんて僻とも何とも言えないように思っていたが、日本語と中国語も
携帯電話 手机(手機)、パソコン 个人电脑(個人電腦)、エレベーター 电梯(電梯)、地下鉄 地铁(地鐵)、航空機 飞机(飛機)
のように、共通して漢字を使っている、と言う点で最も文化的には近い国だということだろう。西から来た文化の終着点が日本だという事を実感した。

あとは、体重(ニキロ)・・・食べ過ぎてしまった。

故宮博物院

2010年07月11日 | 日々思うこと、考えること
中国北京ツアー、掉尾を飾るのは
これまた、”ザ、世界遺産’ラストエンペラー’故宮(紫禁城)”だ。
大きいのには、慣れたつもりだったが、ここでは人の多さに驚かされた。

夏休みに入ったばかりという事もあり、とにかく老若男女入り乱れ、広い故宮が狭く感じられるほど。
さらには、黄色人種ってこんなにバラエティーがあったのか、と実感できる、ありとあらゆるタイプの黄色人種がいた。
よく、アメリカの事を人種のるつぼ、なんて、いうことがあるが、なんのなんの、中国だって、すごい。
というか、13億人という人口を考えると、とてつもない事なのではないか?
もちろん、漢民族が大部分を占め、少数民族は少ないのだが、それでも55もの少数民族がいるわけで、そういった色々な文化が入り交じってこの先の中国が発展していくのかと思える。

研究会での討論を聞いたり、北京市街が東京よりも奇麗なのを実感したり、多種多様な人種が入り交じっているのを目の当たりにすると、日本が経済規模で中国に追い越されるのもわかる。学問的にも全国から集まる俊英が骨身を削って頑張っている。
日本は中国には勝てない、そう思わされた滞在だった。

何よりも中国に勝てないと思った”最大の理由”は、故宮に落書きが無かった、という事だ。

天安門

2010年07月10日 | 日々思うこと、考えること
中国の人の間でも北京観光は人気だそうだ。

日本では東京観光に相当するのだから、当たり前だろう。
観光ガイドが「夜のライトアップされた天安門もとてもきれいだから、行ってみるといい」とすすめるので、みんなで、夜9時過ぎに天安門へ。

これまた、大きい!
天安門前の道路は十数車線あって、とても渡れる様なものではない。立派なパレードができるのだから、当たり前だが、すごい。

毛沢東の肖像が正面にどーんとあるのにもびっくりした。テレビなどで見慣れているのに、改めて本物をみると、「ああ、毛沢東の国なんだな」と思えてしまう。
中国の人の考えとしては、ふるくからの漢代や明代、清代などとおなじように、今の時代がある、という様なものらしい。だから、現在の政治状況もあまり気にならないようだ。
歴史の流れの中では、所詮人の営みなど、ちっぽけなものなのだ。

ところで、帰りの地下鉄、すごい人、東京で言えば、銀座線と丸ノ内線のような者に乗り継いで乗ったのだが、若い女性も一人で乗っていて、ずいぶんと治安はいいようだ。

講演中

2010年07月10日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今回の研究会、中国の臨床の先生が、専門分野の病理診断の勉強をする、というのが主たる目的で、私たち病理医はレクチャラーとして招いていただいた。

同行した日本人の先生が撮ってくれたのがこの写真。
英語での発表だったので、原稿を読んだのだが、それなりに顔をあげてしゃべった。
内容は、これまで講演した事のあることをいくつかまとめたものだったし、予演会も何度か済ませていったので、自信はあったのだが、いざ、時間を調整したり、”英語的”な表現を目指すと、結構プレッシャーになって、直前でばたばたしてしまった。

英語ではまず、結論をバーーン!!と、言っちゃって、あとから、説明をする、という掴みが、一般的なパターンのようで、日本語で、これがこうで、あれがあーで、だからこうなります。みたいなのだと、ダメなので、どうやって、文章を作ろうか、とずいぶん苦労した。
前の文章を受けて、それをつなげるのが結構大変で、発表前夜は推敲と予行演習であまり眠れなかった。

終わってみると、評判はまずまず、30分のミニレクチャーだったが、20分くらいディスカッションがあって、それなりに充実したものになって、ホッとした。

長城

2010年07月09日 | 鎌倉暮らし
北京市郊外の観光名所、ザ・世界遺産”万里の長城”と明の十三陵に行った。

いやあ、両方ともでかい。
万里の長城は、山の稜線に沿って延々と続いている。小さな丘の上にたどり着くと、そこから、ずーっと、先まで、というか、先は見えない。
万里の長城の総延長は8800キロ。日本の高速道路の総延長が9000キロとなっているので、ほぼこれと同じだ。
もちろんつくられたのは600年以上前。


明の十三陵
もとてつもなく、旧鎌倉がすっぽり入ってしまう様な山々に囲まれて皇帝のお墓がある。
さらにすごいのは、地下宮殿というのがあるのだが、大理石によって壁面が囲まれた精巧な建造物だ。これを明代に作ったというのは、とてつもないスケールだ。
いや、もちろん信長だって、安土桃山城を建て、秀吉も大阪城を建てたのだが・・・
土地が広いという事は、やはり有利だ。
”大陸”という言葉を、改めて実感された。

それにしても、今となると、これだけの労力をほかの事に振り向けたら、と思うが、そんなことは、通用しないのはよくわかっている。

中国北京 初訪問

2010年07月08日 | 日々思うこと、考えること
中日共催の病理カンファレンスで、中国、北京へ。
北京上空から下を見ると、大きな河がうねって、その周りは飛行機からみても見渡す限りの水田。その間を、高速道路がずーっと伸びている。インターチェンジは立派だ。北京に近づくと、噂通りの開発ラッシュ。大きなマンションが立ち並んでいる。
北京国際空港は巨大で、びっくり。
2年前のオリンピックの際に整備されたのだろうが、現在の中国の国力を如実に表している。

高速道路を使って北京市内のホテルに移動したが、高速道路はとてもスムーズで驚いた。けど、市内は大渋滞。
ここ数年で、ずいぶんの数の車がうなぎ上りに増えているそうだ。

車の運転マナーは東京や神奈川に比べると悪い。
人が横断歩道を渡っていようが、車は平気で曲がってくるし、人も赤信号でも平気で渡る(車が来ていても)。
これに、自転車と3輪自動車が入り交じって、むちゃくちゃな走りをしている。
そして、クラクションは嵐のように鳴らされている。
国際免許をとっても、私はここでは絶対に運転できないと思った。

それにしても、町はきれいで、何よりも歩きタバコ(歩行喫煙)をしている人がほとんどいなかったのには、感心した。
レストラン、ホテル内の禁煙も徹底していて、オリンピックのせいかもしれないが、日本よりも喫煙マナーはよかったように思う。

こういったところにも、中国がどんどん上を目指しているようなところが垣間見えたように思う。


七夕

2010年07月07日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今日は七夕。
今年も天気はあまりよくない。天の二人は相見える事ができるか心配だ。

あしたから、中国へ行く。北京で行われる中日米の合同病理カンファレンスに参加するためだ。
当初は、大先生たちの金魚のフンとなって、観光がてら参加しようと思っていたのだが、発表を強く要望され、神戸であった学会で発表した内容を手直しして、発表する事にした(というか、最初から2段構えだった)。

しかし、日本語では結構しゃべれても、英語で発表するというのは手間がかかる。
英文校正を入れておけばよかったと、悔やんでもあとのまつり。
明日の10時には羽田を発つ。

顛末は、帰国後。
ううう・・・どうなる事やら。

では、行ってきます。

よく降る

2010年07月06日 | 通勤・交通・旅行
それにしてもよく降る。梅雨時だから当たり前なのだが、今年は特によく降る様な気がする。
だが、そう感じるのも昨年始めた歩き通勤のせいだろう。30分も歩くとなると、その日の天候がとても重要だ。
ポツポツでも、途中で土砂降りにでもなったら大変だ。

今日も油断して傘を持たずにでてきたら駅を出たところで降り出した。電車で傘を持っている人が多いのが気にはなっていたのだが・・・
湿気は尋常ではなく、土砂降りにでもなったらと心配になって、コンビニでビニール傘を買う羽目になった。500円。
高いな、と思いつつも、すれ違う人を見ると、結構同じ様な傘を持っている人がいる。コンビニ傘って、ずいぶん売れているんだな、と感じた。

Ceilingfan( シーリングファン )

2010年07月05日 | 日々思うこと、考えること
シーリングファンを購入した。
天井を高くして、コンセントもつけておいたのだが、なかなかいいのが見つからず、いつの間にか半年以上経ってしまった。

いろいろ探していたら、葉山大道の近くに、いいお店が見つかった。
灯台下暗し。

しょっちゅう前を通っていて、「何の店だろう?」と思っていたところが、アメリカ直輸入シーリングファンを売っている、知る人ぞ知る(ネットにはでているのでいいだろう)ナイスなお店で、先日妻と二人で押し掛けて1時間以上、社長さんとあーでもない、こーでもないと話して、やっと細身の竹の羽根か、おおきなパームツリーの羽根かにしぼった。
最終的には、より雰囲気の良いパームツリーの羽根にした。大きいと、ちょっと音が出るかもしれなかったのだが、最強にしなければ音はほとんどしない。
温暖化にも貢献できるらしいし、一石二鳥だ。

ゆらゆらと回っているのをみると、眠くなってしまう。

合コンで初めて会った相手の減点ポイントランキング - gooランキング

2010年07月04日 | 日々思うこと、考えること
合コンで初めて会った相手の減点ポイントランキング - gooランキング


これって、合コンでなくてもいえることで、職場の同僚にも言えることだ。
毎日の昼食のときにクチャクチャやられたり、寄せ箸やにらみ食いされたりすると、たまらない。人の悪口をいいながら食べられても困るし、理屈っぽいのもいやだ。お金に細かい人というのも、仕事をする上では困る。
自分の仕事、手柄とか、論文の事ばかり話されても困る。ある意味パワハラにちかいものがある。

合コンと仕事で、ちがいがあるといえば、仕事に顔は関係ないので、タイプでなかったり老けているのはOKだ。

医者(病理医)の服装

2010年07月03日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

病理医とはどうあるべきかということを、昔はよく考えていた。
生き方も大事だが、見た目も大事だ。「人は見た目が9割」なんて本があるくらいだし。テレビや映画に出てくる”医者”というのもだいたいわかる。
最近の医者ものにでてくる医者は(江口洋介あたりから)みんなかっこいいし、実際の現場の医者もかっこいい。

しかし、病理医はドラマになかなか出てこないのでよくわからない。ちょっと前だが、仲間由紀恵が出演していたナイトホスピタルの女性病理医が印象に残っているが、フツーに白衣を引っ掛けていた様な気がする。

私が最も尊敬している病理の先生は、普通のポロシャツを着ていつもニコニコしていた。最近お会いしていないがどんな格好をされているか?
病理医のイメージとしては、普段はネクタイを締めている感じがするが、実際はそうでもない。何よりも患者さんに会わないからだが、最近では病理外来で患者さん(もしくはそのご家族)に病気の説明をする時はそういう格好をしている。
外科医は手術着、内科医は聴診器、耳鼻科医は耳鏡とか言う感じがする。そうすると病理医は顕微鏡。顕微鏡は持てない。四六時中、解剖着を来ているというのもなんだし。

なにか、これという格好は無いかな?


お気軽本2冊・・・2010年6月の読書記録

2010年07月02日 | 読書、映画、音楽、美術
うう・・・2冊とは。
来週の学会が終わったら、1年以上積ん読になっている1Q84が読める(妻はとっくに読み終わっている)。
2010年6月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:534ページ

■オカルトゼネコン富田林組
漫画みたいな小説。文章はウマヘタ。主人公がつまらない人間すぎると、作品自体軽薄でつまらなくなる。それはさておき、呪いの言葉の連呼。あれは怖かった。思い出すと鳥肌が立つ。
読了日:06月21日 著者:蒲原 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6549965

■走れ!T校バスケット部〈4〉
昔バスケをやっていた(今でも少しやっている)私が読み始めたのだが、妻と娘がはまってしまい、3、4と・・・個人的には2までで十分だった。大学、社会と、いろんな人との関わりも増え、異性との出会いも増えるのでは???”ちゃん”づけもそろそろ・・・妻か娘が買ってきてしまうと思うで、きっと読んでしまうんだろうけど、いいかげん5で終わりにして欲しい。それにしても牧園・・・
読了日:06月06日 著者:松崎 洋
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6363238


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

七月~もう半年!!

2010年07月01日 | 日々思うこと、考えること
あっという間に7月だ。
この半年、なにがあったか思い出してみると、大風邪に始まり、2月は兄妹の高校中学ダブル受験、3月は八幡宮の大銀杏が倒れ、4月は第99回日本病理学会、5月は締め切りにおわれ、6月のサッカーワールドカップ日本代表が予選リーグを突破したのが、もう何日か前のように感じられてしまう。
すごいスピードだ。
それなりに、いろいろなことがあり、それぞれについていろいろああだこうだと考えるが、どれも、決定打とはならない。

あと半年、これまた、ものすごいスピードですぎていくんだろうけど、気を緩めずに歩を進めていかないといけない。