こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

天安門

2010年07月10日 | 日々思うこと、考えること
中国の人の間でも北京観光は人気だそうだ。

日本では東京観光に相当するのだから、当たり前だろう。
観光ガイドが「夜のライトアップされた天安門もとてもきれいだから、行ってみるといい」とすすめるので、みんなで、夜9時過ぎに天安門へ。

これまた、大きい!
天安門前の道路は十数車線あって、とても渡れる様なものではない。立派なパレードができるのだから、当たり前だが、すごい。

毛沢東の肖像が正面にどーんとあるのにもびっくりした。テレビなどで見慣れているのに、改めて本物をみると、「ああ、毛沢東の国なんだな」と思えてしまう。
中国の人の考えとしては、ふるくからの漢代や明代、清代などとおなじように、今の時代がある、という様なものらしい。だから、現在の政治状況もあまり気にならないようだ。
歴史の流れの中では、所詮人の営みなど、ちっぽけなものなのだ。

ところで、帰りの地下鉄、すごい人、東京で言えば、銀座線と丸ノ内線のような者に乗り継いで乗ったのだが、若い女性も一人で乗っていて、ずいぶんと治安はいいようだ。

講演中

2010年07月10日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今回の研究会、中国の臨床の先生が、専門分野の病理診断の勉強をする、というのが主たる目的で、私たち病理医はレクチャラーとして招いていただいた。

同行した日本人の先生が撮ってくれたのがこの写真。
英語での発表だったので、原稿を読んだのだが、それなりに顔をあげてしゃべった。
内容は、これまで講演した事のあることをいくつかまとめたものだったし、予演会も何度か済ませていったので、自信はあったのだが、いざ、時間を調整したり、”英語的”な表現を目指すと、結構プレッシャーになって、直前でばたばたしてしまった。

英語ではまず、結論をバーーン!!と、言っちゃって、あとから、説明をする、という掴みが、一般的なパターンのようで、日本語で、これがこうで、あれがあーで、だからこうなります。みたいなのだと、ダメなので、どうやって、文章を作ろうか、とずいぶん苦労した。
前の文章を受けて、それをつなげるのが結構大変で、発表前夜は推敲と予行演習であまり眠れなかった。

終わってみると、評判はまずまず、30分のミニレクチャーだったが、20分くらいディスカッションがあって、それなりに充実したものになって、ホッとした。