1月はちょっと余裕があったので、少し読むことができた。とはいえ、読んだのは積読本、掘り出し本だったので、雑多な読書記録となった。
まあ、これはこれでいい。
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1952ページ
ナイス数:141ナイス
分厚い本だったし、結構期待して手に取ったのだが。悪い本ではなかった。だけど、このいま一つの感じはなんなのだろう。「読む」本ではないが、記述が多すぎて「考える」本にもなりきれていない。強いていえば「(こんな考え方もあると)知る」本か。半年かかって半分読んで、ちょっと中断し、どこを読んだかわからなくなった状態で、3ヶ月ぐらいかけて残りと思われるところを読んだが、果たして読了したのかはわからない。「考えさせる」本というのを書くのは難しいことなのはよくわかった。
読了日:1月14日 著者:ジュリアンバジーニ
これまで私はブログにあれこれ考えたことを書き留めてきた。だけどいくら考えてもまとまらなかった。この本を読み、その方法がいま一つだったことが判明した。因みに例題「幸福とは何か?」は最初、「幸福とはすべてを受け入れ心が安定している状態」だったが、最後は「幸福とはすべての安定」になった。適切な方法を知ると効率は格段に向上すると実感できた。演習問題を解いて頭の良くなる訓練をしようと思うが、演習問題には、紙とペンをもって取り組んでみることにするので、とりあえず、読了とした。『頭が良くなりたければ、考え続けよ』
読了日:1月19日 著者:小川仁志
ここに出てくる夫婦の物語、そう珍しいものではなかろう。一時の迷いで婚約、さらには結婚までしても、心から愛した人のもとへ戻るなんてこと、あっておかしくない。さらに、50年も連れ添えば絆は他の何よりも強くなる。映画の方が良いという感想もあるが(私は観てない)、ネットで写真をみたところ、役者さんは私の想像していたノアでなければ、アリーでもなかった。“泣ける”小説というので、どこかで涙腺を弛めようと思ったが、結局、最後まで泣けなかった。読み進めるうち、「これなら、私たち夫婦の物語だって、十分泣ける」と気がついた。
読了日:1月21日 著者:ニコラススパークス
私たちの子供は19歳と16歳。子育てはほぼ終わっている。これまで、どんな育て方をしてきたか、胸に手を当てて考えてみた。兄ばかり大切にしていなかったか、進路を自由にさせてやったか。妹を大切にしていたか、寄り添って生きてきたか。そういったことに対する思いが、どっと溢れた。そして、私自身のこと、夫婦のこと。それぞれ、とても難しいことがコンパクトに良く詰め込まれている。多くの親にとって読む価値のある良書である。子供が読んだらどうだろう。残念ながら、小学生の私だったら理解できなかっただろうと思う。ハッピーエンド。
読了日:1月22日 著者:青木和雄,吉富多美
責任感の無いクズ男の身勝手な物語。女好きの男の存在を否定はできないが、女性のことをここまで馬鹿にする男というのは、読んでいて憎しみすら感じる。男同士であれば友情だなんだといって互いを尊重するのに、女性相手だととたんに欲求のはけ口にしか見ていない。女性の心を大切にしない、尊重しないということは女性差別だ。内田は女性の視線でそういったクズ男を描いたのか。難しいのは、そういう男を拒絶できず翻弄されてしまう女性の存在。1対1だと男の背景は見えず、愛してしまい苦しむことになる。不倫は男の方が悪い。
読了日:1月24日 著者:内田春菊
1週間、毎日がっちり読んで勉強しましょう。英語勉強のノウハウは隠さず書かれていて、ある程度の英語力のある人にとっては大変良い本だけど、通勤電車の中で読んでも残念ながら身につかない。合宿免許みたいだけど、1週間の集中講義でもあれば、それに行くのが一番良いのだが。
読了日:1月24日 著者:西村喜久
私が普段読み書きする英語は科学論文がほとんどなので、語彙さえあれば表現についての力はあまり必要ない。それでも、国際学会でのディスカッションなどではそれなりの英語力がないと困るので、タイトルに惹かれて手に取った。英語の表現する世界についてこれまでとは違った見方ができるようになった。また、外国文学(翻訳もの)を読むときも、とらえ方が変わった。良書です。いずれにせよ、どんな言語もどんどん使わないと使えなくなる。
読了日:1月24日 著者:西村喜久
表紙をめくったらルビがふってあってびっくり、小中学生向けの本だったかと思ったが、読みはじめたらもっとびっくり。たいへん高度な内容をわかり易く書いてある本だった。私のようにヒトの発生に興味を持っている人間もわずか4、50分ほどでいくつかの新しい概念(交雑による変化)、言葉は知っていたけどわかっていなかったそれによる効果(氷河期)、といったことを知ることができた。
読了日:1月27日 著者:吉村仁
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