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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

外の世界に目を向けるにはどうしたら

2022年08月17日 | 家族のこと
お盆休みが明けて電車の混雑がもどってきた。
こんなに暑いのに、みんなよく頑張っている。
よその国の人もこんなに頑張っているのだろうか。
あまりよくわからないが、多分そうなのだろう。
日本にいると、日本のことしかわらかないのでそう言ったことに関して自信を持って言うことができないのが残念。

ホームステイという感じでやってきた娘の彼氏というかフィアンセ、この先いろいろあるのだろうが好人物でまずはホッとしている。
両親はイタリア人とギリシャ人で、昨晩はピザを粉から作ってくれ、四人で分けた。
夕飯は炭水化物抜きにするようにしているが、せっかく作ってくれたのをいただかないわけにもいかず、無理をして食べたら体重が1キロ増えていた。

食事のマナーを教えてあげると、真面目に聞いてくれるのだが、そもそも話しているこっちの方がよくわかっていないこともあり、こんがらがってしまう。
お茶碗の持ち方を教えたのはいいが、では、お箸を先に持つのかどうかとなると、私もよくわかっておらず、恥ずかしい思いをした(ネットで調べたら、この場合、まずお茶碗を両手で持ち上げ左手で支えて空いた右手でお箸を持ち上げ左手の薬指と小指で挟んで右手でしっかり持つ、らしい)。
こういうことを、片言の英語で伝えなくてはならず、娘がいるときは、通訳してくれるのでいいが、妻は大変だろう。

自分が外国に行く時と、外国人を迎える時も違うことがわかった。
学生時代にお世話になった父の友人ご夫婦のご苦労が偲ばれ、思わずお礼のメールを出してしまった。
(これはご近所に振る舞うためのもの)
グローバル化だの、陰謀論だの、ディープステートだの、さまざまな話があるが、どこからそんな話が出てくるのかよくわからなかったが、西欧人はずっと昔からそんなことを考えながら生きてきたのだろうと思う。
日本人は日本という島の中で日本語を使って暮らしていられるのは幸せなことだと同時にやはり島国の住人とならざるを得ないが、それではもうやっていけない。

彼にしても、また時々やってくる娘の外国人の友人にしても国際感覚というのを生まれた時から持っていて、そういう中で育ってきている。
どうするのが正しいとは言えないものの、海外に行って見聞を広め、寝食を共にして互いの文化を知るということが大切だと今更ながら実感する。

コロナ禍によって、海外との交流の機会が激減しているのはなんとも残念なことだ。
行ってみたい

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自分の能力と忙しさの関係

2022年08月16日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
災害級の大雨が降ったばかりというのに、東北地方には追い打ちをかけるような前線がまたかかっている。
気の毒でならないが、もう災害の起こらないことを祈るばかり。
一方で、関東地方は今日猛烈な暑さとなるようで、40度を超える場所が出るらしい。
どうしてこんなことになっているのかなど、誰にもわからない。
この前線、南下して明日には関東地方には雨を降らせるみたいで、打ち水となってくれたら幸いだ。

このところ仕事に切れ目が見つからない。
忙しさなんてのも人それぞれのだから、これは私固有のもので、ある意味考えようだ。
そもそも、ブログのエントリーを書いている時間があるのだから暇といえば暇なのかもしれない。
それはさておき、とにかく私は今、自分的には忙しい。

来週、夏休みを取ろうとしているため、それまでに済ませなくてはならないことがあれこれつまっている
その、あれこれを全部引き払ってしまいたいのだが、なかなかそうもいかない。

仕事もルーティンワークだけやっていたらいいのにそうはいかない。
私が専門的な領域に携わっているので、10年ほどコツコツやっていたらいつの間にか専門家となり、それを見込んで仕事の依頼がはいってしまうというサイクルでここまで来た。

自分が過大評価されているのはよくわかっているが、そこから逃げることもできないままにずるずると年月を重ねてきてしまった。
私がしっかりしていたら、この分野の進歩の助けにもなったであろうに、力不足のためにそうもできず、今は気ばかり焦る。

無能な人、というのがそこにいなければ世の中もっと上手くいくのに、と思うことがよくある。
ただ、有能な人ばかりではないのが事実で、適材適所といっても限度がある。
専門領域といっても需要がないから私があてがわれただけなのかもしれないということはわかっている。

私にしても能力が足りないから忙しく感じるのだろうが、とにかく今この場で仕事を回していかなくてはならないわけで、頑張るしかない。
またこれか

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人間が戦争をしなくなるにはどうしたらいいか

2022年08月15日 | 日本のこと、世界のこと
お盆休みは明日まで。
いつも乗る電車が事故で運休となってしまい、混雑するので利用したくないルートを使って迂回したが、幸いそれほどの混雑はなく病院にたどり着けた。
どの路線もいつもこうだと助かる。

終戦の日。

今まさに戦争が行われている中でこの日を迎えるのはとても残念。
ウクライナでは18歳から60歳までが国内に留め置かれる措置が11月まで延長された。

もし、日本が近隣のどこかの国から攻め込まれたら私も駆り出されるのだろうが、それはそれで仕方ないが、一兵卒としてみたこともきいたこともない地で命が尽きるとき、私はこの国に生まれてよかったと思うと同時にこの国に生まれて不幸だったと思うだろう。

動物の縄張り争いは、負けた方がそこをどけばいいが、人間の場合はそうはいかないし、戦争の目的達成に必要なことよりもっと悪いことが行われる。

どうしたら戦争の無い世の中にできるか・・・。

星新一は、戦争の“セ”の字すら取り締まる世界を描いたが、ウクライナ侵攻を見ていると、戦争という概念そのものを消すしか無いように思ってしまう。

ただ、それには、殺人という概念も消さなくてはいけないし、そもそも人を憎む心があってはならないということになる。

でも、動物には”憎しみ”という概念はあるだろうか。
多分そんなものがないのが人間との違いだ。
そうすると人間にとってあれこれ考えることのできる脳は必要だったのかとすら考えてしまう。
考えよう

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娘の恋人がやってきた

2022年08月14日 | 家族のこと
台風一過とはいかず、蒸し暑い1日。
娘が留学先で知り合い、それ以来付き合っている彼氏。
英国の大学の博士課程で研究をしているが、夏休みを利用して来日した。
オンラインで何度も顔を合わせていたので、いざ会ってみても初めてではない感じだったが、実物の方がよほどカッコよい。
お土産はウイスキー。

わが家にしばらくの間同居するが、たのしみ。
それにしても暑かった

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自分の身体の中でみたくない臓器

2022年08月13日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
所用があったが、台風8号がやってくる前までにと早めに済ませ、家に無事帰り着いた。
七里ガ浜を通ったら、すごい波、さすがにサーファーはいなかった。

病理医をやっているせいか、妙なことを考えた。
私も皆さんと同様いつか死ぬが、そのときに学問的に誰かの役に立つというのであれば解剖してもらうのは問題ではない。

昔、尊敬する先輩病理医が解剖されるのは嫌だと言っていたが、それは自分の身体がバラバラになるところを想像してのことだろうが、私は自分の遺体が開かれているところを想像してもなんとも思わない。
第一、病理解剖の場合、終わってしまえば、体表面の切ったところは縫閉じるし、体を洗って、服も着せてもらって遺族の元に返してもらえるから、綺麗なもので心配ない。
だが私が解剖されているときに、解剖室の上の方から自分の身体を見たとして、見たくない臓器がある。
それは血管(とくに大動脈)と肺。

入局した教室の都合で発生学の研究をすることになってしまったが、もともと血管病理を研究したかった。
それはさておき、血管というのは人間の年齢を反映する。
だから、解剖で私の大動脈が脂質が沈着して石灰化を伴って割れそうになっているのを見たくない。
どうせ死んでいるのだからどうでもいいのだが、たぶん嫌な思いをする。

もうひとつの見たくない臓器は肺。
肺は左右2個だからもう二つか。

30年ちかくの喫煙歴で、タールがべっとりくっついた、気腫で穴だらけの肺など見たくない。
学生時代バスケットボールに打ち込んでいたつもりだったが、ニコチン中毒だとは思いもよらず日に一箱以上吸い続けていたのは全くのエセスポーツマンだった。
だからきっと自分の肺を見たら自己嫌悪に陥る。

それに、喫煙は血管を収縮させるので、大動脈だけでなく脳などの小型の血管の攣縮を起こしただろうから、その血管壁の細胞が傷んでいるだろうし、ニコチンも血管の内皮細胞を傷害していた。
自分の体をずいぶんと粗末に扱ったものだ。

そんなわけで、私は自分の血管(とくに大動脈)と肺は見たくない。
こんなことを書いても、多くの臨床医も含め、病理に携わる人以外はよくわからないだろうが、書き留めておきたかった。
癌で死ぬことになったらどうだろう

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人それぞれならそれぞれの立場を考える

2022年08月12日 | 生き方について考える
今日からお盆やすみ、大きな荷物を抱えた家族連れが目立つが、さすがに車内は空いていた。
その分電車も早く進んでくれたらいいのにそういうわけにはいかないようで、いつも通り早起きしたのに、大幅遅延。
台風がもたらす雨が降ったり止んだり、ゴミを出しに行ったときは強い雨が降っていたが、幸い駅に着いたら雲間から青空がのぞくいていて、傘をささずに駅舎に滑り込んだ。

このところのニュースは東北地方の大雨、大谷翔平、統一教会、ウクライナ侵攻など。
それぞれに関する論考はさまざまで、整理するのは難しい。
考え方がいろいろ、というのは見る人の立場によって捉え方が変わるからということもある。

例えば、大谷翔平。
彼は、息子と同い年で、羽生結弦も、反田恭平もそう。
私に子供は二人いるが、息子が彼らと同い年で、娘は下。
それだけで彼らへの考え方というのは、他の立場の人とは異なるが、そんなものだ。

電車を遅らせることになった人も、好きでそんな事態を招いたわけではない。

全てのことが普遍化できたら生きることはもっと簡単かもしれないが、そんなわけにはいかない。
だから、人それぞれとなるわけだし、それだけにその人の立場で物事を考えるということが大切だ。
努力が必要

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ここは風の谷かと思っていたが、どこも強く吹いていた

2022年08月11日 | 日々思うこと、考えること
ナウシカの住む風の谷はこんなところなのかと思わせてくれるような強風が私の家のある谷戸に吹き荒れている。
風が強いのはここだけかと思っていたが、お墓参りに出かけたらどこも強風だったので、風の谷というわけではなさそうだ。

この強風、もう4、5日ほど続いていて、風に飛ばされて割れた植木鉢はすでに2個、もう勘弁してほしいと思っていたところに今度は台風とは泣き面に蜂だが、せめてこれが東北地方に大雨を降らせている前線を引きちぎって終わらせてもらいたいところだ。
週末は大荒れの予想でどうなるかわからないが、今日は早めに休むことにして明日に備えよう。
明日はそれほど忙しくないはずで、ゆっくり仕事に取り組めそう。
構想を練って

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中国が科学論文で世界一になったが私は戦う

2022年08月10日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
中国人がノーベル賞を取る日もそう遠くない。
12年前、中国での学会に呼んでいただき講演をした(2010年7月)があの頃はまだ、日本人病理医が圧倒的に知識も論文数も豊富だった。
だが、今、医学論文をひいても著者名は中国人とわかる人のものが圧倒的に多い。
あの時、ディスカッションした中国人研究者は誰もが天才的に頭が切れた。

この数年後に書いた、日本は、大丈夫なのかな?(2013年9月)というエントリーを読むと、もう崖っぷちに立っていたのがよくわかるが、その後の10年間も、この国は何もやってこなかったと言わざるを得ない。

科学者の端くれとして恥ずかしいことだが、私自身この10年間何をやってきたのかと問われたら、これこれを成し遂げたということはほとんどない。
自分の企画で病理のアトラスを1冊と単著で1冊書き上げたことぐらいで、あとは依頼された原稿や講演をしていた。
人には能力というものがあり、私にはせいぜいがこのぐらいしかできなかったが、あのときあのままあれを続けさせてもらっていたらもっと発展させることができたのに、と思う研究はいくつかある。

若い人に託す、といってもその若者も未来が見えなくなっている。

中国はとにかく海外に留学させた。
日本にも多くの中国人留学生が来ていたし、欧米にはもっといた。
あるものはそのまま残り、あるものは技術を国に持ち帰った。

日本人の若者は外国に出たがらないというが、これは、いない間にポストがなくなるからとか、そもそも人手不足で外国になど言っている場合ではないとか、留学中に生活ができないから、とかいろいろな理由がある。
そこそこ裕福な国だから、わざわざ出る必要がないのだ。

これが、日本が茹でガエル化した最大の原因だと思う。
さらに今起きているのが価値観の無力化。
一昔前は、他の分野に比べると医学博士は一番簡単に取れる、などと言われていたものの、それすら取ろうとしない。

曰く、専門医の方がよほど役に立つ。

臨床医としてはそれはもちろんだが、専門医も医学博士も両方取るぐらいでないとまずい。
近年の日本では優秀な人間が医学部に集中しており、その中から学問をする人が出てくれないとジリ貧となる。

これまで何もしてこなかった人間がなにを偉そうにと聞こえるかもしれないが、この状況を打破するにはなにができるか考えると、あと数年間は学術的貢献にアクセスできる立場にいるわけで、今の自分にできることを考え、あきらめずに頑張ろうと思う。

これが私の戦い方、生き方。
文句を言うのは簡単なこと

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東工大×医科歯科に大いに期待

2022年08月09日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
夏休みも本格化してきたようで、朝、鎌倉駅に到着する電車に空席が目立つ。
こんなに暑いのにくそまじめに通勤しているのもどうかと思うが、とにかくストレスが少しでも軽減されるのは助かる。

昨晩、鎌倉に帰ってきたら鎌倉駅のホームがすごい人で驚いた。
駅前には大声を出しながら海のほうからやってきた若者や、鶴岡八幡宮のほうから浴衣を着た女性とかがいる。
いつも通り、妻に車で迎えに来てもらい鶴岡八幡宮の前を通ったら、ぼんぼり祭りに来た人で、昼間のようにごった返していた。
実朝祭の今日が最終日なので、今夜もまた多くの人がやってくるのだろう。
鎌倉は昨日から強風が吹いていて、突風で鉢植えの木がいくつも倒されたそうだ。
医局で育てていたものの元気がなくなって家に持ち帰り、見事に復活したウンベラータもその一つ。
びっくりするほど大きく育った葉っぱが残ってくれたのは幸いだった。
今日も風は強く、東京もずいぶん吹いている。

東工大と医科歯科が統合に向けて動き出したというニュースには驚いたと同時に、この国の科学分野にかかわるヒトとモノの動きが変わることに期待を膨らませた。
統合によるスケールメリットにより、研究費獲得のための労力が統合によって削減されたり、研究費が全体として増えることにより、医歯工の連携したよりよい研究が生まれるのではないか。
もちろん、少子化に伴う優秀な人材の取り合いにも生き残ることができる。

日本ではすでにトップにある両校の研究レベルを統合したら、東大よりも上をいくことも可能で、偏差値ばかりが目標ではない学生は理三より医科歯科、理一よりも4類を選ぶようになるかもしれず、そうすれば偏差値による序列化の突破口になるに違いない。
そして、こういう動きは私立大学にも広がってほしい。
今のところ、薬学部歯学部を手に入れた慶應の一人勝ちだが、早稲田、上智、理科大あたりにも頑張ってもらいたい。

統合となると、ポストは減る、というか全体としてはお金が増えたらポストも増えるかもしれないがトップは1人でそこが問題になるか。
しばらくは襷掛けが、文科省からの天下り人事か。
まあ、こんなことは一部の権威の欲しい人の問題で、研究で名を成したい人には関係ないだろう。

さっき、医科歯科出身の外科医と仕事の話をしたついでにこのことを話したら、結構嬉しそうで、

あれ、本当ですかね、でも、東工大に申し訳ないですよ

なんて、謙遜していたので、

いやいや、ウィンウィンでいいんじゃない?
先生もそうなったらそこで頑張ってね!

と期待を込めて励ました。
私からは雲の上の話

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鶴岡八幡宮のぼんぼり祭り・・・2022年

2022年08月08日 | 鎌倉暮らし
週末、少し涼しかったのものつかの間、今週は暑さが戻ってくるようだ。
立秋を過ぎたとはいえ、あとひと月ほどはこんなだろう。
昨日1日ぼんやり過ごし、あれこれのニュースを読んでも混乱するばかりで、整理がつかない。
今しなくてはいけないことは、社会に対する不平不満不安をここに書き連ねることではなく、自分に与えられている仕事をしっかりやること、将来に向けて準備することと割り切って考えたほうがよさそうだ。

そんなわけで、今日はあれこれ考えず、昨晩あのあと妻と一緒に行った鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りの写真を並べることに。
八幡宮に着いたらずいぶんな人出。
オープンエアスペースとはいえ、それぞれのぼんぼりの前では密になるのが気掛かりだったが、若者以外はたいていマスクをしていた。
今年は、NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』とコラボしているみたいで、これは中村獅童さんの作。
ほかにも、三谷幸喜さんとか大泉洋さんなどが作品を寄せていた。
常連では、サッカーの岡田武監督、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督などの作品がいつもの定位置にあり、人だかりとなっていた。

舞殿では舞踊が奉納されていた。
海風が抜けてまずまずの涼を感じながら多くの人が見ていた。
舞殿の横には横浜ベイスターズの選手たちの寄せ書き。
プレイオフ進出の可能性がまだまだあり、頑張ってほしい。
大石段の上からは明るい月に照らし出された鎌倉の町が見えた。
このぼんぼり祭りは8月6〜9日まで開催され、期間中は夏越祭り、立秋祭そして実朝祭(源実朝の誕生日)が執り行われる。
脳科学者の茂木健一郎さん、寅年だけあって、猫の絵が多かったような気がした。
のどかで平和なこの景色、これを守っていくためには何をしなくてはいけないかを日々考えていかなくてはならない。
思考停止はやはりダメか。
わたせせいぞうさんの絵はいつも涼しげで美しい。

一寸先は闇の今の時代とはいえ、鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りが来年も無事開催され、私も妻も元気に見物に来たいものだ。
8月9日は実朝祭

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沼の泥がまきあげられて

2022年08月07日 | 日々思うこと、考えること
妻と娘が出かけ、私は留守番。
庭仕事をしようと思っていたが、気温は高くないものの湿度が高く、あっさり断念。
大谷翔平の試合を見ながらアイロンがけを始めたら、WOWOWでやっていた007までみる羽目になった。

最近の世界情勢、国内情勢を考えると、あたかも池の泥が巻き上げられて何も見えなくなっているようだ。
巨大なナマズが巻き起こした泥は沈むことなく、ますますひどくなっているようにも見える。
世界中がこの泥にまみれ、誰も未来を見通せなくなっている。

この濁りは果たしていつ収まるのだろう。
誰にもわからない

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ヒロシマ原爆忌と非核化への道

2022年08月06日 | 日本のこと、世界のこと
今日は湿度は比較的低く、過ごしやすい1日だったが、それでも最低気温は25度、熱帯夜であり、決して涼しいわけでは無い。
それでも歩きやすかったので、マルチーズのコロと散歩に出かけた。

今日は広島に原爆が投下されてから77年目。
ロシアのプーチン大統領がウクライナへの核兵器使用の可能性に言及する中で、日本が核兵器廃絶にどのように向かっていこうとしているのか、原爆忌での岸田総理大臣の話を聞いた。
非核化への道は細く険しいと言っていたが、これはもう絶望的な言葉だ。
それでも、日本の総理大臣は非核化を目指して声を上げている。
核兵器を持たない国としてできる限りの努力をしているように、私には思えた。

核兵器を持つべきだといっても、開発から核弾頭搭載までには時間がかかるし、非核三原則を放棄して米国の核兵器持ち込みを容認したとしても、ロシア、中国は黙っていない。

今回の原爆忌には国連の事務総長も出席したが、この原爆忌をもっと評価してもいいのではないか、この国が唯一の被爆国として行動していることを肯定する声というのがあまり聞こえてこないのはなぜか。

ブログとかで意見を述べている人のなかには、批判するばかりで、このような小さな行動を肯定する声は少ないように思う。

次は、長崎、そして終戦記念日となるが、それぞれの日に対してもっと思いをいたさなくてはならない。
だって、しょうがない、この国にできることは声を上げ続けることしかできない。
批判より肯定することも

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昔、渋谷でよく声をかけられた

2022年08月05日 | あの頃のこと…思い出話
やや厚い雲によっておおわれて、空気はひんやりしている。
といっても、24度で、一昔前だったら熱帯夜一歩手前で結構な騒ぎだったのではないだろうか、体の順応能力には驚きを隠せない。
毎日、いろんな細胞がいろんな目的を持って変化している姿をみているが、それらの延長が個体の変化であると考えると人間というのがいかに生きるために上手く作られているかがわかる。

安倍元首相の暗殺事件をきっかけに旧統一教会のことがクローズアップされているが、私が若かった頃、わが家ではよくこのことが話題に上がった。
原理とか、統一教会という(宗教というよりは)組織があり、若い人がそこに入信して抜け出せなくなっているという話を聞くから、私(コロ健)も気をつけるように、と両親によく言われたが、具体的にどういうものかはよくわからなかった。
ある地方大学など、学生の半分が原理だなんて噂を聞いた。

昭和4〜50年代というのは、新興宗教が勢力を伸ばすのにしのぎを削っていた時代だったのだろう。
通学の時、渋谷での乗り換えついでに、公園通りのディスクユニオンまで外版レコードを買いに行く途中で、たいてい一人か二人(そしていつも女性)に、

「ちょっとよろしいですか?」

とか、

「鶴をおりませんか」

などと声をかけられた。
今にして思えばああいうのの中には、原理なんていうのもあったのかもしれないが、結局喫茶店とかどこかに連れていかれるというようなことはなかった。
ちなみに、芸能プロからのスカウトもなかった。

カルト宗教といえば、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教がを思い出す。
講義中に選挙カーから流されて聞こえてきた教祖の名前を連呼するテーマソングはいまだ耳から離れない。
オウム真理教は大事件を起こし自己破滅に向かった。
一方で、マスコミ報道で知る限りだが、統一教会は既存政党に食いついて市民権を得ることに成功したようで、やり方によってずいぶん違うものだ。

今や、ハチ公だのモアイ像だのの辺りをうろうろしても、若者に突き飛ばされるのが関の山でだれも声をかけてくれることはない。
あの頃、それなりに若かったであろう女性たちにホイホイついていかなかったのは、どうしてだろう。
私が女性に興味がなかったからか、それとも、友達と遊ぶこと、部活に打ち込むことで忙しかったからか。
女性に興味がなかったからではないだろうが、その雰囲気に気圧されていた可能性はあるし、これに、後者が加わったのだろう。
そうだとすると人間は孤独にしておいてはろくなことがない、ということになる。
小人閑居して不善をなす、とはニュアンスがちょっと違うが、人間一人にしておくとろくなことにならないというのは確かだ。
互いに声かけ

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裸の王様がスマホ片手にあれやれこれやれ

2022年08月04日 | 日本のこと、世界のこと
明け方、海の方から聞こえてくる雷の音で目が覚めた。

しばらくの間、遠くでピカピカ光っているだけだったが、雨雲はその後ずいぶん近くまでやってきて、大きな雷鳴音を響かせながら大雨を降らせたあとやがて去っていった。
雨雲は少し南のほうを通ったみたいで、思ったほどの豪雨とはならず、ちょうどいい打ち水になった、駅前はしっとりとして気温も低く、昨日までの暑さが嘘のような楽な出勤となった。
今日は、山形で線状降水帯を形成して災害級の大雨を降らせた前線が南下してくるとかで、鎌倉の辺りは今日1日降ったり止んだりになるらしい。
大雨にならないといいが。
昨晩、NHKの論説委員が番組の中で、今回のロシアによるウクライナ侵攻を”プーチンの戦争”と呼んで、プーチン大統領への憎しみをあらわに批判していた。
私も全く同感で、これまでこのブログの中で何度も書いてきたことと同じようなことも語っていた。

ここのところ、世界では誰か一人のカリスマ的な政治家が国家とその国民をわが物であるかのようにして動かしていることが多い。

裸の王様、という話があったが、スマホでインターネットを気軽に見ることができるようになり、ある程度の国際情勢であればそれらを容易に手に入れることができるようになった現代社会では、成り立たなくなってしまったし、スマホを手に入れた王様はスマホからの情報を個人的に曲解して暴走するようになっているのではないだろうか。

どこかの国の独裁者が、スマホの画面を人差し指でスクロースしながら、横に立つ側近に、

うるさいから、ミサイル一発かましとけ

みたいなこと言い方で指示をしているとしたら暗い気持ちになる。

ましてや、国民に命をかけさせた殺し合いをやらせておいて、自分はネットサーフィンでぼんやり過ごしていたりするなんてことはないことを願う。

そんな、〇〇の戦争、なんていうのをもう起こしてはならない。
モノは使いよう

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民主主義国家×強権主義国家とグローバリゼーション×ナショナリズムに答えはあるか

2022年08月03日 | 日本のこと、世界のこと
朝起きたらもう29度。
かつて勤めていた病院のあるところが昨日39.5度を記録したそうだ。
外の空気に触れただけででやけどしそうに感じた暑さを思い出した。
今の勤め先も東京の内陸にあるので五十歩百歩なのだが。

今朝は少し時間があったので、最近あまり歩くことのできなくなったマルチーズのコロを抱いて坂の下まで降り、日陰の多い道を5分ほど歩かせ、また抱っこして坂を登ってと、15分ほど散歩をしたらけっこう汗をかいてしまい、妻に奨められるまま、昨晩の風呂の残り湯に浸かってから仕事に出てきた。
この暑さではコロが元気であってもそんなに長く散歩をさせることはできないので、ちょうどいいと考えた。
だが、人間同士でもわからないことばかりなのだから、犬の考えていることなど分かるわけがなく、コロはどう感じただろう。
下院議長という役職の人は米国では大統領の継承順位第2位で、”ほぼ”米国を代表している立場といえる。
中国と台湾の関係をどう定義するかは難しいが、蒋介石率いる国民党が中国共産党に追い出され、故宮の財宝と共に逃げ込んだのが台湾だと、単純に考えている。
そして、台湾では民主的な選挙が行われ、政権交代が起きうる環境にある。

世界では今、二通りの対立軸が示されている。

ひとつは、民主主義国家と強権国家、もう一つはグローバリゼーションとナショナリズム。
私の素人考えだが、これらを単純にいうと、民主主義国家では選挙が行われることが担保され、選挙によって政権が変わりうるが、強権国家では政権交代は起きないし、そんなことを望んだら国家への反逆と捉えられかねない。
グローバリゼーションは、ヒト、カネ、モノを国境を超えて自由に動かすシステムだが、国境を越えて世界を支配するグローバル企業が富を収奪し貧富の差が顕著になり、一方のナショナリズムは反グローバリゼーションで、それぞれの国がそれぞれの経済活動を内向きに行う方向というように考えている。
民主主義国家群は欧米豪日韓台など、強権国家群は露中北鮮に代表され、民主主義国家群はどちらかというとグローバリゼーションを旗印とし、強権国家群はナショナリズム寄りのようだ。
だが、民主主義国家群にはナショナリズムを標榜する政党がいつでも政権を取りうる可能性があるどころか、政権与党であってもその中にナショナリストはいる。
強権国家群であっても、グローバリゼーションとは無縁ではいられず、強権国家群同士というブロック経済は成り立たないし、たとえそんなことをしても、最終的には共倒れとなる。

いつの時代も、

世界は今、大きなうねりの中にある

といわれるが、核兵器使用の可能性すらある今はまさしくそうなのかもしれない。
残念なのは、平和でありさえすればいいと願っている数多くの人の命が無残に失われることだ。
その平和はどこにある

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