NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」、その荒唐無稽すぎるストーリーで評判はいまいちのようだが、昨日、沖縄出身の主役、準主役を演じる二人の女優が沖縄戦の跡を訪ねるという番組があった。
兵士や住民が立てこもった「ガマ」とよばれる洞窟を訪れたところで、先日のウクライナで同様に兵士、住民が避難したアゾフスタリ製鉄所のことを思い出した。
「ガマ」に立てこもった人は火炎放射によって焼き殺されたそうだが、これもロシアによる白リン弾による攻撃と同じだ。
沖縄はアメリカが日本に返還してくれたので、その頃の様子がだいぶわかったが、ウクライナでのことはどれだけ明らかになるだろうか。
8月に入るとテレビでは反戦番組が増える。
ただ、残念なことに戦争をしてはいけない、ということを繰り返し言っても、やはり戦争に踏み切る為政者がいる。
プーチン大統領がなぜウクライナ侵攻に踏み切ったのかは色々な理由があるだろうが、ウクライナの国土が焦土と化していくのを映像でみると、暗澹たる気持ちになる。
営々と築き上げてきた建物を瓦礫としたロシアは一体どう復興するつもりなのか、おそらくそんな気はないのだろう。
戦争は何も生み出さないが、戦争によって潤う人がいる限りはなくならない。
職場では政治の話はしてはいけないとよく言われる。
昼休みにつけっぱなしになっているテレビで世論調査の結果が流れていてもそんなものは気がつかないふりをしてスルーする。
それでもたまにそんな話題が出ると私との考え方の違いに驚くことがある。
さすがにもうちょっと考えた方がいいのではないかと言いたくなるような人がいるが、じゃあ私はなにかわかっているのかといえば、別に何もわかっちゃいないし、選挙の時は同じ1票だ、なるほど、ふーん、といってその場を去る。
最近の緊迫する世界情勢を見ると、つくづくこの国は平和で暮らしやすいと思う。
だがこの日本だっていつ必要に迫られて強権国家のようにならないかの保証はどこにもない。
そうならないように、政治、経済、社会のことに関心を持って、それらのことに対応できるように準備しておかなくてはいけない。
何が正しいとか正しくないとかいうことではなく、選挙になった時に言いなりの一票ではなく、自分の一票を投じることができるようにしなくてはならない。
日本はだいじょうぶ、などとたかをくくっていたら大変なことになりかねない。
なんといっても、この国には前歴がある。
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