きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

新潟県瓢湖’20.8/2

2020年08月17日 | 県外の鳥見
7月下旬、大雨により最上川が氾濫し、わが町でも数十軒近く浸水被害が出た。まずは、被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。自分にも親戚から心配の電話をいただいたが、自宅は川よりもだいぶ高いので、全く被害はなかった。
さて、例年この時期、遠出している新潟県の瓢湖。今年はどうかと心配したが、何とか、この日出かけることができた。夜明け前の2時45分、自宅を出発。隣町の宮宿から上郷にかけて、土砂崩れで通行止めとなっており、西五百川を迂回して行くことに。瓢湖に到着したのは、6時頃だった。8時頃いったん車に戻り、朝食をとったほかは、ずうっと鳥見で12時頃まで。日差しは強かったが、木陰は風もあり涼しかった。後でわかったが、この日、北陸と東北南部が梅雨明けしたとの事だった。
ハスは、ここ数年の通り面積を減らしており、花はピークを過ぎ、やや終わりに近い感じだった。まずは1周して、ヨシゴイが一番見られそうなポイントを絞って、定点観察することにした。1周しながら、最初に目についたのは、バンだった。幼鳥は、すでに一人(鳥)立ちし、エサを探して動き回っていた。かなりの近距離で、1.4倍テレコン付きの500mmでは、画面からはみ出してしまうアップ画像となった。

次に目にとまったのは、カンムリカイツブリ。瓢湖でカンムリカイツブリが繁殖したようだ。これまでにも繁殖していたのだろうか?記憶にないなぁ・・・。幼鳥はだいぶ大きくなっていたが、まだ親からエサをもらっていた。でも、自分でもエサとりをしていた。まだ潜水はできないようだが、くちばし・頭を水の中に入れ、上手に小魚を獲っていた。また、1羽は、エサとりの練習だろうか、水草を咥えて、「獲ったどぉ!」ポースをしていた。

そして、本日の目的、ヨシゴイ。結果から言うと、どの個体も遠かった。出会ったポイントは、「ハスカワ」ねらいのCMが集まっているところで、ここが一番ハスの面積が広かった。今回は、ここに腰を落ち着けてヨシゴイの観察・撮影をした。しかし、飛んでくるどのヨシゴイも遠いところでエサとりをして、なかなか近くに来てくれなかった。瓢湖といえば、人をあまり警戒せずに魚を獲るヨシゴイなのだが、今回は、なかなか厳しかった。

最後はトンボ。ヨシゴイを待っている間、楽しませてくれたのはトンボ類だった。チョウトンボがハスの花にとまったところを撮りたかったが、これがなかなか・・・。蕾で我慢となった。ウチワヤンマは、数年前に見て以来だ。ギンヤンマは、飛び回るところはよく目にするが、とまっているところはあまり見たことがなかったので、撮影できてラッキーだった。

こんな感じで、ヨシゴイについてはやや不満が残るものの、バンやカンムリカイツブリのおかげで、それなりに楽しむことができた。
【出会った鳥たち】 コハクチョウ20±(越夏中)、カンムリカイツブリ、バン、ヨシゴイ、カワセミ 他
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蔵王Ⅲ②’20.7/17

2020年08月04日 | 蔵王・その他高山
後編は、イワヒバリ以外の鳥さんをまとめて。
レストハウス脇の低木帯のところで、盛んに鳥の声がするので、行ってみた。「チリリ、チリリ。」と、カヤクグリの声だ。しかも、複数いるようだ。「もしかすると、幼鳥かな?」と、姿を探すと、3,4羽飛び立って、低木の中へ入っていった。姿を確認すると、やはりカヤクグリだ。盛んに動き回り、飛び回っているが、時折、木の梢に止まるので、双眼鏡で観察した。体の色や羽模様は成鳥と同じに見える。成鳥なのか、幼鳥なのか、姿を見ただけでは識別できなかった。ただ、1羽だけで動いている個体と、他の個体を追いかけるようにして動いている個体がいた。おそらく、親1羽だけでの単独、親を追いかける幼鳥という親子のパターン、幼鳥の兄弟のパターンといった3つのパターンかと思われる。

ここでは、ビンズイも見つけることができた。エサを咥え、子育ち真っ最中のようだ。ウソも2,3羽飛んできたが、近くに止まることはなかった。

だいぶ時間を費やしてしまったので、イワヒバリポイントに急いだ。イワヒバリを観察撮影していると、小鳥が1羽飛んできた。ヒバリかと思ったが、見ると、何とカヤクグリだ。イワヒバリポイントのこの斜面で、カヤクグリを見たのは初めてだ。自分を追いかけてきたのかな?まぁ、そんなことはないだろうが・・・。斜面は石が多く、低木などはわずかしかない。こんなところにもカヤクグリのエサはあるのだろうか?そろそろ引き上げようと、斜面を上り、登山道を下っていくと、またまたカヤクグリと遭遇。先ほどの個体だろうか。・・・と思ったら、2羽いる。エサをねだるような仕草は見られない。という事は、兄弟だろうか。そして、ウソのペアも飛んできた。

最初のウソの画像は、帰りの刈田岳駐車場にて撮影したもの。
こんな感じで、今回はイワヒバリ親子、カヤクグリ兄弟?親子?をたっぷり楽しむことができた。また、帰りの刈田岳駐車場では、ウグイスがよくとまる木にアカハラがとまっているのに出会うことができた。

なので、植物編は、時間的になしとなった。では、蔵王シーズンはこれにて終了という事で・・・。

【出会った鳥たち】 イワヒバリ親子、カヤクグリ複数、ビンズイ複数、ウソ、アカハラ 他
コメント (2)
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