某掲示板でミヤマホオジロを見て思った。「そう言えば、ここ何年かお目にかかっていないぞ。久しぶりにあのレモンイェローに会ってみるか・・・。」てな訳で、舞鶴山に行くことにした。天気予報では午前20%、午後10%ということで、まず大丈夫だろう。今日は半日しか時間がとれず、朝8時半ごろ家を出た。起きた時は降っていなかったが、家を出るときは小雪がちらつく程度だった。ところが、寒河江あたりから本降りになってきた。しかもやや水っぽい雪だ。最悪だ。これじゃあカメラが濡れてしまうよ!天童市までは約40分といったところだが、舞鶴山の上の駐車場に着いた時も雪降り状態だった。これで20%の確率?と気象庁への不信感が募ったが、仕方ないので、しばらく車の中で待機することにした。15分位したら、西の空のほうに青空が見えてきて、雪も止んできた。スコープの準備をしていると、愛宕神社の方からフィー・フィーとウソの鳴き声が聞こえてきた。 が、今日のめあてはミヤマホなので、聞こえないことにして、建勲神社の方に下っていった。途中、道路わきのトイレの下のほうに柿の木があった。そこで、何か来ないかとしばらく待っていると、キツツキがやって来た。アカゲラだ。そこにまたまたアカゲラがやって来て、「ここは俺が見つけた場所だぞ。」と、言ったかどうかは分からないが、小ぜり合いをして一羽飛んでいった。しかも、もう一羽もすぐ飛んでしまった。 もうちょっと待っていると、今度はアオゲラがやって来た。頭のてっぺんまで赤い♂だった。最初幹を上っていたが、横枝に移り、真っ赤に熟したカキをつつき始めた。冬はエサが少なくなるので、こういったカキは鳥たちにとって貴重な食べ物だ。そこに今度はアオゲラの♀がやって来た。これはまたまた争いが始まるか~と見ていたが、こちらはニアミスもなく、しばらくゆっくりしていた。そして、二羽とも飛んでいった。一ヶ所でアカゲラ・アオゲラ両方とも見られるとは、ここはなかなか良いポイントだ。それに、しばらくすると、カケスの群れもやって来た。こちらはなかなか警戒心が強く、滅多に見やすい場所には止まってくれないが、今日はまあまあサービスしていただいた。いわゆる「年末大特価」と言ったところか。さらに下っていくと、チチッというホオジロ類の地鳴きが聞こえた。散策道を歩きながら探したが見つけられなかった。その代わりと言っては失礼だが、ゴジュウカラが姿を見せてくれた。しかし、ここでまたまた雪が降り始めたので、一旦上の車に戻り、雪が止むのを待つことにした。しばらく車の中で待って、ちょっだけ止んできたので、今度は車で下のほうに下っていった。でも、ミヤマホは見当たらず、雪も降ったり止んだりと落ち着かず、時間もなくなり・・・で、早めに家に帰った。今日の収穫は、Yさんが冬季設置している餌台を見つけたことだ。雪が積もったら、またお邪魔させていただこう。
【出会った鳥たち】アカゲラ・アオゲラ・コゲラ(声)・ツグミ・モズ♀・ゴジュウカラ・ヤマガラ・ウソ(声)・カケス