きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

トンボ撮り②’24.6/28,30

2024年07月21日 | トンボの観察

ハッチョウトンボ目あてで前回行ったのが大体1か月前。あの時は少し早かったが、今回はどうだろう。日中暑くなる前にと朝6時頃行ってみた。すると、全然飛んでいない。あれっ、どういうこと?どこかに移動してしまった?あっちこっち探していると、こんなハッチョウトンボを発見。

<ハッチョウトンボ雄>

体からしっぽ、羽まで全体が水滴まみれになっている。これでは飛べないよ。朝の冷え込みで朝露が付いたのだろう。これじゃあ飛べない。まずは、体と羽を乾かしてから・・・ということだろう。それじゃあ、他にも・・・、とさらにていねいに探していくと、真っ赤な雄をいくつか見つけた。何しろ1円玉の大きさなので、老眼の自分には見つけるのに一苦労だ。

<ハッチョウトンボ雄>

<ハッチョウトンボ雌>

それにしても、こんな朝露まみれの状態は初めて見た。感動してしまった。自然の厳しさと言うか、不思議さというか、ひたすらシャッターを切り続けた。一段落したところで、少し離れた所も探してみた。すると、畔の脇にハラビロトンボの雌を見つけた。こちらも朝露付きだ。

<ハラビロトンボ雌>

で、前回確認できなかったアマゴイルリトンボはどうだろう。ポイントの方に移動しながら探してみた。ん~、残念ながら見当たらず。今年は出現しなかったのかぁ?・・・で、代わりにと言ったら何なんですが、モノサシトンボを発見。こちらは、朝露に濡れてはいなかった。すでに乾いたのか、はたまた朝露の付かないところにいたのか、・・・わからない。

<モノサシトンボ>

朝露に濡れた体や羽は、お日様が出てくると、徐々に乾いていく。まあ、当たり前ですが・・・。なので、撮影する時間帯をよく考えないといけない。今回2日間撮ってみたが、やっぱり、2日目の方が「朝露トンボ」をたくさん撮ることができた。

ついでに、草花も撮ってみた。本日のレンズは、ED40-150mmF4Proで、ズーム全域で70cmまで寄ることができ、最大0.41倍のテレマクロ撮影することができる。

<トンボ田の草花>

初めてこのレンズを使ってみたが、なかなかに楽しいトンボ撮りができた。

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トンボ撮り24.6/1

2024年06月11日 | トンボの観察

だんだん鳥見しにくい時期になってきた。葉は生い茂り、ヒナの子育て中などでほとんど鳥が鳴かない状況となり、そして、気温が高くなって暑い中での鳥見が厳しい時期になってきた。これは、もう、高い山に行くか、鳥以外の被写体を求めるしかない。そんな訳で、例年、この時期はトンボ観察撮影をしている。マイフィールドではハッチョウトンボが生息しており、昨年は新たに希少種のアマゴイルリトンボを見つけることができた。今年はどうだろうか・・・、という事で、6月に入ったこともあり、この日マイフィールドの休耕田に行ってみた。

まず、最初はハッチョウトンボ探しだ。体長が1.7~2cmくらいの大きさなので、よ~っく探さないと見つけられない。目がだんだん慣れてくると、足元で何か飛び回る生き物が見えてきた。ハッチョウトンボだ。数はそれほど多くないが、雄と雌それぞれ見つけることができた。全身赤いのが雄で、雌は腹部が黄土色に黒や白の斑点が入っている。

<ハッチョウトンボ雄と雌>

ハッチョウトンボを探していると、ハラビロトンボの雌が目に入ってきた。腹部が横に広がった感じがするので、「ハラビロ」は覚えやすい。そして、その近くにこれまた全身真っ黒のトンボを見つけた。ハラビロトンボと同じように、腹部が横に広がった感じが第一印象だが、よくわからない。とりあえず証拠写真という事が何枚か撮っておいた。家でトンボ図鑑を見て調べると、これは、ハラビロトンボ雄の未成熟個体ということだった。一つ勉強になった。

<ハラビロトンボの雌と未成熟な雄>

十分にハッチョウトンボの観察撮影をしたところで、昨年見つけたアマゴイルリトンボを探してみた。しかし、見つけられなかった。もしかすると、まだ羽化していないのかもしれない。代わりに見つけたのが、エゾイトトンボだった。これもまたとっても美しい色合いだ。

<エゾイトトンボ>

最後は、土手のところを飛び回っていたニホンカワトンボ。このトンボは、自分が小さい頃住んでいた地区では、「神様トンボ」と呼んでいた。どうして神様なのか分からないが、きっと、羽の赤っぽい色がとてもきれいなので、「神様のように高貴なトンボ」という意味合いだったのかもしれない。

<ニホンカワトンボ>

しばらくしたら、あらためてアマゴイルリトンボを探しに行ってみようと思う。

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アマゴイルリトンボ②’23.6/27

2023年07月16日 | トンボの観察
前回ラッキーにも出会えたアマゴイルリトンボ。ただ、前回は時期が早かったのか、1匹しか出会えなかった。他のトンボもあまり見られなかった。そんな訳で、しばらくぶりという事もあり、そろそろたくさんのトンボが見られるのでは???と、期待しつつのトンボ観察。
まずは、手前の休耕田でハッチョウトンボ探し。小さいのでつい見過ごしてしまうハッチョウトンボ。何とか、目を凝らして探すと、割合簡単に見つかった。ただ、問題は、カメラの問題だ。コンデジで撮ったのだが、クローズアップモードで撮ったが、あまりに小さいので、ズームにするとどうしてもボケてしまう。何とも歯がゆいが、腕が腕なので仕方がない。
<ハッチョウトンボ雄>

<ハッチョウトンボ雌>

ハッチョウトンボと同じ田んぼにハラビロトンボ雄を見つけた。ハッチョウトンボの小さな体をずっと見続けると、ハラビロトンボの何と大きなことか。まあ、普通のトンボの大きさですけど。
<ハラビロトンボ雄>

そして、いよいよアマゴイルリトンボの池に。期待しながら行ったのはいいが、見つからない。しばらく探すも見つからない。ガックリしてハッチョウトンボの所に戻った。そろそろ時間切れかなぁ・・・と、未練がましく再度アマゴイルリトンボの池に。すると、何と、今度は見つかりました。撮影を続けると、雌も見つかり、雄は何と、3匹も確認できたのでした。
<アマゴイルリトンボ雄>

それにしても、アマゴイルリトンボ雌が見つからない。見つけたのは、雄と交接した時で、それまで雌の存在に全く気が付かなかった。その後も、雌を追い続けるも、周囲の風景に溶け込んでしまい、ちょっと目を離すと、どこにいるかわからなくなってしまう。雄は色合いからすぐに見つかるが、雌を見つけるのは超難しい。やはり、産卵という大切な役割を担っているので、天敵に見つからないようにということだろう。
<アマゴイルリトンボ雌>

今シーズンはあと観察する予定はないので、また来年、無事に出会えることを願うのみ。
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びっくりトンボ’23.6/7

2023年06月29日 | トンボの観察
鳥枯れのこの時期、たまにはトンボでも・・・と、自宅近くの休耕田に。ここには、以前からハッチョウトンボ目当てに通っていたのだが、実は、鳥知人からとんでもないことを聞いていた。何と、ここには、絶滅危惧種のトンボが生息しているとの事。ハッチョウトンボも珍しいが、これはとんでもないトンボだった。自宅から5分ほどで到着。休耕田には水がなく、乾ききっている。大丈夫かなぁ・・・と、不安ながらていねいに周囲を探すと、赤い小さな小さなトンボを発見。ハッチョウトンボだ。全長が1円玉くらいの大きさ。うっかりすると見過ごしてしまうほど小さい。雌と、真っ赤な雄と、まだ真っ赤になっていない未成熟の雄がいた。最近来てなかったので、やや不安だったが、今年も無事にいてくれたので良かった。
<ハッチョウトンボ>

さて、肝心の絶滅危惧種だが、すぐ近くの溜池で探すと、ほどなく発見。事前にトンボ図鑑で確認して行ったので、すぐに分かった。その名は、「アマゴイルリトンボ」。モノサシトンボ科だ。これまでに山形、福島、新潟、青森、長野の5県からしか記録されていない超貴重なトンボだ。それにしても、これまで何年とここに通っているのに、全然気づかなかったとは・・・。あぁ、何というもったいないことをしたものか。アマゴイルリトンボ、とにかく複眼の青い色が何とも言えず美しい。「アマゴイ」というのは、初めて発見された場所の「雨乞い池」から命名されたようだ。
<アマゴイルリトンボ雄>

ここでは、他にオゼイトトンボ(たぶん)が見られた。こちらも「アマゴイルリトンボ」に負けず劣らずの美しさだ。
<オゼイトトンボ>

最後に、撮った画像を図鑑と何度も照らし合わせたが、全く分からなかったトンボだ。おそらくサナエトンボ科のトンボだとは思うのだが、・・・分からなかった。
<サナエトンボ科>

本日は、とっても貴重なトンボに出会うことができ、とてもハッピーな1日だった。
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ハッチョウトンボ’19.7/1

2019年07月15日 | トンボの観察
鳥枯れのこの時期は、トンボを撮っている。今年も例のハッチョウトンボを見に行ってみた。自宅から5分ほどの所にある休耕田だ。近づいて見ないとハッチョウトンボに気が付かないくらい小さい。全長2cm。一円玉くらいの大きさだ。クローズアップ撮影しているので、画像では、普通のトンボの大きさに感じるかもしれない。雄は真っ赤な体をしているが、雌は割合地味系だ。色合いが違う個体がいるが、たぶんまだ成熟していない個体かなと思う。ハッチョウトンボの他には、キイトトンボやオゼイトトンボ(?)が見られた。

コメント (2)
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