9月に入ると、朝だいぶ涼しくなり、中断していた朝のウォーキングを再開した。11月には一日ドックが入っているので、気合いを入れてスリム化を目指すことに。だいぶ稲穂の色も濃くなり、稲刈り間近といった感じに。稲刈りが始まった9月下旬、田んぼの様子を見ながら歩いていると、中ほどに畦道のパイプの上にとまる小鳥を発見。あいにく双眼鏡は持っていなかったので、確認するのは難しかった。ただ、飛び出してはまた戻る行動が数回見られ、スズメではないことはわかった。何となくノビタキのように見える。でも、この周辺で秋にノビタキを観たことがない。春は、4月上旬ごろノビタキを毎年確認できている。でも、秋は見たことがない。きっと春と秋では通過するルートが違うのだろう・・・と、これまで思って来た。これは、是非とも確認せねば・・・。急いで自宅に戻り、双眼鏡を持ってきた。早速確認すると、間違いなくノビタキだった。しかも、3羽確認することができた。さらに、次の日には、4羽に増えていた。
<ノビタキ>
ノビタキを見つけてからは、朝のウォーキングとは別に、毎日双眼鏡とカメラを持って撮影に行ったが、田んぼの中ほどの所にばかり居て、なかなか近くに来てくれず、歯がゆい思いが続いた。そして、この日も、いつも通り機材を持って道路脇にスタンバイしていたが、しばらくすると、1羽が田んぼの向こうの住宅地の方に飛んだ。これは近いぞ。急いで自転車で移動。
探すと、電線の上に雄がとまっていた。数枚撮ったところで、下に降りた。そこは、コスモスの咲く畑だった。ついに念願の「コスノビ」(コスモスにノビタキ)を撮ることに成功。しかも、近いのなんの。思う存分撮りまくった。そのうち、雌タイプもやってきた。
<ノビタキ>
散歩コースで秋ノビタキを観たのは初めてだ。今秋だけなのか。以前から秋も通過していたのか。自分が気づいていなかっただけなのか。これは、来年の秋も確認しなければ。それにしても、久しぶりに心躍る鳥見だった。