2日目。この日は朝食前2時間、朝食後8時半から夕方4時半まで、計約10時間の鳥見三昧だった今回はコースに沿って書くのではなく、印象に残ったいくつかの野鳥についてまとめてみたい。まずは、やはりヤツガシラから。昨日は学校裏グラウンドで見たが、上のゴドイモ畑脇奥の畑にも出ていた。歩くところが狭く、しかも行き止まりなので、バーダーは一列になってヤツガシラの出を待っている。 そこに、東側からふわふわした飛び方で現れたヤッちゃんその時いたバーダーは5,6人。一斉にシャッターを切り始めた。しかし、そこは草やぶが多く、あまり見やすい位置ではなかった。自分は少し離れた所に立って、ヤッちゃんがこちらに移動してくるのを待ったそして、こちらの思惑通り、ヤッちゃんがこちらに来たみんなこっちの方に移動してきたが、自分はすでに先に一番良いポイントを押さえていたので、もう写真撮り放題だやはり、鳥は追うものではなく、待つものだと思う。特に飛島では。 さて、次の鳥さんは、みんながヤッちゃんを撮っている間に、自分だけレンズを向けていた鳥さんだ。みんながヤッちゃんにばかりレンズを向けているので、「ぼくもここにいるよ~」とすぐ近くまで寄ってきたハチジョウツグミだ「撮ってくれ~。」と近づいてくれば、そりゃあ、撮ってあげるでしょう?そして、ヤッちゃんに負けまいとサービス満点のハチジョウくんだった。目の前まで近づいてきて「ぼくも撮ってくれ~。」と言っている。「撮ってくれ~。」と言われれば、撮ってあげない訳にはいかないでしょう自分一人ほぼ独占状態でシャッターを切り続けた「撮ってくれ~。」と言ってくる鳥と言えば、他にもいた。 ノビタキとルリビタキだ。1,2mほどしか離れていない。あまりにも近すぎでしょう、これは。ルリビタキはあちらこちらにいて、アトリの次ぐらいにたくさんいる感じがした。しかし、青いルリビには全然出合えず、やっと一羽見つけたのは、上のグラウンド跡だった。そして、最後に挙げるのは、オオルリだこの個体は、物凄い人なつっこく、昨日もいたが、この日もヘリポートにやってくるバーダーに愛想を振りまいていた 目の前にやってくるのはもちろん、何と、腰を下ろしてカメラを見ている方の頭の上にとまったのだ。その人はオオルリと気付かず、動いてしまったので、すぐに飛んでしまったが、みんな歓声をあげた。自分もびっくりしてシャッターを切るのが間に合わず、・・・だったそして、自分の乗っている自転車の上にもとまってくれたしかし、バーダーとは何と薄情な人種なのか。こんなにも愛嬌をふりまくオオルリに、しばらくすると誰も見向きもしなくなったしかし、そこは情に厚い自分のこと時々はオオルリを撮ってあげた。まぁ、きれいどころのキビタキが全然出なかったので、その代役に・・・という感じだったが・・・で、この夜は、鳥見と釣り人で満室状態で、毎年一緒になるFさんと相部屋となった。そして、Fさんが持参した焼酎をごちそうになり楽しい鳥談議に花を咲かせたFさん、お世話様でした。そして、大変ごちそうさまでした。また、秋にお会いしましょう。明日は、いよいよ最終日だ。
【出合った鳥たち】 ヤツガシラ、ハチジョウツグミ、シロハラ、ムネアカタヒバリ、ビンズイ、 キセキレイ、ノビタキ、ルリビタキ、オオルリ、ジョウビタキ、ミヤマホオジロ、ホオアカ、ヒメコウテンシ、アトリ、マヒワ、ウソ、ヒレンジャク、カシラダカ