きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

舞鶴山’21.1/23

2021年01月29日 | 村山地方
本日は、午後からの鳥見。まずは、柿の木食堂へ。しかし、行ってみると、きれいさっぱり売り切れに・・・。前回から9日経っているが、こんなに早くなくなるとは・・・。想定外だった。仕方なく矢場跡でウロウロしていると、シメとコゲラが慰めてくれた。

少し早めに帰ろうか・・・と、歩き始めたところ、トイレ前の土手に、土手の上に上る石段を見つけた。土手の上には柵があるが、試しに石段を上ってみた。柵の向こうには、ところどころ雪が消え、草むらが出ていた。そして、何と、そこにはトラツグミが!何というラッキーな。たまたま石段を見つけ、たまたま何気なく石段を上ったのが貴重な出会いにつながった。柿の実が無くなり、こんなところに移動して来ていたのか。まずは、夢中で写真を撮った。少し落ち着いたところで、あることに気が付いた。このトラツグミ、体を左右にリズミカルに動かしている。しかも、首から上は全く動かない。草むらを歩きながら、ずっとこの動きをしている。まさに「トラツグミのダンス」だ。最初、足元の地面を振動させて、虫を見つけるのかと思ったが、特にエサを捕る様子は見られなかった。ならば、求愛のダンスかと思ったが、別の個体は現れなかった。あとで、一羽飛んできたが、なわばり争いのように追い出されてしまった。家に帰り、「トラツグミのダンス」で検索すると、YOUTUBEの動画がいくつかヒットした。その動画を見ると、まさしく自分が観察した「トラツグミのダンス」だった。自分も動画を撮影したが、諸事情で現在ブログに動画をアップできない状況。興味のある方は、YOUTUBEでご覧いただければ、「これかぁ。」と、分かると思います。ぜひ、検索してみてください。

さて、トラツグミを見ていると、「フィー、フィー、フィー。」と、ウソの声がする。土手の桜の木を見上げると、5,6羽のウソが食事中だった。石段の途中で足場が悪く、真上を見上げるのはかなりリスクがあったが、何とか無事撮ることができた。アカウソも入っていた。

今日は、いくつかのラッキーが重なり、満足の鳥見だった。
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悠創の丘’21.1/21

2021年01月26日 | 村山地方
快晴の下、山形市郊外の悠創の丘に行った。今日は、Fさんと一緒だ。まずは、残り1,2本となった「柿の木食堂」へ。ここで、トラツグミが見られるとの事。早速双眼鏡で探すと、木の枝が込み入ったところにトラツグミを発見。警戒心が強く、すっきりしたところには出てくれなかった。それでも、証拠写真程度は撮れたし、本日の目的の一つがいきなり達成できたのでまずは一安心。

少し離れた所の柿の木と行ったり来たりしているのがツグミとシロハラだ。シロハラは警戒心の強い鳥さんだが、よほどお腹がすいているのか、頻繁に柿の木にやってきては柿を食べていた。それにしても、シロハラの数が多かった。この柿の木だけで5,6羽はいるようだ。

Fさんの話では、悠創の丘にハチジョウツグミがいたとの事。なので、ツグミを見るたびにチェックしていたが、残念ながらハチジョウツグミは見当たらず・・・。しかし、この後、幸運が・・・。駐車場の方に戻っていく途中、高い木の上にツグミを発見。ほぼ真上状態なのでお腹しか見えないが、腹の両脇にオレンジ色の斑が確認できた。ハチジョウツグミの雌だ。ここで、鳥女会のSさんと遭遇。いろんな話をお聞きした。鳥女会、かなり活発に動いているようで、ハギマシコ、ヤマシギ、ヤマセミなどを見たとの事。羨ましい。自分も負けてはいられないぞ。

次は、「見晴らしの丘」に移動。しかし、これといった鳥収穫もなし。雪道、坂道を歩いて骨折り損か・・・と、がっくりしながら戻る途中、今度は鳥女会のYさんと遭遇。Yさんは、ここ悠創の丘近くにお住まいの方。まさに、「悠創の丘は私の庭」という羨ましい方だ。そのYさんが、「カヤクグリは見ましたか?」と。もちろん、見ているはずがない。早速案内していただいたが、丘の端の東屋近くだった。2羽出るらしい。しばらく待ったが現れず、そろそろ帰ろうかというタイミングで、1羽飛んできた。カヤクグリだ。さらにもう1羽。やや距離もあり見づらかったが、何とか数枚撮ることができた。

本日は、予想もしなかったハチジョウツグミやカヤクグリに会えて、楽しい鳥見だった。

【出会った鳥たち】 アオゲラ、ツグミ、亜種ハチジョウツグミ、シロハラ、トラツグミ、カヤクグリ 他
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柿の木食堂’21.1/14

2021年01月16日 | 村山地方
ここ数日天候が悪かったが、この日は快晴。外に出るだけで気持ちがいい。先日、鳥友人からのメールで、トラツグミが出ているとの事。どっちにしようか迷ったが、天童市の舞鶴山に行くことに。昨年末と正月の「ドカ雪」で不安だったが、坂道は狭くなったものの、何とか山頂まで車で上ることができた。矢場跡は積雪が多く、アトリやシジュウカラが雪の上に落ちた種子を食べたり、シロハラが土手で一休みしたりする様子を観察することができた。

下道脇に柿木があり、熟した柿がまだ残っていた。本日は、この柿木の所でやってくる鳥さんを待つことに・・・。
午後1時過ぎから2時間半ぐらいまでの間。頻繁にやってきたのが、ヤマガラ、メジロ、エナガ。エナガ、メジロはせわしく動く代表選手だが、柿を食べている時は少し落ち着いて食べてくれるので、シャッターチャンスだ。しかも、近くで撮らせてくれた。

続いては、ケラ類。最初に柿木にやってきたのは、アオゲラだった。一口食べては上を見る。また一口食べては上や周囲を警戒する。こちらも近づきすぎないよう、飛ばさないよう気を付け、カシャ、カシャ。逆にコゲラは、警戒する様子が全くなく、食べることに夢中で、おかげでこちらは目の前ほどに近づくことができた。おかげで、撮った画像はアップばかり・・・。アカゲラも1回登場したが、食べずにすぐ飛び去ってしまった。残念。

そして、待ち人ならめ待ち鳥来る。賑やかなエナガやメジロたちが飛び去り、柿木が静かになった頃、突然大きめの鳥さんが飛んできた。これが、本日トラツグミ1回目の登場。その後、3,4回と登場してくれた。時には、雪の上に落ちた柿を食べる場面も。そこでは、シロハラとの2ショットも撮らせてもらった。舞鶴山でトラツグミに出会ったのは、かなりの久しぶりで超うれしい!知らず知らず同じような画像を量産してしまった。

柿木のある道路の向こう側に姿を現したのは、カケス。何か木の実のようなものを咥えて、向こう向きで食べているよう・・・な感じ。カケスはかなり警戒心が強く、滅多に開けた所には出てくれず、なので、全身を見るのは珍しいことだ。距離的にもそれほど遠くなく、やや警戒心の薄い個体だったのかもしれない。貴重な場面に出会うことができた。

こんな感じで、2時間半ぐらいの鳥見だったが、目いっぱい中身の濃い鳥見だった。
【出会った鳥たち】 シロハラ、トラツグミ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、シメ、ウソ、アトリ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ 他
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鳥見始め’21.1/6

2021年01月08日 | 霞城公園
久しぶりの抜けるような青空。年末年始は大雪で、連日雪片付けに追われ、鳥見どころではなかった。明日からまた雪の日が続くようなので、貴重な鳥見日和だ。本日も鳥友人と二人で、霞城公園一周の鳥見。東大手門脇から土堤の上に上がり、進んでいった。角の櫓跡のところに来ると、ロープの上にジョウビタキを見つけた。しかも、雄2羽、仲よく並んでいる。この時期は、テリトリーを作っているはずだが・・・。大雪でテリトリーが分からなくなったのかな?カメラを向けたところで飛ばれてしまった。1羽は遠くに飛んでしまったが、もう1羽は、土手の斜面の木にとまった。今朝は、マイナス8度と思いっ切り冷え込んだ。なので、ジョウビタキは羽毛に空気をため込んで、丸々としている。これもまた、かわいいジョウビタキだ。

西側に行くと、グラウンド脇で、アトリ雌1羽と、キジバト3羽を見つけた。アトリが1羽でいるのは珍しい。公園を一周して、出会ったアトリはこの1羽だけだった。

キジバトは、雪からツンと出た草の実を食べていたが、結構近くまで近づいても逃げなかった。その近くには、ヒヨドリ。キジバト同様、雪から出たアザミ(?)の葉を食べていた。やはり、ヒヨドリも緑黄色野菜を食べて、ビタミンを補給するんだなぁ。

土堤から下に降りた広場では、アカゲラに出会った。昨年末に出会った時と同じ所にとまったが、同じ個体だろうか。枝の上に積もった雪を食べて水分補給をする場面も見ることができた。

本日の〆はアオゲラだった。本家本元のシメは、広場で1羽見つけたのみ。アオゲラは、東側の土堤のところで、鳥友人が見つけてくれた。声も出さずじっとしているので、気づかずに危うく通り過ぎる所だった。やはり、一人で探すよりも、二人で探す方が見つけやすい。素敵な鳥との出会いの喜びを共有できるし、全然鳥がいない時でも、楽しくおしゃべりができるし・・・。

・・・という事で、2021年鳥見のスタートは、楽しく充実した鳥見となった。
【出会った鳥たち】 ハシビロガモ2、シメ、アトリ、キジバト3、モズ、アカゲラ、アオゲラ
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舞鶴山’20.12/28

2021年01月03日 | 村山地方
12月末の鳥見記事です。鳥見始めでなく申し訳ありません。紛らわしいですね。(汗)
年越し、年明けで記事をアップする暇がなく、年明けのこの時期にアップさせていただきます。
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大晦日から数年に一度の寒波がやってくるとの事。2週間前の大雪以上の大雪となるのかと心配であり、気が重い。これは、鳥見できるうちに・・・と、この日、天童市の舞鶴山に行った。今季、まだミヤマホオジロに会っていないので、何とか会いたい。山頂駐車場に車をとめ、歩き始めたタイミングで、「ジュリ、ジュリ。」と、エナガの声がした。道路脇の木々にエナガの集団が集まっていた。かなり近いところにも来てくれたが、何しろ動きが速い。何とか数枚撮ったところで、あとは、双眼鏡でエナガの愛らしい姿をじっくり楽しんだ。

エナガが去ったところで、坂道を下った。すると、次に聞こえてきたのは、ウソの声。探すと、頭上のモミジの枝に。種子をひたすら食べている。こちらの動きには気づいているようだが、お構いなしに食べまくっている。7,8羽の群れで、1羽、お腹の羽根がピンクがかっているのがいた。アカウソのようだ。

さらに下り、矢場跡でしば~らく待ったが、ミヤマホオジロは現れず。まぁ、タイミングなので仕方なし。柿の実はまだたくさんあるが、エナガがちょっと立ち寄ったくらいで、あとは静かだった。「開店休業中」といったところか。上の斜面の雪のないところに、シメが降りていたが遠かった。カケスの小群が飛び回っていたが、1羽、枯れ木の上で、のんびり羽繕いを始めた。やや距離はあったが、何とか全身を見ることができた。

本日の鳥見はここまで・・・という事で、山頂に戻り、車で坂を下っていくと、おじさんが道路脇で、デジカメで何かを撮っていた。工事関係者かな?と思ったが、撮っている方向を見ると、何と、そこには・・・、カモシカだ!急いで坂の下の駐車スペースに車をとめ、カメラを持って走った。成獣のようだ。おじさんが、「子どももいるよ。」と教えてくれた。坂の上に子どもがいるらしい。急いで上ると、白い毛並みの小柄なカモシカが、柵をくぐって斜面に入り、お母さん?のところに向かった。10年程前に、矢場跡で出会ったことがあるが、親子との出会いは初めてだ。街中にあるこじんまりとした山にカモシカがいるというのも驚きだが、ここで繁殖しているというのは、さらに驚きだった。

【出会った鳥たち】 エナガ、カケス、ウソ、シメ  番外で、カモシカ親子

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