先週、鳥の海と岩沼の休耕田に行ったが、シギチに出会うことができなかった。今年の秋のシギチはよくないのだろうか。仕方なく、次の週はまた山形市の公園かなと思っていたが・・・。１３日、１４日と家庭の事情で秋田市に行っていたのだが、帰ってきた１４日の夜、某いつも拝見しているＹさんのブログを見たら、石巻にコオバシギが来ていると言う。２，３日たつので心配だが、まだ見ぬシギであり、これは天からの知らせ！よし行くか！ということで、急きょ石巻行きが決定した。一般道で行く石巻は果てしなく遠いという印象が残っていたので、今回は思い切って高速を使うことにした。仙台宮城ＩＣから東北自動車道に上り、仙台南ＩＣから仙台南部道路に入り、若林ＪＣで三陸道に入り石巻ＩＣで高速を下りる。家を出たのが早朝４時。石巻のポイントに着いたのが７時頃だった。やっぱり高速は早いし楽だった。料金は片道２１００円也！これが高いか安いかは、鳥との出会い次第だ。今回はどうかなぁ・・・。ちょっとは安い感じかな？朝ごはんはおにぎり２個。そそくさと食べ、いざ出発。
宮城のＹさんが書いていた通り、池（沼？）が埋め立てられていた。残念だ
気持ちを切り替えて、干潟の方に行くと、早速小型シギの群れが出迎えてくれた。
トウネンの群れだ。１００羽ぐらいはいるかな？中にヨーロッパトウネンが入っているだろうと探したが、自分の眼力では無理だった
後から来られた方の話では、２～３羽いたらしい。もちろん、コオバシギも必死に探した
トウネンよりも大きいので、すぐ見つけられるだろうと思ったが、これもやっぱり見つけられなかった。もう移動してしまったのだろうか。目的の鳥には出会えなかったが、
トウネンより大きめのシギを見つけた。ハマシギだ。
上面の肩辺りが冬羽に換羽し始めているところだった。それと、これ。トウネンはトウネンでも、青い標識がついている。どこで付けられたものか、分かる人にはわかるだろう。（自分には無理無理
）トウネンの群れは、しば～らくお相手してくれたが、だんだん飽きてしまい、ちょっと向こうまで様子見にということで、移動してみた。しかし、何もいなかった。しばらくして戻ってくると、座り込んで鳥見している方がおられた。すでにトウネンの群れは猛禽に飛ばされ、干潟はもぬけの殻状態だった
自分も仲間に入れてもらい、隣に座り込んで、シギの出を待つことにした。北上から来られた方で、いろいろお話させていただいた。飛島の話などもして、とても楽しい時間だった。これでシギが出てくれれば言う事なし！なのだが・・・。
トウネンの群れを追い出したのは、彼だ！ここ石巻に定住するハヤブサだ。体型・大きさから♂かと思うのだが。彼は、低空飛行しながら様子を伺い、我々の近くにとまった。「こいつがいるから、シギたちは怖がって現れないんだ。」「よし、それなら、こいつを追い払ってやるか！
」と、ゆっくり近づいてみた。だるまさんがころんだ方式だ。かなり近づいたが、びくともしない。これでもか、これでもかという感じで近づいて撮ったのが、この画像。こんなにアップで捕れるとは思わなかった。猛禽好きの自分的にはシギチの敵ながら大満足だ
シギチがいない分、ハヤブサに付き合うこととなったが、これはこれで、結構楽しかった。そうこうしていると、「ピッ、ピッ、ピッ。」と３羽の大きなシギが舞い降りた。はじめ、オグロシギかと思ったが、オオソリハシシギだった。ハヤブサに飛ばされないうちに早く撮ろうと思ったが、４，５枚撮ったところで、やっぱりハヤブサに飛ばされてしまった。こんちくしょう・・・！
お昼ごろにキアシシギが１羽、近くに飛んできてくれたが、キアシじゃぁなぁぁぁ
今日は、このハヤブサのせいで、シギは近づけない状況のようだった。今日はシギが出なくて残念。でも、ハヤブサをアップで撮れてうれしいなぁぁぁ・・・みたいな
微妙に満足感漂う鳥見となった。
【出会った鳥たち】 トウネン・ハマシギ・オオソリハシシギ・キアシシギ・ハヤブサ・スズガモ
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