きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

蔵王’07.6/17

2007年06月20日 | 蔵王・その他高山

先日、今季初めてイワヒバリを撮ったが、ずっと雪の上で「雪ヒバリ」状態だった。残雪の上にえさがいっぱいあるのだろうか。30分ほどの観察だったが、一度も「岩ヒバリ」を撮れなかった。と言う事で、今日は是非「岩ヒバリ」を撮りたい。夜明け前の4時ごろ家を出た。これまでずっと山形市の蔵王温泉の方から上っていたが、前回の帰り、上山市の方から帰ってきたら、こっちの方がずっと早かった。で、今日は上山市の方から上って行った。やはり30分ぐらいは早い。エコーラインの途中でコルリの声が聞こえたので、車を止め、カメラの準備をして近づいてみた。2個体が鳴いているようだ。かなり近い。でも、樹木の葉で見つけられない。声のする方を見ていた時、ヒガラの幼鳥がすぐそばに飛んできた。1,2mほどの近距離だ。人なつっこそうでめんこい。結局コルリは見つけられず、車を進めた。今日はお釜に行く前に、宮城県側の聖山平の方に行ってみた。コマドリねらいだ。駐車スペースに車を止め、入り口のところに行くと、通行止めのチェーンと看板があった。これはyamameさんのブログで知っていた。まだ道路に雪があるためだ。でも、歩いて行ってみると、道路には雪がない。沢沿いに少し残っているくらいだ。しかし、後ろから軽ワゴン車がやってきた。この道は車も通れるんだ。しかし、その車、通行止めのチェーンを見て、戻っていった。ご苦労様でした。次回は車で流しながら鳥探しすることにしよう。Cimg7637 Cimg7655 ここでは、アオジが朝日を浴びながら元気いっぱい鳴いていた。何枚か撮って、早々に車に戻った。Cimg7662 次はお釜だ。6時半ごろ着いた。今日はとても良い天気だ。朝日で遠くの山々が輝いて美しい。これを見ただけでも、また来た甲斐があったというものだ。また、あちらこちらでコイワカガミが一面に咲いている。前回イワヒバリが出てくれた雪渓のところに陣取り、長い待ち時間が始まった。出る前に朝食を済ませておこう。7時半頃に朝おにぎりを食べた。そして、食べ終わった頃、何気なく雪の上を見ると、鳥が一羽歩いている。双眼鏡を向けると、やっぱり「雪ヒバリ」だ。でも、今回はどうしたことか、すぐに飛び去ってしまった。気付くのが遅かったようだ。しばらく行方を捜していると、後ろから人の気配。「おはようございます。」と挨拶したおじさん、そのまま私の前へ。そして、雪の上を歩きながら、Cimg7674 岩の上のビンズイを撮る。そして今度は崖を下り向こう側へ。一体何なんだ、このおじさん。人がイワヒバリを探しているというのに・・・。と思ったが、「待てよ。このおじさん、もしかするとイワヒバリを飛ばして、こっちによこしてくれるかも・・・。」と、ちょっとだけ期待したが・・・、期待はずれだった。ただのおじゃまなおじさんでした。ビンズイを見ていると、ヒバリを見つけた。これか!KANさんの見つけたヒバリは。しかも、2羽いる。それからキセキレイもいた。9時過ぎ、yamameさんが来られた。先日の楽しいひとときがよみがえった。鳥見しながら鳥の話ができるのは、何ともうれしい限りだ。しばし話をして、yamameさんは熊野岳に向かわれた。自分はこのままイワヒバリ待ちだ。何とかもう一度出てほしいのだが・・・。それから1時間半。yamameさんが下りてきた。本当なら「出ましたよ。」と軽く言いたいのだが、「今日はダメですね。」状態だった。11時を過ぎ、yamameさんはカヤクグリを探しに刈田岳山頂のほうに行かれた。自分は・・・なかなかイワヒバリを諦めきれない。しばらくして、ブーンという音がして、虫が背中に止まった。ブーンという音に瞬間的に反応してしまった。ハチかな?一度スズメバチに刺されているこの身。もう一度刺されたら危険なのだ。幸いハチではなかった。Cimg7670 三脚にとまった虫・・・、それはセミだった。ハルゼミのようだ。三脚にとまってもなぁ・・・。飛ばれるかと思ったが、あっさり捕まえられた。しばらく手の平にいたが、飛んでいった。12時になったので、ここで終了としよう。イワヒバリには結局ちらっとしか会えなかったが、花盛りのコイワカガミや高山の「ヒバリandキセキレイ」も見れたし、何よりyamameさんとまたご一緒できたのが一番の出来事だった。下のお釜の写真で、お釜の崖の上に数人立っているのが見えますか?自分にはとってもあんなところに立てませ~ん。

【出会った鳥たち】アオジビンズイ・イワヒバリ・ヒバリ・キセキレイ・カッコウ・ウソ・コルリ・ヒガラ・ウグイス・カヤクグリ・アカハラ

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大江町のトンボ’07.6/9,10

2007年06月10日 | トンボの観察

昨年初めて見たハッチョウトンボ。今年もそろそろ出たかなぁ・・・。で、昨日ちょっと見に行った。天気は雨予報だが、まだ降っていない。降らないうちに行かなくては。Cimg7565 家から5分Cimg7377 程のところにある休耕田。見ると、一面黄緑色の草の中で赤いのがチラホラと動いている。1.5cmほどの小さな小さな日本一小さなトンボ・ハッチョウトンボ。畦のところにニガナとマメ科の黄色い花が咲いていたので、真っ赤なハッチョウトンボと黄色い花をねらったが、なかなかこちらの思うようにはとまってくれなかった。待つこと1時間あまり。やっとニガナの近くにとまってくれた。何とか良い感じに撮ることができた。この日は、他にシオカラトンボの♀が一匹飛んでいた。

次の日も行ってみた。本当は猛禽ねらいだったのだが、空振り三振だったので、トンボに方向転換したのであった。行ってみると、Cimg7381 ハッチョウトンボは昨日と同じでにぎやかだったCimg7576 が、他にもいろんなトンボが飛び回り、活気に満ちていた。ヨツボシトンボ・シオカラトンボ♂・セスジイトトンボ・それからギンヤンマだろうか。小さなトンボたちの中で一際目立って飛び回っていた。田んぼの傍の杉林から「ギィギィ、ホイホイホイ。」と、サンコウチョウの鳴き声が聞こえてきた。そして、メスが飛んでいくのを見つけた。また、帰り際にはハチクマが旋回しているところにサシバが飛んで来て追い払う場面を見ることができた。2時間ぐらいしか観察できなかったが、結構いろんなトンボや鳥に出会うことができた。

Cimg7366 Cimg7389 Cimg7401 Cimg7435 Cimg7462 Cimg7519 Cimg7391 Cimg7394 Cimg7584 Cimg7593 Cimg7598 Cimg7612 Cimg7632 Cimg7622 Cimg7626

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月山・自然博物園’07.6/2

2007年06月02日 | 月山

先週も月山に行ってみたが、雨降りで鳥見どころではなかった。今日はそのリベンジだ。天気も良さそうなので楽しみだ。昨夜寝るのが遅くなってしまったが、朝4時に起き、4時半頃家を出た。この頃、夜が明けるのがずいぶん早くなった。4時半ですでに明るくなっている。近くのコンビニで朝食を買って、あとは直行だ。5時半頃志津の自然博物園に着いた。ネーチャーセンターわきの広場の雪はすっかり消えてなくなっている。山際のところにミズバショウが咲いている。でも、もう終わりといった感じだ。Cimg7104 それにしても、今年は本当に雪が少なかったんだと実感する。例年ならまだまだ雪が残っていて、雪の上を歩いて崖を上っていくのだが、今年は・・・すでに雪は消え、樹木も立ち上がり、葉が青々と茂っている。これじゃあ、規定の道を歩いて上に上って行くしかない。石跳川の方からミソサザイの元気なさえずりが聞こえてくるが、帰りに寄ることにして、崖を上っていった。Cimg7217 途中オオルリの声が聞こえてきたので姿を探すと、木のてっぺんでさえずっている。この木に止まって鳴くのを何度も見たことがあるが、オオルリのソングポストになっているのだろう。崖を上ると、ブナの林だ。雪があればどこでも歩けるのだが、今日はやぶで歩けない。仕方なく、道なりに歩いていくと、キビタキらしい声が聞こえてきた。「~らしい」と言うのは、いつもマイフィールドで聞くさえずりとちょっと違うような気がしたからだ。でも、あの声は確かにキビタギだよなぁ・・・と、一人ブツブツ言いながら葉っぱだらけの中を探すと、・・・いた、いた。やっぱりキビタキだった。ちょっと若い個体のようだ。写真は撮れなかったが、一応これで青・黄はそろった。さらに歩いていくと、またキビタキの声だ。Cimg7077 今度は崖の下の方から聞こえる。あちらこちら葉っぱの間をのぞいて、やっと見つけた。この個体はのんびりさえずっているので、じっくり観察and撮影できた。やっぱり新緑にキビタキは最高だ。この後も数個体キビタキに会うことができた。十分キビタキを堪能することができた。上りは周海沼まで行こうかと思ったが、身体的都合により「湧き水」のちょっと上の大木の所でストップにした。ここでしばらく休んでいると、シジユウカラ・アカハラ・ゴジュウカラ・ミソサザイ・キビタキの声を楽しむことができた。とにかく新緑の中に身を置く心地良さ。野鳥のさえずりの心地良さ。とにかく最高の贅沢だ。下りの途中、「展望地」に寄ってちょっと遠くの景色でも見て・・・と、ほんの気まぐれだった。そのちょっとした気まぐれが、またまた素晴らしい出会いを用意してくれた。Cimg7210Cimg7113 ツツジの花を入れて景色の写真を撮ろうと思ったところに、ス~~と飛んできた1羽の鳥さん。クロジだ。実は心密かにねらっていた鳥で、しかも近すぎ!こんなに近いところに止まって大丈夫なの?躍る心を落ち着かせながらカシャ、カシャ。地面に降りてのカメラ目線にもカシャ、カシャ。移動してのさえずりもたっぷり聞かせてくれた。気がつくと、近くにもう一羽やってきた。♀かもしれない。カップルで待ち合わせしていたのかも。それにしても人を恐れない個体だったなぁ・・・と感心しつつ崖を下っていった。Cimg7211 上る途中鳴いていたミソサザイの所にCimg7228 寄ったが、虫が顔の周りでうるさいのと、タイミングが合わなかったのと、もうすでに満腹状態だったのとで、すぐに帰ってきてしまった。車に戻ったのは8時過ぎだった。弓張平に移動して、コンビニ朝食をとった。窓を全開にして、爽やかな空気を吸いながら食べていると、「カッコー、カッコー。」と聞こえてきた。そう言えば、今シーズンカッコウの声は初耳かも。食べた後、寝不足もあって、眠くなってきたので少し眠った。Cimg7252 気がつくと、9時半だった。そろそろ移動しようかと考えていると、「カッコー、カッコー。」と鳴きながらカッコウが飛んできた。後を追うと、姿を見つけることができた。カッコウを撮ったのは久しぶりだなぁ。結構歩いたのと、良い出会いがいっぱいあったのとで、今日の鳥見はここで終了とした。

【出会った鳥たち】 オオルリキビタキクロジカッコウ・ミソサザイ・アカハラ・アオゲラ・コゲラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ

Cimg7223 Cimg7225 Cimg7081 Cimg7084 Cimg7092 Cimg7096 Cimg7119 Cimg7124 Cimg7145 Cimg7152 Cimg7162 Cimg7174 Cimg7197 Cimg7232 Cimg7251

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