今シーズンの月山はどうだろう。様子見がてら月山に行ってみた。リフト乗り場に行くと、何と!・・・補修工事のため15日まで運休との事。ガーンここまで来て、空戻りか・・・と、売店の人に聞くと、リフトの下を歩いて登れるとの事。かなり急斜面なのでちょっと迷ったが、これも滅多にない体験と思い、
登ることにした予定していなかった登りのため、かなり疲れてしまったが何とか40分くらいでリフトの上駅に着いた。姥ヶ岳の方を見上げると、まだかなりの雪が残っている。スキーをする人たちも結構いるが、みんな、スキー板やくつを担いで登ってきたのだろう。さすが、若い人は違う店で借りたアイゼン(レンタル料500円、保証金1500円)を着けて、雪の上を姥ヶ岳に向けて登っていった。姥ヶ岳山頂はすでに雪はなくなっていたが、南側の斜面はまだだいぶ雪が残っていた。登りきった辺りに、チングルマがたくさん咲いていた。ちょうど満開の状態だったしかし、もうちょっと上に行くと、既に咲く終わっていた。ほんの10数mの違いで、花の様子がこんなに大きく変わるんだと驚いた。山頂では、エーデルワイスことヒナウスユキソウが満開だったあと、ヨツバシオガマ、ウズラハクサンチドリ、ウサギギクなどが花を咲かせていた。
北の方には、雲の上に鳥海山が見える。高山植物をたっぷり堪能しながら、お昼すぎまで・・・と思っていたら、だんだん雲行きが怪しくなってきた風が出てきて、細かい雨が降ってきた。今日は雨の予報ではなかったので、雨具を持ってきていなかった。・・・という訳で、早めに下山した。案の定、駐車場に戻りしばらくすると、本格的な雨降りとなってしまった自分の好きなミヤマリンドウは、まだ蕾も出ていない状態だったが、他の植物の花を楽しむことができたので、まずまずのフラワートレッキングだった。
【高山植物】 マイヅルソウ、シロバナニガナ、チングルマ、ヨツバシオガマ、ウズラバハクサンチドリ、コイワカガミ、イワオトギリ、ニッコウキスゲ、イワイチョウ、ウサギギク、ヒナザクラ、ヒナウスユキソウ