きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

寒河江市いこいの森’07.5/12

2007年05月15日 | マイフィールド

飛島では黄色い鳥はしっかり見て撮ることができたが、青い鳥とはどうもタイミングが合わなかった。青い鳥をじっくり見たいということで、マイフィールドの青い鳥・黄色い鳥のポイントに出かけた。連休中にキビタキは確認したが、オオルリは未確認であった。でも、10日も過ぎているし、もう来てるだろう。Cimg7041 駐車場に車を止め、外に出ると、遠くでキビタキのCimg7040 声がする。おっ、鳴いてるね。わくわくしながら坂を上がっていった。キビタキの声ははっきり聞こえるが、葉っぱがだいぶ大きくなり見えにくくなっている。それに、なかなか近くに来てくれない。我慢できずに向こう側に移動すると、キビタキもまた向こう側に行ってしまう。こちらの気配を感じているのだろうか。行ったり来たりを何回か繰り返していると、オオルリの声が聞こえてきた。「お~、オオルリの登場ですね。」タイミングの悪いキビタキを中断して、オオルリに変更だ。でも、こちらもなかなか射程距離に入らない。やはり、「二兎追うもの・・・。」か?心を入れ替えて、キビタキに戻る。でも、やっぱり近くには来てくれない。Cimg7028 何とかチャンスらしき場面が一度だけあった。まあ、今日のところはこれくらいで良しとしよう。あとは、今日の目的のオオルリだ。結構いいところに来てくれたが、虫捕りに夢中のようで、とにかく忙しそう。そのうち、山の反対側の方に行ってしまった。仕方ない。戻ってくるまでちょっと一休みしよう。Cimg7037 回りを見ると、山ツツジが咲き始めている。もうそんな時期になったんだなぁ。野草では、イカリソウが白い花を咲かせ、今が盛りのようだ。足元にはナルコユリが可憐な花をつけていた。突然、チリリ・チリリとサンショウクイの声がした。木々の間を目で追ったが、見つけられなかった。朝8時半過ぎ出てきて、すでに2時間たっている。お昼までには帰ると言ってきたので、あと1時間ぐらいしかない。今日も青いのはダメかと思った頃、聞こえてきた。オオルリのさえずり。飛んで行った後を追いかけて坂を下ると、何と目の前の枝にオオルリが・・・。Cimg7035 思いもしなかった展開にあわててしまったが、何とか無事撮ることができた。逆光ぎみではあるが・・・。やっぱり青い鳥はいつ見てもきれいだ。今日の半日鳥見は種類的にはオオルリ・キビタキのほか2,3種といったところだが、「二兎追って、二兎得た」ようなもので、とってもうれしい鳥見だった。

【出会った鳥たち】オオルリキビタキ・シジュウカラ・ヤマガラ・メジロ・サンショウクイ

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飛島’07.5/6(2日目)

2007年05月12日 | 飛島

昨夜は夕食後、yamameさんと一緒に4人で楽しい酒を飲んだ。そして、yamameさんから、学校グラウンドにハギマシコがいたと聞いた。えっ、うそっ。自分たちが見たときはマヒワしかいなかったはず・・・。どうやらグラウンド脇の下のところにいたらしい。やはり、見るべき人が見ると違うなぁ。いくら酒で盛り上がっても、9時過ぎには寝てしまうのが「飛島のバードウォッチャー」。yamameさんはお向かいの部屋に入り、自分たち男3人、「川の字」になっておやすみ~。早朝4時半に起き、窓を開けると濃霧で、全然見えない。それでもかすかな希望を持って、5時に二の畑に向かう。山の上に上ってもやっぱりガスがかかってよく見えなかった。昨日もコウライウグイスが出たと言う。何とかチラッとでも見たい、と待った。Cimg6814 しばらくして、昨日のカラアカハラ♂が出てくれた。今朝も愛想が良い。ゴドイモ畑でヒメコウテンシが出ていると言う情報で、探してみるが見つけられない。まだ見たことがないので、どんな鳥かイメージがわかなかったが、ヒバリみたいな感じかな?Cimg6999 3の畑を下ったところの小さな小さなダムの所に寄ってキビタキを見て、2時間ぐらいの早朝鳥見終了となった。旅館に戻り、7時半ころ朝食をとりながら、今日の予定を立てた。今日の天気予報は「曇りのち雨」で、70%の降水確率だった。夕方頃までもってくれれば2便で帰れるが、昼前に本降りだったりすると鳥見もできないので、1便で帰ったほうが良いだろう。いろいろ考えているところに、旅館の女将さんが3時頃まではもつと言っていたという情報を聞いた。よし、これならたっぷり鳥見できるぞ。しかし、ketoさんは身体的理由and仕事的理由・・・で、1便で帰ることになった。ketoさんは1時間ほどの鳥見なので、例の2の畑に行って、そのまま船に向かうとの事。自分とKANさんは、KANさんの希望でヘリポートへ。そこから巨木の森、そして上に上って、畑をめぐってマリンプラザに向かうことにした。ketoさんと旅館の前でお別れし、学校グラウンドへ向かった。もちろん、昨日見つけられなかったハギマシコ、そしてヨーロッパビンズイねらいだ。yamameさんは鼻戸崎に行くと言う。My自転車で前を行くyamameさんを見て、「すっかり飛島人だなぁぁぁ。」と思った。早朝のガスは晴れてきたが、今にも泣き出しそうな空模様だ。学校に行くと、yamameさんの自転車があった。グラウンドを見回していると、またマヒワの群れだ。山の方からコルリのさえずりが聞こえる。オオヨシキリの姿も見えた。しばらくヨロビン(ヨーロッパビンズイ)を探していると、アンテナの上にビンズイを発見。そして電線に止まり、下の草むらに下りた。その時、自分は「ヨロビンだ!」と思い、yamameさんにTELした。Cimg6844 しかし、・・・家で画像を見ると、どうもただのビンズイのような気が・・・する。このブログをご覧になられた方、お分かりでしたら教えてください。さて、そんな中、ketoさんからメールが。「コウライウグイス、出ました。」えっ、すご~~~い。一瞬、ketoさんに嫉妬心を抱いてしまった自分。ゴメンナサイ。しかし、ここから2の畑に行くにはあまりにも時間がかかりすぎる。諦めるしかない。その分、他の鳥でトリ返そう。そして、・・・出ました。ハギマシコ!やったぁ!もう、同じカットを何枚も撮ってしまう自分。やっと落ち着いて観察すると、頭が白銀っぽい。Cimg6917 ジョウビ♂のような頭。背から腰までは黒っぽい感じだ。これまで見たハギマシコとちょっと違うなぁ・・・。夏羽に近くなっているのかなぁ・・・、と思った。学校から坂を上って、ヘリポートへ向かった。yamameさんは巨木の森から鼻戸崎へ。ヘリポートでは、昨日と同じメンバーが集まっていた。昨日と同じようにキマユホ・コホオアカを撮っていると、・・・、えっ!雨!がザァーザァーと降ってきてしまった。時計を見ると10時。何と言う中途半端なこの時間。1便には間に合わないし、かと言って2便の4時にはまだまだある。・・・そして、ぼくは途方にくれる・・・なんて歌があったなぁ。切なる願いが天に通じたのか、時々止んでくれて、12時頃にはすっかり止んでくれた。Cimg7006 何とか計画通りに鳥見でき、無事4時出航の船に乗船できたのであった。お土産は、飛島名物「イギス」。今回、初めての1泊探鳥であったが、KANさん、ketoさんと3人で楽しく鳥見でき、さらに、yamameさんにはいろいろ鳥情報をいただき、またまたさらに、夜はおいしいお酒までご馳走になり、とても楽しく充実した2日間でした。皆さん、2日間有難うございました。また来年、ご一緒できるといいなぁぁぁぁ。

【出会った鳥たち】カラアカハラムネアカタヒバリアオジシベリアアオジキビタキビンズイイソヒヨドリハギマシコキマユホオジロホオアカコホオアカジョウビタキ♀アトリオオルリ♀・アカハラ・マミチャジナイ・ホオジロ・カシラダカ・ルリビタキ若・マヒワ・メジロ・コルリ・オオヨシキリ・ノビタキ・サンショウクイ・センダイムシクイ・メボソムシクイ・カラスバト・アマサギ・カモメ類       <29種以上>

Cimg6765 Cimg6804 Cimg6825 Cimg6832 Cimg6945 Cimg6996 Cimg6846 Cimg6857 Cimg6887 Cimg6967 Cimg6953 Cimg6976 Cimg7004 Cimg7016 Cimg7017

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飛島’07.5/5 (1日目)

2007年05月10日 | 飛島

昨年は日帰りだったが、念願叶い今春は一泊二日の飛島探鳥だ。一人では心もとなく、ネット友のKANさん・ketoさんの3人で行くことになった。さらには、毎年飛島に行っている宮城のyamameさんも、同じ日に・同じ船で・しかも同じ旅館泊まりで行くとの事。これはすごい探鳥旅行になりそうな気がする。2日間の大まかな日程は次の通りだ。5日の酒田港発第1便(8:45出航)で渡島し、旅館に荷物を預けて早速鳥見。夕方まで探鳥して旅館に入る。ビール1本ぐらい付きの夕食後、早めに寝る。朝は4時半に起きて、朝食前に2時間ほどの探鳥。宿に戻って朝食を済ませ、昼食をお願いしてチェックアウト。それから飛島発第2便出航(16:00)に合わせて、15時頃まで一日探鳥・・・・、というかなりハードで計画だ。1週間前ぐらいまではずっと好天の予想だったが、何故か3日前ぐらいになっていきなり雨マークが出てびっくりだった。70%くらいの確率なので、雨がっぱを用意し、覚悟を決めての出発となった。今回、KANさんの車に乗せていただくことになり、寒河江市のチェリーランド5:30で待ち合わせた。2,3分ほどしてKANさん・ketoさんが来た。ketoさんはオープンカーだった。この人はきっとすごい人だと思った。すぐ出発し、酒田市には1時間半ぐらいでついてしまった。コンビニで昼食を買いに立ち寄ると、何と、そこにはyamameさんの姿があった。何と言う奇遇な。船は8:45定刻に出航した。KANさんとyamameさんは甲板に行った。自分とketoさんは後方のボックスシートに座っていた。波1.5mとの予想だが、これがなかなかどうして、結構な揺れだった。隣のketoさんの口数が少なくなった。ketoさんは船酔いするとの事。かなりつらそうだ。自分は船酔いはしないが、揺れるのが怖い。二人ともじっと我慢の1時間半だった。港に着くと、旅館の車が止まっていて、荷物を積んで旅館まで運んでもらった。旅館までは約15分。鳥見器材を準備し、さあ飛島探鳥に出発だ。yamameさんがメールで、今どんな鳥が出ているか確かめてくれた。コウライウグイスが朝出たとの事。これはぜひ見たい鳥だ。それから、カラアカハラ・ヨーロッパビンズイ・コホオアカ・・・・と、普段の鳥見では絶対に見ることのできない珍し系の野鳥たちだ。最初の予定では、学校グラウンドの方から上に上って、3の畑~1の畑へと進むコースを考えていたが、カラアカハラをぜひ見たい、運が良ければコウライウグイスも見たい・・・ということで、1の畑の方から回ることにした。天候は霧雨で、ガスっていて視界が悪い。これじゃあ鳥を見ても霧の中という感じで、写真的にはあまり良くない。それでも、珍し系の鳥たちが出てくれた。Cimg6518 まずはカラアカハラ。はじめ♀が出て、そのあと♂を見ることができた。♀はのどから胸にかけて太い縦斑がある。♂は頭から背、そしてのど・胸にかけて灰青色だ。yamameさんの話では、カラアカハラがこんなに開けたところに出てくれるのは非常に珍しいとの事。かなり警戒心の強い鳥なのだ。おかげでたっぷり観察・撮影することができた。しかし、画像のほうはというと・・・ガスっていて、ん~~??だった。2の畑ではムネアカタヒバリを初見した。ほんのり赤茶色した顔、のど、胸がかわいかった。そこから3の畑・グラウンド・ドコモのアンテナ畑と回ったが、これといった鳥は出なかった。それにしてもマヒワの多いことにはびっくりした。これでもか・これでもかと出てくる。スズメより多いと言う、みんなの一致した感想だった。ヘリポートが一番鳥の出が良かった。カシラダカ・マヒワ・ホオジロの普通種に加え、Cimg6555 キマユホオジロ・コホオアカがいた。アCimg6639 マサギが2羽いて、時々その小鳥たちに突進しては飛ばしていた。「ここはオレたちのエサ場だゾ!」ということか。でも、そのおかげで木に止まったキマユホが撮れた。結果オーライで~す。どんよりとした曇り空なので、夕方暗くなるのが早い。鳥がせっかく出ても、良いところに止まっても、シャッタースピードが上らず、全部ボケボケだった。これはもう旅館に帰るしかないな。巨木の森の方にも行ってみたかったが、楽しみはまた明日ということで。最後に学校グラウンドに寄ったが、マヒワばっかし・・・。最後は海沿いの道路を歩くこと3,40分。足が棒になっていた。                      <To be continued>

【出会った鳥たち】ムネアカタヒバリノビタキカラアカハラ♂♀・ジョウビタキ♂・アトキビタキ♂♀・コホオアカキマユホオジロアマサギシベリアアオジマヒワオルリ♂・イソヒヨドリ・メジロ・センダイムシクイ・メボソムシクイ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・サンショウクイ・ヒレンジャク・ニュウナイスズメ・ツツドリ・アカハラ・シロハラ・ツグミ・ミヤマホオジロ・アオバト・カラスバト・キジバト・ヒヨドリ・ツバメ   <32種以上>

Cimg6447 Cimg6476 Cimg6529 Cimg6486 Cimg6507 Cimg6515 Cimg6541 Cimg6547 Cimg6589 Cimg6607 Cimg6603 Cimg6631 Cimg6683 Cimg6684 Cimg6688

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宮城・鳥の海’07.4/30

2007年05月02日 | シギチ日記

約2ヶ月ぶりの鳥の海行きだ。朝4時半すぎに家を出たが、だいぶ明るくなっていた。寒河江を過ぎたあたりで、山から朝日が昇るのが見えた。何だかとても清々しい気分だ。いつもの通り仙台宮城ICから高速に上り、村田ICで下りて、亘理町鳥の海に着いたのが7時過ぎだった。今日は大潮ということで、干潟が広がっていた。友輪広場に車を止めて干潟を見ると、早速大型のシギを発見。チュウシャクシギ4羽を確認。結構近くて、アップで撮れた。遠くの干潟にハマシギの群れ、メダイチドリがいる。しばらく観察して、海辺に行ってみた。水際のところには鳥影なし。Cimg6093 砂地に何か動くのがいた。見ると、ミユビシギ2羽だった。冬羽から夏羽に換わる最中のようだ。チョコチョコ動いては止まり、またチョコチョコ動いては止まる。何ともめんこいシギだ。8時過ぎ、友輪広場でコンビニ朝食を食べ、友遊広場に移動した。ユリカモメはた~くさんいるが、シギは・・・、いたいた。Cimg6055_1 チュウシャクが4~5羽。それからメダイチドリが結構いるぞ。ずうっと見ていくと、チュウシャクシギと同じくらいの大きさで、くちばしが真っすぐのシギがいた。オオソリハシシギだ。顔から胸、腹に赤褐色がなく、図鑑を見ると♀の夏羽のようだ。しばらく観察して、そろそろ蒲生に行こうかと思っていたが、いきなり、とんでもないのが飛んできた。セイタカシギだった。思いもしない「水辺の貴公子」の登場にテンションは一気に急上昇だ。Cimg6309 少し落ち着いて、よく見てみると、一羽の羽色は緑光沢なのに対して、もう一羽は茶色っぽい。図鑑で確かめてみると、茶色っぽいのは♀のようだ。さて、十分にセイタカシギを堪能したあと、蒲生・大沼・岩沼に行ってみた。しかし、・・・蒲生は干潟は出ているが、潮干狩りの人、人、人。鳥影全くなし。わずかにコチドリ4羽。大沼に寄ったが、釣り人ばっかし。コミミ見当たらず撃沈。お昼は岩沼のいつもの場所で食べ、田んぼ巡りをしたが、わずかにシギが3羽飛び立ったのみ。こんな状況で、結局鳥の海に戻ることとなった。しかし、戻ってみると、潮が満ちていて、干潟なし。仕方ないので、海辺のミユビシギにもう一度相手してもらうことにした。一羽だけしか見当たらなかったが、砂山の上の方にムナグロを発見した。Cimg6422 上に上がってみると、夏羽2羽・冬羽2羽の4羽がなかよくまどろんでいた。そして、砂地のくぼみにはハマシギの群れが休んでいた。くぼみをうまく利用して、風を避けているようだ。今日は気温が高く、空気が揺らいで、写真を撮るにはあまりよくない天候だ。きょうは、いろんなシギチを見ることができたし、思いがけずセイタカシギにも出会うことができて、遠征してきたかいがあった。まあ、欲を言えばコミミにも会いたかったが・・・。15時頃出て、帰りは山形自動車道を使って帰った。

【出会った鳥たち】 チュウシャクシギオオソリハシシギセイタカシギムナグロミユビシギハマシギメダイチドリコチドリ

Cimg6035 Cimg6052 Cimg6060 Cimg6146 Cimg6208 Cimg6092 Cimg6128 Cimg6119 Cimg6126 Cimg6102 Cimg6268 Cimg6275 Cimg6281 Cimg6297 Cimg6307 Cimg6388 Cimg6373 Cimg6415 Cimg6368 Cimg6313 Cimg6222

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