きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

石巻’08.5/17

2008年05月26日 | シギチ日記

シギチドリの春の渡りを求めて、石巻に出かけた。以前は「識別が難しく、地味な鳥」というイメージであまり見たいと思わなかったのだが、ここ数年、「結構色合いがきれいだ。なかなかかわいい」と思うようになり、毎年、春と秋の渡りの時期に太平洋側に遠出の鳥見に出かけるようになった。石巻には昨年初めて行ったが、種類・数ともになかなか良いシギチポイントとなっている。干潮時間帯に合わせて、早朝4時半に家を出て、3時間ほどで着いた。車を駐車スペースにとめたら、隣にネット友人のKさんがおられた。車の中で朝食をとっている間に、Kさんはもう干潟の方に行かれたようだ。しっかり腹ごしらえを済ませ、いよいよシギチ探鳥に出発だ干潟がず~っと広がっている。工事用の道を歩きながら、双眼鏡で探すが見当たらない。左側の沼?池?にカモを見つけたが、シギはいないようだ。2,3週間前にツバメチドリがいるという情報があったが、すでに移動してしまったようだ。仕方あるまい海側のほうに歩いていくと、Cimg0003 赤茶色の腹が目立つチドリを見つけた。メダイチドリだ。他にシギチドリCimg0009 がいないので、気をつかって近くによってきてくれたそして、ここですごい技をさりげなく披露してくれた。よく「千鳥足」と云うが、あっち行き、こっち行きしていたかと思った瞬間、サッと横にくちばしを刺し込み、泥の中の生き物を引っ張り出した。通り過ぎたと相手を油断させておいて、一瞬のうちに引っ張り出して食べてしまうというすごい技だったずっと見ていても飽きなかったが、いつまでもメダイの相手ばかりしていられない。小さなシギの群れが飛ぶのが見えたので、そっちに移動した。Cimg0143 ハマシギとトウネンの群れだった。ハマシギは夏羽で、腹の大きな黒斑が識別ポCimg0174 イントだ。別に「腹黒いシギ」という訳ではないが、どうしてこんな大きな黒い斑が腹にできるんだろう?不思議だ。トウネンの夏羽は胸が赤茶色で、地味なシギの中では美しい羽色のシギだと思う。ハマシギは小さいシギだが、トウネンといっしょにいるとちょっと大きめだ、トウネンが13cmぐらいなのに対して、ハマシギは体長16cmほどだ。Cimg0141 お昼過ぎまでの鳥見で出会えたのは、ハマシギとCimg0142 トウネンの群れと、メダイチドリ、コチドリだけだった。本当はオオソリハシシギの夏羽も見たかったのだが・・・でも、シギの基本種であるハマシギとトウネンをじっくり観察できたので、大変勉強になった。それから、いたるところでヒバリがさえずり飛翔をしていた。この地区が「雲雀野」というだけあって、ヒバリの多いところなのかもしれない。

【出会った鳥たち】メダイチドリコチドリハマシギトウネン・ヒバリ・コガモ・スズガモ・カルガモ

Cimg0005 Cimg0038 Cimg0043 Cimg0133 Cimg0104 Cimg0115 Cimg0022 Cimg0157 Cimg0153 Cimg0099 Cimg0162 Cimg0163

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛島探鳥Ⅱ’08.5/11

2008年05月20日 | 飛島

飛島の二日目。早朝4時に起きて、朝ごはんまでの早朝探鳥に出発。Cimg3408 今回は、ヘリポートまで上ってそこから学校裏のグラウンドに下ってくるコースをとった。ヘリポートへの上り坂では、コルリのさえずりが聞こえ、とてもさわやかな気分だった。姿を探したが、林の中は薄暗く、見つけることができなかった。ヘリポートには誰もおらず、鳥も出なかった。しばらく待ったが、時間がもったいないので、上のアンテナ畑まで行ってみた。坂の途中で、アカハラが道路に降りて、Cimg3409 Cimg3412 エサを探していたが、車が来て飛ばしてくれた。でも、何とか見つけて、暗いながらも証拠写真程度に撮ることができた。あとは何も出ず、しぶしぶ下のグラウンドまで下りて行った。でも、そこで、オオルリが待っていてくれた。これまでマイフィールドで何年も撮ってきたが、なかなかあの青をきれいに写すことができず、自分の課題の一つとなっていた鳥さんだった。この日は、時々背景のすっきりした所にとまってくれたので、何とか今までよりは納得のいく写真を撮ることができた。そろそろ朝食の時間なので、宿に戻らなくては・・・と考えていたら、携帯が鳴った。Yさんからで、ヘリポート近くでノゴマが鳴いているよ、との事。もちろんノゴマは初見の鳥だ。でも、宿に戻らなくてはいけない時刻。しばらく考えて、わざわざ連絡していただいたのだから・・・と思い、急ぎヘリポートに行った。でも!・・・30秒ほど前に、アオジがノゴマを追い出したとの事。あぁ・・・あの迷っていた時間がいけなかったんだ。世の中こういうことはよくあることだ。あとから千葉のご夫婦もいらして、4人で待ったが、結局その後は現れず、宿に戻った。朝食を食べながら話を伺うと、マリンプラザ脇の神社にキマユホオジロがまだ居るとの事。食べながら2日目のコースを考えた。まず、今回全然珍し系を見ていないので、キマユホオジロを見に行って、その後上の畑に行ってマミキビを探して、それから四谷ダムに寄って、ヘリポート、鼻戸崎で昼食を食べて、最後に学校裏グラウンドに寄って、3時半ごろまでにマリンプラザに行くことにした。急いで荷物をまとめ、ご主人に頼んで、鳥見に出発したのが9時過ぎ。早速マリンプラザ脇の東屋に行くと、男のBWが一人いた。しばらく待っていると、草むらに2羽飛んできた。確かめると、アオジとキマユホオジロだった。草丈が長く、なかなか厳しい撮影条件だった。Cimg3452 やっと近くの木の枝にとまったかと思えば、枝が邪魔をしてしまうし、あまり相性の良くないキマユホオジロのようだ。何とか証拠写真程度に撮ったので、上の畑のほうに上っていった。早朝コホオアカが出たという話を聞いていたので探したが、見つけられなかった。四谷ダムでは、センダイムシクイぐらいしか見当たらず、順調にコースを進んでいった。ヘリポートでしばらく鳥の出を待っていたら、枯れ木の頂上にヒレンジャクがとまってくれた。ちょっとの時間だったので写真は撮れなかった。鼻戸崎で今朝オジロビタキが2羽観察されたという話を聞き、オジロビタキを探しながら鼻戸崎で昼食をとることにした。残念ながらオジロビタキは見つけられなかったが、天気も良く、のんびり風景を眺めながら宿のおにぎりをいただいた。ノゴマが諦めきれず、またヘリポートの方に戻ったが、やっぱり現れなかった。下のグラウンドの方に移動しようと歩き出したところで、Yさんに出会った。道路の脇でシメを撮っていた。かなり近い距離だ。この時期のシメは、色が鮮やかになり、太い嘴は金属光沢のシルバーメタリックだ。とってもきれいでしばらく見とれてしまった。Cimg3517 しばらく付き合ってもらい、学校裏のグラウンドに移Cimg3549 Cimg3520 動した。ビンズイを撮っていたのだが、最後の最後に真打登場となったのが、ジョウビタキ♂だった。突然目の前をオレンジのかたまりが飛んだので、はじめ何だろう?コマドリ???と思ったが、ジュウビタキだった。このジョウビくん、最後に別れを惜しむかのようにたっぷりサービスしてくれて、こちらも満足して2日間を締めくくることができた。今回は珍鳥や憧れの鳥に出会うことはできなかったが、色鮮やかな鳥たちに出会うことができ、また、例年通りおいしい飛島の食を味わうことができた。また、秋に来よう。

【2日目に出会った鳥たち】オオルリ・アカハラ・キマユホオジロシメジョウビタキビンズ・キビタキ・アオジ・ヒレンジャク・カシラダカ・メジロ

Cimg3424 Cimg3415 Cimg3423 Cimg3430 Cimg3432 Cimg3503 Cimg3492 Cimg3513 Cimg3531 Cimg3534 Cimg3542

Cimg3545 Cimg3546 Cimg3554 Cimg3426

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛島探鳥Ⅰ’08.5/10

2008年05月14日 | 飛島

今年で3年目を迎える飛島行き。今年はゴールデンウィーク中何かと忙しく、何とか土日に1泊で行ってきた。天気が良かったです~。(鳥は?)いや~、波が高くて、大揺れでした~。(で、鳥は?)鳥見の方が何人か乗船してましたよ~。(それで、鳥は!?)そうそう、乗ってる時は気付かなかったけど、降りたら、仙台のYさんがいてびっくりしました~。(だから!鳥は!?)・・・・・と言うような声が聞こえてきそうですが、・・・、はっきり言いましょう。今年は「不作」でした。昨年は、カラアカハラの♂♀やムネアカタヒバリやコホオアカ、ヨーロッパビンズイ、そしてコウライウグイスまで出現したのですが、今年はさっぱりでした。ずっと晴天が続き、暑かったりしたので、鳥がどんどん抜けて行ったという声が多く聞かれました。・・・で、せっかく2日間飛島で鳥見をしてきたのですから、少しぐらいはご報告しなくては・・・、ということで、第1日目です。朝4時過ぎ起床。家を出たのは4時45分頃でした。そして、酒田の港に着いたのが6時半頃。まず、情報をいただいていた○○サギですが、見つけられず。その夜、仙台のYさんに思いっきり写真を見せられ大ショック。(やっぱりいたんですね~。タイミングが悪かったんですね。)船は8時45分、定時に出港。と、その前に、海鮮どんやで「づけ丼」を食べました。これが超うまっ!でも、写真を撮るのをすっかり忘れている自分でした。ここに貼れず、申し訳ないです。船はまるでエレベーターが上下するように揺れに揺れました。自分は船酔いはしませんが、船が真っ二つになるような恐怖感に襲われた1時間半でした。窓からは○○ミズナギドリが見えました。(何ミズナギか分かりません。)飛島に着いて、荷物を預け、早速探鳥開始!Cimg3340 どんな珍しい鳥に出会えるかわくわくしながら歩いたが・・・、とにかく鳥Cimg3342 Cimg3354 Cimg3348 が少ない。見つけた!と思ってよく見ると、アオジ!とにかくアオジが多い。次はメジロ、カワラヒワなどなど。ヘリポートでず~っと待ったが、出るのはカシラダカのみ。あまりにも鳥が出ず、このままじゃ写真1枚も撮れず・・・てなことになっては、あまりにもショックが大きすぎる。ので、カシラダカやツグミを撮った。普通種だなんて言ってる場合ではない!やっとこれは!という鳥に出会えたのは、アンテナ畑の道向かい。黄色い腹!おっ、やったぁ!念願のマミジロキビタキ?と双眼鏡を向けると、「マミ黄」。Cimg3395 ちょっとがっかりだったが、でも近い!もちろんマイフィールドでも見られるが、これ程近くで見られることはまずない。アップの顔もたっぷり見ることができた。今季自分はキビタキとの相性バッチリだ。お昼はヘリポートで食べ、マミキビの♀が出たという話を聞き、また2の畑の方まで行ったが見つけられず。上の畑からヘリポートまで1往復半歩いた。かなり疲れた。最後は下の学校裏Cimg3401 Cimg3405 のグラウンドでオオルリを見つけて終了。宿に帰る途中、お約束のイソヒヨをパチリして、今日は終了となった。夕食は今年も「豊作」だ。Yさんはじめ、茨城のご夫婦と鳥談義に花を咲かせ、ビールが進んだ。情報としては、マリンプラザ脇の神社にキマユホオジロが出ているとのこと。明日こそは・・・と期待し、9時にすぐ就寝

【出会った鳥・声だけの鳥】アオジ・カワラヒワ・メジロ・シジュウカラ・マヒワ・ツグミカシラダカ・オオルリ・キビタキ

Cimg3400 Cimg3403 Cimg3343 Cimg3352 Cimg3350 Cimg3360 Cimg3362 Cimg3372 Cimg3381 Cimg3397 Cimg3388 Cimg3407

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏鳥Ⅱ・寒河江市’08.5/5

2008年05月06日 | マイフィールド

先週キビタキには会えたが、青い鳥には会えなかったので、今日は青い鳥を探しに、先週に引き続いてのいこいの森行きだ。ここは寒河江市が整備した公園だが、大江町にとっても近く、寒河江市の中心からだいぶ離れているということもあって、どちらかと言えば「大江町民のいこいの森」となっている。連休中ということで、朝早くからテントがいくつもたっている。今日は、予定では5時半から鳥見をして、8時までには家に帰って朝ごはんを・・・という計画である。いつものコースで、山道を上がっていくと、早速キビタキの声が出迎えてくれた。まずはキビタキに相手してもらおう。今日はどちらかというと、木の上の方でさえずっている。Cimg3290 何枚Cimg3299 か撮ったが、空抜けばっかしだ。さらに先に進むと、・・・聞こえてきた。オオルリだ。今年もちゃんと来てくれた。ただ、林の向こうで姿が見えない。まあ、しばらく待てば、こっちにも来るだろう。しばらく辺りを見ていると、「ブーン、ブーン」とハチのような音が聞こえ、何かが崖の下のやぶに入った。双眼鏡で確かめると、キビタキ♂2羽だった。なわばり争いをしているのだ。尾羽をピンと上げて、威嚇している。そして、「ブーン、ブーン」と羽音を立てながら追いかけっこだ。どうやら、この斜面沿いには3羽いるようだ。さっきの1羽は眉斑の黄色が少なく、上面の羽色もやや薄く、若い個体のようだったが、こっちの個体は、しっかり成鳥とやや若い個体のように見えた。オオルリはちらっと近くに来てはくれたが、案の上、木の上でさえずっているので空抜けしか撮れなかった。天気も曇りという事で、青がきれいに出ない。・・・こんな訳で、結局今日もキビタキ中心の撮影となった。自分的には青より黄色の方が好みなので、もちろんOKだ。普通キビタキの黄色は新緑に溶け込み、なかなか探し出せないのだが、なわばり争いのおかげで、たやすく見つけることができた。やっぱり新緑にはキビタキ!キビタキには新緑が似合う!Cimg3311 今日もたっぷり堪能することができた。オオルリでは♀も見つけることができた。一回だけ♂が♀を追い回すところを観察できた。求愛行動だ。どうやらオオルリは今年も繁殖してくれそうだ。キビタキもなわばりが決まれば、何とか繁殖してくれるだろう。キビタキ探しの時、木の上の方にスマートな鳥を見つけた。もしや・・・と思ったら、「ピリリ、ピリリ」と鳴きながら飛んだ。サンショウクイだ。数が減っているというサンショウクイ。ここで繁殖してくれるといいのだが。

追記  午後から大江町の柳川に行った。途中の貫見を過ぎたところでヤマセミ1羽を見つけた。そして、柳川では、サシバを見つけることができた。

【出会った鳥たち】 オオルリキビタキ・サンショウクイ・センダイムシクイ・ヤブサメ・メジロ・シジュウカラ

Cimg3307 Cimg3298 Cimg3293 Cimg3316 Cimg3324 Cimg3327 Cimg3321 Cimg3330 Cimg3337

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする