東京大学名誉教授・樋口広芳先生の著書「ニュースなカラス、観察奮闘記」を読んだ。おもしろい!
カラスが賢いというのは周知のことだが、全国にこんなに凄いカラスがいるとは・・・。公園の水道の蛇口の栓を自分で回して水を出して飲むカラス。このカラス、水を飲むだけでなく、水を浴びることもする。そして、何と、水を飲む時と水を浴びる時では、栓の回し方と出す水の量を変えているというのだ。凄い。こんなカラスがいるとは。このことがずっと頭に残っていた。
ここで問題。カラスの仲間の声はあまりきれいではないが、世界で一番美しい声のカラスは?さて、何でしょうか?わかりましたか?答えは・・・・最後に!
カラスをじっくり観察したことはあまりないが、これまで見た中で記憶に残っているのは、すべり台のようにして遊ぶカラスだ。樋口先生の本に出てきたのは、本物のすべり台で滑るカラスだが、自分が見たのは、屋根のトタンを滑るカラスだった。自宅裏の家の屋根にハシボソガラスがとまっているのを見つけた。窓からずっと見ていたら、羽根を半開きにして、おなかを下にしてトタン屋根をスーっと滑り、そのまま飛んでまた屋根の上にとまり、またスーっと滑った。そしてまたそのまま飛んで屋根の上へ。これを4,5回繰り返すのを観察した。見ながら、「カラスもすべり台で遊ぶんだ。」とびっくりしたことがあった。
さて、カラスネタということで、今回は、先日見つけたハシボソガラスを紹介。クマタカねらいで道路脇に車をとめ、クマタカが出るのをずっと待っていたが、一向に出る気配なし。少々待ちくたびれてきたところに、ハシボソガラスが飛んできた。口に、クルミのような木の実を咥えている。しばらく様子を見ていると、近くの街灯の上にとまり、上に飛んでクルミを落とした。そして、道路に降りて、また咥えて街灯の上に飛び上がった。そして、また飛び出して、上からクルミを落とした。このパターンをしばらく繰り返している。時たま車が通るので、もしかすると、車の前にクルミを落とすかな?と期待して待ったが、それはしなかった。しばらくして、場所を変え、道路脇の雪の上に降りた。そこで、下に置いたクルミを嘴でつつくが、割れない。そりゃあそうでしょう。雪の上ですから。クルミが雪の中に沈むと、また咥えて電柱の上に。飛び出して上から道路に落とし、また道路に降りて咥える。そして、また雪の上でつつく。この繰り返しだが、やっぱり割れず、結局、咥えたまま遠くに飛んでしまった。ここでカラス観察終了。車は時々しか通らないので、車の前にクルミを落とすという行動はなかなか生まれないだろうと思う。以前、TVのニュースで、蔵王周辺の道路でカラスが車の前にクルミを落とす様子を見たことがあったが、その時は、車が頻繁に走っていたので、何かの拍子にカラスが学習したのではないかと思う。
まあ、この日は、こんな感じで、カラスの行動を興味深く観察できた鳥見だった。
<道路にクルミを落とすハシボソガラス>
クイズの答えですが、わかりましたか?
答えは、世界一声の美しいカラスは「マリア・カラス」でした。チャンチャン。
カラスが賢いというのは周知のことだが、全国にこんなに凄いカラスがいるとは・・・。公園の水道の蛇口の栓を自分で回して水を出して飲むカラス。このカラス、水を飲むだけでなく、水を浴びることもする。そして、何と、水を飲む時と水を浴びる時では、栓の回し方と出す水の量を変えているというのだ。凄い。こんなカラスがいるとは。このことがずっと頭に残っていた。
ここで問題。カラスの仲間の声はあまりきれいではないが、世界で一番美しい声のカラスは?さて、何でしょうか?わかりましたか?答えは・・・・最後に!
カラスをじっくり観察したことはあまりないが、これまで見た中で記憶に残っているのは、すべり台のようにして遊ぶカラスだ。樋口先生の本に出てきたのは、本物のすべり台で滑るカラスだが、自分が見たのは、屋根のトタンを滑るカラスだった。自宅裏の家の屋根にハシボソガラスがとまっているのを見つけた。窓からずっと見ていたら、羽根を半開きにして、おなかを下にしてトタン屋根をスーっと滑り、そのまま飛んでまた屋根の上にとまり、またスーっと滑った。そしてまたそのまま飛んで屋根の上へ。これを4,5回繰り返すのを観察した。見ながら、「カラスもすべり台で遊ぶんだ。」とびっくりしたことがあった。
さて、カラスネタということで、今回は、先日見つけたハシボソガラスを紹介。クマタカねらいで道路脇に車をとめ、クマタカが出るのをずっと待っていたが、一向に出る気配なし。少々待ちくたびれてきたところに、ハシボソガラスが飛んできた。口に、クルミのような木の実を咥えている。しばらく様子を見ていると、近くの街灯の上にとまり、上に飛んでクルミを落とした。そして、道路に降りて、また咥えて街灯の上に飛び上がった。そして、また飛び出して、上からクルミを落とした。このパターンをしばらく繰り返している。時たま車が通るので、もしかすると、車の前にクルミを落とすかな?と期待して待ったが、それはしなかった。しばらくして、場所を変え、道路脇の雪の上に降りた。そこで、下に置いたクルミを嘴でつつくが、割れない。そりゃあそうでしょう。雪の上ですから。クルミが雪の中に沈むと、また咥えて電柱の上に。飛び出して上から道路に落とし、また道路に降りて咥える。そして、また雪の上でつつく。この繰り返しだが、やっぱり割れず、結局、咥えたまま遠くに飛んでしまった。ここでカラス観察終了。車は時々しか通らないので、車の前にクルミを落とすという行動はなかなか生まれないだろうと思う。以前、TVのニュースで、蔵王周辺の道路でカラスが車の前にクルミを落とす様子を見たことがあったが、その時は、車が頻繁に走っていたので、何かの拍子にカラスが学習したのではないかと思う。
まあ、この日は、こんな感じで、カラスの行動を興味深く観察できた鳥見だった。
<道路にクルミを落とすハシボソガラス>
クイズの答えですが、わかりましたか?
答えは、世界一声の美しいカラスは「マリア・カラス」でした。チャンチャン。