きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

2022年鳥見納め’22.12/28

2022年12月29日 | 村山地方
2022年最後の鳥見、どこにしようかと悩んだが、舞鶴山の柿の木がどうなっているか気にかかっていたので、今年最後の鳥見は天童市の舞鶴山に決めた。この日は、久しぶりに好天となった。9時過ぎに山頂駐車場に到着。カメラの準備等をして、西側道路を下った。まずは、矢場跡に行き、下の柿の木の様子を見た。鳥は来ていないようなので、柿の木の所に下って行った。熟している実はまだ半分程度といったところか。それでも、しばらく待っていると、カラ類、エナガ、メジロなどが実を食べにやってきた。「柿の木食堂」は結構繁盛しているようだ。そして、待望のトラツグミが登場。一度近くの杉の木に飛び立ったが、しばらくして再度柿の木に飛来。やや枝被り気味だが、それくらいは我慢だ。
<シジュウカラ、ヤマガラ>

<メジロ>

<エナガ>

<トラツグミ>

柿の木食堂を十分楽しんだところで、再び矢場跡に移動。そこで鳥の出を待っていると、アトリ雌が登場。1羽だけだったが、その後、数羽で飛ぶ様子を確認できた。
<アトリ雌>

ミヤマホオジロが来ないかと期待していたところ、下に下りていく小道にミヤマホオジロ雌が飛んできた。かなり近いが、エサとなる草の実探しに夢中のご様子。これが雄だったらなぁ・・・と、ちょっぴり残念。しかし、本日はいくらか鳥運がいいようで、帰り際、山頂駐車場まで坂道を上っていく途中、道路脇からホオジロ系の声が聞こえ、確かめると、ミヤマホオジロ雄がいた。2,3羽で動いているようだったが、はっきりとは確認できず。それでも、雄をしっかりカメラに収めることができた。という事で、今年の鳥見納めは、ミヤマホオジロ雄となった。
<ミヤマホオジロ雌・雄>

【出会った鳥たち】シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、シロハラ、トラツグミ、アトリ、ミヤマホオジロ

今年も拙いブログをご覧くださり、有難うございました。来年もマイペースで鳥見していきますので、来年もよろしくお願いします。
それでは、皆様、良いお年をお迎えください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年今年の鳥・トリ

2022年12月25日 | ブログ
今年もあと数日を残すのみとなりました。それにしても、まだ正月前だというのに、この雪降りはどういう事?一晩で60cm近く積もりました。家の前の雪を見て、途方にくれました。片付けるのは半日ほどかかりました。今からこれでは、この冬いったいどうなるのか・・・。先が思いやられる年の瀬です。
ぼやきはこれくらいにして、さて、今年の鳥見、いろんな出会いがありました。今年の鳥見の総決算という事で、今年もランキング形式でまとめをしたいと思います。
今回は、訳ありで、2位から10位までの発表をします。1位の発表は、年を越してからしますので、お楽しみに・・・。

【第2位】 フクロウ親子との出会い
よく鳥見に通っているポイントで、想定外のフクロウに出会うことができた。フクロウと言えば夜のイメージだが、毛繕いやらムクドリをごちそうに食事の様子やら、貴重な場面を観察することができた。また、巣立ったヒナにも出会うことができた。
「不苦労」ということで、来年は苦労知らずにひたすら鳥見の生活ができればなぁぁぁ。
<親鳥・親鳥・巣立った雛>

【第3位】 アオバズク親子との出会い
フクロウ類つながりで、第3位はアオバズク。昨年から通っているポイントでは、アオバズク成鳥は確認できているが、ヒナを見つけることができずガックリしていたところ、鳥友人より耳寄りな情報が届いた。アオバズクのヒナが巣立ったとの事。ぜひヒナを見て見た~い。詳しいポイントまで教えていただき、何の苦労もなく出会うことができた。まさしく「不苦労」だった。来年は、自力で見つけたいと密かに決意する私であった。
<巣立った雛たち・親鳥・雛>

【第4位】 タカの渡り観察沼にハマる
昨年は米沢の白布峠にタカの渡り観察に数回行ったが、今年は、情報をいただき、秋田と山形の県境にそびえ立つ鳥海山に4回通った。白布峠よりだいぶ遠くなるが、飛ぶタカはかなり近い。そして、飛ぶタカの数もかなり多い。渡るタカの代表格と言えばハチクマ。それを超近い距離で観察撮影することができ、すっかりタカ見にハマってしまった。来年は、何とか鷹柱を撮ってみたい。
<ハチクマ雄・雄・雌>

【第5位】 内陸部初記録のニシオジロビタキとの出会い。
鳥友人より情報をいただき、ニシオジロビタキ雌と出会うことができた。動きが速くて、なかなか撮るのが厳しかったが、久しぶりにわくわくしながら観察撮影することができた。これが雄だったら、間違いなくランクアップしていただろう・・・。
<ニシオジロビタキ>

【第6位】 チゴハヤブサ繁殖成功
毎年、チゴハヤブサは繁殖しているが、ここ数年幼鳥と出会うことができなかった。今年は何とか、巣立ったヒナに出会うことができた。来年も出会えますように、願いを込めての第5位。
<チゴハヤブサ親鳥と雛・雛・雛>

【第7位】 ヨシゴイの子育てを観察
ヨシゴイを見に毎年新潟まで遠出しているが、今年は、近間でヨシゴイに出会うことができ、しかも、繁殖までしてくれた。藪の中に隠れていたヒナたちが、親が来ると一斉に騒ぎ出し、我先にとエサをねだる。その給餌の様子の、まあ賑やかな事。ヨシゴイの親も大変だなぁと、同情しながらの撮影だった。
<ヨシゴイ親鳥・給餌・給餌>

【第8位】 オジロワシ飛ぶ
3月、春間近の頃、鳥友人よりオジロワシ情報をいただいた。最上川沿いでよく見られるオジロワシだが、いつも高い木のてっぺんにとまっているところしか撮らせてもらえなかった。それが、今回、川の上を低空飛行する場面を撮ることができた。猛禽大好きの自分には、オジロワシは憧れの猛禽だ。これからもオジロワシにたくさん出会えるよう期待して・・・。
<オジロワシ>

【第9位】 クマタカとの出会い
猛禽つながりで、7位はクマタカ。今年はクマタカポイントで、繁殖の兆候を確認することができた。距離はかなりあったが、交尾や巣材運びの様子を確認することができた。まだ幼鳥を確認したことがないので、何とか、クマタカ幼鳥に出会えますように・・・。
<クマタカ>

【第10位】 秋の飛島探鳥
今年の飛島は、春は船が欠航となり、宿の再予約が取れずに断念。秋のみの飛島探鳥となった。今年は、鳥友人との二人三脚鳥見となった。今年の秋の飛島探鳥は一言でまとめると、「冬鳥も夏鳥もいない、寂しい状況。」だった。何とか、シラガホオジロやコホオアカには出会うことができ、帳尻があったという感じだった。来年に期待。
<ミヤマホオジロ・コホオアカ・シラガホオジロ>

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞鶴山’22.12/13

2022年12月16日 | 村山地方
12月も半ばに入り、「柿の木レストラン」の様子が気になってきた。まずは様子を見にという事で、舞鶴山に行ってみた。車を矢場跡に停め、早速柿の木を確かめに行った。上の柿の木は実が2,3個ついている程度。今年は実が付かなかったのか?それとも、すでに食べられてしまった後なのか?見たところ、食べられた形跡が残っているような・・・。次に、下の柿の木を見に。こちらはまだまだ時期尚早といったところか。でも、下の方の実1個は、半分くらい食べられており、いい感じで熟しているようだった。それにしても、鳥たちは、熟した実をしっかり見極められるようで、感心するばかりだ。
<柿の木>

さあ、柿の木の確認が済んだところで、ここからは、じっくり鳥見といこう。できれば、ミヤマホオジロを見たいところだが・・・。まずは、下の方に下って行ってみた。ホオジロ系の鳴き声に注意しながら進んだが、一向に聞こえず。代わりに「ヒッ、ヒッ、ヒッ。」とジョウビタキの声が聞こえた。探すと、道路の上の畑の端っこの木に雄がとまっていた。カメラを向けるとすぐに上の方に飛んでしまった。残念。そこから、引き返して上の方に歩いて行った。矢場跡でしばらく鳥の出を待っていると、どこからかジョウビタキ雄が飛んできた。さっきの個体かどうかは分からない。このジョウビくん、高いところが好きなようで、木の上の方にとまり、飛んだかと思うと、また木の上の方にとまった。まあ、たしかに高いところの方が見晴らしは良いだろうが・・・。
<ジョウビタキ雄>

かすかにホオジロ系の地鳴きが聞こえたので、斜面をゆっくり上っていくと、今度はアオゲラの声が聞こえた。声のする方を探したが、なかなか見つからない。代わりにこんなものを見つけた。
<キツツキが掘った穴>

これは、誰が掘った穴?。アオゲラか?、アカゲラか?。はたまたコゲラか?この日、たまたまこの3種を確認することができた。まあ、穴の大きさからするとコゲラのような気がするが・・・。でも、わからない。
<アオゲラ、アカゲラ、コゲラ>

斜面を上り、山頂まで行きつくと、そこからは道路を下って、鳥探し。ちょっとわき道に入ったところで、ヒヨドリがさかんに鳴いていたので、何気なく双眼鏡を向けると、ツグミ系の鳥を発見。やや逆光気味で判別しにくかったが、とりあえず証拠写真を撮り、確認すると、アカハラだった。警戒心が強く、なかなかすっきりしたところにとまってくれず、結局証拠写真の1枚しか撮れなかった。その場でしばらく探すと、今度はシロハラを発見。こちらも証拠写真しか撮れず・・・。今シーズンまだツグミを確認していないので期待したが、結局この日ツグミは見つからず。声すら聞こえず・・・だった。
<アカハラ、シロハラ>

【出会った鳥たち】アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、アカハラ、シロハラ、ジョウビタキ、シメ、ヤマガラ、シジュウカラ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシオジロビタキ'22.12/5

2022年12月07日 | 村山地方
一週間ほど前、ニシオジロビタキの情報をいただいた。この時、用事が重なっており、たぶんすぐいなくなるだろうと諦めていた。そしたら、一昨日確認されており、まだ居るとの事。
これは行くしかないなぁ・・・と、思い切って行ってみた。
場所的には、河川敷脇のちょっとした林。ニシオジロビタキの声は、「ジリリリ、ジリリリ。」という感じの声なので、まずは、声を頼りに・・・と思って耳を澄ますも、全く鳥の声がしない。しばらく歩き回っていると、シジュウカラとエナガの声が聞こえ始め、こちらに次々と移動してきた。そして、やや遠くの方から「ジリリリ。」と鳴く声が聞こえてきた。声のする方に歩いていくと、山際の方から飛んできて、藪に小鳥が入るのを確認。急いで双眼鏡で確認すると、グレーっぽい鳥を確認。動きが速すぎて、しっかり見極めることができなかった。でも、声がする方に居た鳥という事で、これはオジロビタキで間違いないだろう。居るという事がわかったので、あとはじっくり現れるのを待つことに。
待つこと10分ほど。ジョウビタキ雄が現れた。そして、そのそばに現れた鳥さん。まさに、ニシオジロビタキだった。時々あの「ジリリリ。ジリリリ。」という声が聞こえる。動きが速くてなかなか撮影できないが、枝が込み入ったところにとまると少しじっとしていてくれる。
証拠写真としては十分だ。撮る側からすると、枝が込み入って撮れない場所だが、ニシオジロからすれば、込み入った枝で姿が見づらくなる隠れ場所としては最高の場所なのだろう。なので、ここではのんびり、まったりとできるという事だ。
<ニシオジロビタキ>

 ニシオジロビタキは、「日本産鳥類目録改訂第7版」では検討種となっている。オジロビタキとの識別点は、雄の場合、喉から胸の色。オジロは喉がオレンジ色で、胸との境界線がはっきりしている。ニシオジロは、喉から胸までオレンジ色だ。二つ目は下嘴の色。オジロは黒いが、ニシオジロは山吹色。この個体は、雌タイプで、下嘴が山吹色なのでニシオジロビタキ雌タイプだ。そして、雨覆先端にバフ色の斑点が見られるので若い個体だ。ニシオジロビタキの場合、雄は喉が山吹色になるのに2年かかるため、J~1Wでは雌雄の識別はできないとの事。
<全身・下嘴・尾羽>

さて、このニシオジロビタキ雌タイプは、ジョウビタキ雄のなわばり内で過ごしている模様。ジョウビタキの近くにいて、ちょくちょくジョウビタキに追われていた。
ジョウビタキもエサ場を守らないと生きていけないし、ニシオジロビタキもはるか遠いところから飛んできたので、十分にエサを獲って栄養を蓄えないといけない。ここは何とかうまく共存して行ってほしいと願うのみだ。このポイントで初めて確認されてから10日余り。
まだ滞在しているという事は、おそらく積雪でエサが獲れなくなるまで居るのではないかと期待している。
<ジョウビタキ>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする