きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

飛島’06.9/23

2006年09月24日 | 飛島

飛島への定期船、2往復は5月から9月までだ。(土日だけ)したがって、日帰りできるのは今日、明日だけ。これは何としても行かねば・・・。心配した台風も何とか無事通過してしてくれたし、天気も良さそうだし。春に次いで「秋の飛島日帰り鳥見」に出発だ!朝5時15分に家を出て、酒田には約2時間で到着。乗船名簿に記入し、乗船券を買おうと、何気なく時刻表を見ると、8:45発の9:45到着となっている。えっ、春より30分早くなってる。これは有難いことだが、どうして?謎はすぐに解けた。Cimg1947 船が替わっていた。「ニューとびしま」ではなく、「さんらいなあ」という船だった。期間限定かこれからずっとかは分からないが、早く着くのはうれしい!出港してしばらくはそんなにスピードは感じなかったが、港の外に出たら急にエンジン音が高くなり、船の周りに白い波しぶきが立った。これは速い!所要時間1時間半が30分早くなるというのは、すごいことだと思った。スピードは出ているが、波の高さが0.5mということで、そんなに揺れは感じなく、快適だ。Cimg2090 さて、船を降り、前回同様「なごし旅館」わきから山に上って行くことに。すると、今日は防災訓練があるらしく、島の人たちがスピーカーから流れる避難通報に合わせて山の方に上っていく。自分もその一行に入ってしまい、何だか一緒に避難している気分に・・・。今回は前回より足を伸ばし、まず一気にヘリポートまで行き、そこからUターンして行くことにした。今日の期待はシマノジコとホオジロ類、そしてヤツガシラだが、さてどうなるか?それにしても今日は天気が良すぎる。日差しが強くて、写真を撮るにはあまりよくない。と言うか、鳥が出ない!ここ2,3日の好天で抜けてしまったかな?ヘリポートで1時間ほど過ごした。Cimg2010 まず、ノビタキが出てくれた。そのあとエゾビタキ・コサメビタキ、そしてイソヒヨドリと続いた。いい感じだ。この調子で次々に・・・と待つが、それだけだった。仕方なくエゾビタキを撮りまくる。エゾビタキは上のグラウンドでも出会った。Uターンしての帰り、キビタキ♀を見つけた。グラウンドわきではオオルリ♂若も見られた。二の畑ではノビタキがサービスしてくれた。目元の黒いのは♂だろう。それから、Cimg2027 ここでもエゾビタキが出てきた。今日はエゾビタキdayだなぁ・・・などと考えながら時計を見ると、もう少し余裕がある。今日は、ずっと西側まで歩いて帰ることにする。坂を下っていくと、リーリーリーとスズムシの鳴き声がする。自然の中でスズムシの声を聞くのは初めてだ。飛島にスズムシがいるんだぁ。そのまま下っていくと、見晴台があった。向こうに島が見える。断崖があり、「あぁ、ハヤブサでもいないかなぁ。」などと思っていたら、なんとハヤブサが一直線に飛んできて、向こうの島に止まったではないか。どうやら幼鳥のようだ。最後はハヤブサも観察することができ、楽しかった。マリンプラザで「いかのまんすけ」を買って帰りの船に乗った。もちろん、帰りの船の中ではずっと眠って行った。(歩き疲れました)

【出会った鳥たたち】ミズナギドリSP・エゾビタキコサメビタキノビタキ・キビタキ♀・オオルリ♂若・イソヒヨドリ・メジロ・カワラヒワ・シジュウカラ・メボソムシクイ・ハクセキレイ・ハヤブサ幼鳥

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山形市霞城公園’06.9/16

2006年09月17日 | 県内の鳥見

小鳥たちの秋の渡りが始まった頃なので、今日は山形市の霞城公園に行ってみた。朝8時半頃家を出たが、山形市陣場から車がノロノロ運転になった。まあ急ぐこともないので、のんびり車を進めたが、霞城公園に入ってびっくり!駐車場が満杯だった。野球場の駐車場も体育館の駐車場も満杯だ。どうやらいろんな大会が開かれているようだ。何とか空きスペースを見つけて車を止めることができた。あちらこちらから歓声が上がりにぎやかだ。これじゃあ、鳥は出ないかも・・・と、ちょっと心配なスタートだ。鳥の鳴き声は全くしない。虫の鳴き声だけが聞こえ、秋の気配を感じる。お堀の土手でしばらく待っていると、小さな鳥が動くのが見えた。コサメビタキだ。大きな目がとてもかわいい。5,6羽見つけることができた。桜の木の上のほうをトケン類が飛んだ。カッコウかツツドリか。今年の毛虫の発生はどうだろう?Cimg1894 幹の太い大木の下のほうで下面が黄色っぽい鳥を見つけた。なかなかじっとしてくれず忙しそうだ。キビタキの♀のようだ。このあとオオルリの♀も見つけることができた。色合いがキビタキ♀と似ているが、大きさが明らかに違う。オオルリ若も見つけることができた。写真には撮れなかったが、久しぶりにルリ色を見ることができラッキーだった。歩く先々で、ネクタイの細いシジュウカラがさかんに動き回っていた。虫とりに忙しそうだ。しばらくじっとしていたら、黒っぽい鳥が下の草むらに降りてきた。クロツグミだ。さかんに草むらをつついて、虫を探しているようだ。この時期ここでクロツグミを見たのは初めてだ。何回かシャッターを切ったが、何せ暗くてブレブレ状態だった。そこに、ゲートボールの練習をしていたおじさんが声をかけてきた。「何か来ったが?」「さっきキビタキの♀いましたよ。」と言うと、「おぉ、キビタキなぁ。この前、こごさハヤブサ来ったって言ってだっけなあ。」と教えていただいた。来た道を戻ると、上からアブラゼミがバタバタしながら落ちてきた。涼しくなって飛べなくなったのかな????と、近づいてつかまえようとしたら・・・、なんとスズメバチ(こちらではカメバチと言っている)がくっついている。セミがハチに襲われた瞬間だった。地面でアブラゼミがバタバタと必死に逃げようとするが、カメバチの一刺しは強力だ。Cimg1940 次第にバタバタが弱くなり、ついに動きが止まってしまった。カメバチは強力なアゴで食いついている。自然界の厳しい現実を見せつけられた気がした。地中で何年か生活し、やっと地上に出て短い生命を全うしようとするセミ。そのセミさえもハチの食料になってしまう。ハチだって食べなければ自分の生命が危うくなってしまうのだ。今日は、人が多すぎてあまり期待していなかったが、思いのほか様々な場面に出会うことができた。

【出会った鳥たち】コサメビタキ・キビタキオオルリ♀・オオルリ若・クロツグミ♂・トケン類

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岩沼・鳥の海’06.9/9

2006年09月11日 | シギチ日記

今日は、宮城県支部の鳥の海探鳥会。これまで何度となく宮城にお邪魔しているが、探鳥会に参加したことがない。宮城支部の皆さんと鳥見もいいなぁ・・・と思い、参加することにした。今まで気付かなかったポイントなどの情報が得られればいいなぁと期待しつつ、朝4時半出発。集合は9時半なので、その前に岩沼に行くことにした。しかし、鳥影はなし。向こうの休耕田の向こう側にクサシギかタカブシギかという感じのシギを見つけたが、すぐに飛ばれ、草むらに入ってしまった。土手を歩いていると、後ろから車が来た。窓が開き、「何かいますか?」と声をかけていただいた。そして、昨日夕方、コアオアシシギがいたとの事。くやしい!一日違いか。車は行ってしまった。自分も車に戻り、ちょっと早いが鳥の海に向かうことに。9時半ちょっと前に集合場所の「友遊広場」に行くと、スコープをずらっと並べ、双眼鏡をのぞく人、人、人。ざっと17,8人。自己紹介して、探鳥会スタート。まずは海辺の方に移動。ここは初めて来るポイントだった。こんな所があったのかぁ!(メモ・メモ)。浜辺にはシギチの姿はなかった。ヨシ原近くにテント2張あって、観察している人たちがいた。話を聞くと、どうやら環境庁の委託で標識調査をしているようだった。ここでは、キアシシギをじっくり観察した。って言うか、それしかいなかった。Cimg1881 そのあと、「友輪広場」に移動。ここでは、アオアシシギ1羽を観察できた。そして、遠くのほうにはシギチの群れ。メダイチドリ、ダイゼン、ムナグロ、ミユビシギを確認した。(自分はミユビだけわからなかった)ここにしば~らくいると、大型のシギ8羽が飛んできた。下に降りそうな様子を何回も見せたが、残念ながら遠くに行ってしまった。長い嘴だった。自分的にはチュウシャクシギかと思ったが、ホウロクシギとの事だった。く~!見たかったぁ~~。そんな中、12時になったので、終了。鳥合わせの結果、36種類確認できた。写真はキアシとアオアシとミサゴしか撮れなかったが、いろいろなシギチを見られて良かった。解散して、お昼を食べた後、一人でもう一度、さっきの浜辺の方に行ってみた。車から降りたところで、さっきの標識調査の方が声をかけてくださった。「長谷釜はどうでしたか?」(えっ、どうして知ってるの?)と、心の動揺を隠しつつ「全然だめでした。」(あっ、あの人だ。土手で声をかけてくれた人だ。)恥ずかしながら、自分は全然覚えていなかったが、この方は自分の顔をちゃんと覚えてくれていたのだ。さすが標識調査員!つまり自分も朝、標識を付けられていたってこと?こんな自分に気さくに声をかけてくださった杉○○さん、有難うございました。体に気をつけてがんばってください。それにしても、こんな風にテントに寝泊りしながら鳥の調査をしていたら、自分もきっと鳥の識別に詳しくなれるだろうなぁ~~などと思いつつ、鳥の海を後にした。

【出会った鳥・鳥合わせより】ウミネコ・オオセグロカモメ・ウミウ・トウネン・ソリハシシギ・オグロシギ・オオソリハシシギ・キアシシギアオアシシギ・ホウロクシギ・ダイゼン・ムナグロ・イソシギ・ミユビシギ・メダイチドリ・ダイサギ・チュウサギ・コサギ・アオサギ・ゴイサギ・カルガモ・カイツブリ・トビ・ミサゴ・キジバト・ハクセキレイ・ウグイス・カワラヒワ・ヒバリ・ホオジロ・シジュウカラ・ショウドウツバメ・ツバメ・スズメ・ハシブトガラス・ハシボソガラス(36種)

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岩沼・鳥の海’06.9/4

2006年09月05日 | シギチ日記

yamameさんの掲示板で、「ジロネン、今が見頃!」という刺激的な一文を見つけ、居ても立ってもいられず、先週に引き続きの宮城遠征となった。きょうは、夕べの酒が少々残っていたので、お昼ごろの鳥見となった。最初、鳥の海に行くと、干潟はなかったが、ちょっと土の出ているところにイソシギ1羽、キアシシギ2羽、ソリハシシギ1羽のグループを見つけた。急いでカメラのセットをしたが、先を急ぐようで、すぐ飛んでしまった。少々早めの昼食をとり、岩沼市へ。「ジロネン、ジロネン」から「ネンジロ、ネンジロ」と念じながら休耕田を探したが見当たらない。しかも、サギ以外鳥らしい鳥が見当たらない。仕方なく、これまであまり行ったことのないところまで足を伸ばすことに。これが良かった!田んぼの畦を歩いていると、堰の向こうの田んぼに小さめのシギを発見。Cimg1668 スコープで確認すると、上面が灰色っぽい地味なシギ。目の回りの白いアイリング、下面の白い所。間違いなくオジロトウネン(略してジロネン)だ。しかも3羽。yamameさんの情報にも3羽というのがあった。最後の最後にたっぷり楽しませてもらい、先週に引き続き満足の鳥見だった。yamameさんに感謝で~す。

【出会った鳥たち】イソシギ・キアシシギ・ソリハシシギ・オジロトウネン・コチドリ・ゴイサギ幼鳥

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