きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

チョウゲンボウ②’23.3/15

2023年03月28日 | チョウゲンボウ観察
今年は春の訪れが例年になく早まっている感じだ。それに合わせて、花粉の季節も早まっている。花粉症の自分にとって、一年で一番つらい、一番大っ嫌いな季節到来だ。ここ数日、春のような陽気が続き、フィールドに出たい気持ち満々なのだが、大量の花粉飛散で外に出るのが億劫になってしまう。引きこもりの毎日だ。そんな訳で、ブログの更新もままならずだが、ここはじっと我慢の子で花粉が落ち着くのを待つしかない。
さて、近況報告はこのくらいにしてと・・・。
チョウゲンボウの様子が気になる。3/7行ったときは、まだ雌が来ていなかったが、そろそろ来ている頃だろうか。
現地に着いて、早速木々を見回すと、居ました。雌を発見。雄を待っているのだろうか。しばらく観察を続けると、しきりに口を大きく開ける仕草が。これは、きっとペリットを出す仕草だ。数枚撮って、ビデオ撮影に切り替えた。何とか、ペリットを出す場面を撮ることができた。
<雌の登場>


雄が樹洞に飛んできた。きっと、ここに愛の巣を作るのだろう。くちばしには捕ってきたモグラ?ネズミ?が。そこに雌がやってきた。雄は何となくドキドキしているみたい。それに比べ、雌はちょっと周囲を見回すなど、いかにも落ち着いている様子。これは、女性優位のパターンだなぁ。雄は翼をバタつかせながら雌にプレゼントを渡す。
<求愛給餌>


これで、何とかカップル誕生となったみたい。プレゼントを無事渡した雄は、うれしそうに?
飛び出していった。その後、雌は樹洞に入り、居心地を確かめている模様。
<ペア誕生>


別個体だが、食事の様子を観察することができた。こちらも、おそらく雄からの給餌を受けたものと思われる。
<食事風景>


今回、ペアを2組確認できた。1組は交尾の場面も確認でき、番の絆を深めている模様。もう1組は、雄が交尾しようと雌に飛び乗ろうとした際に、雌に拒絶されてあえなく撃沈となった場面があった。ただ、このペアも求愛給餌を行っており、これから絆を深めて行けるものと思う。あと、確認していないが、もう1組ペアができていると思われる。つまり、3組のペアができていることになる。
<交尾>


この前、ノスリの様子も確認したが、本日もノスリのペアを確認することができた。今年もここで繁殖してくれるかもしれない。楽しみ、楽しみ。
<ノスリ>


という訳で、今シーズンのチョウゲンボウ、3組のペアができた。今年もたくさんのヒナが誕生するのを心待ちにして、見守っていきたい。それにしても、花粉飛散はいつまで続くのか。例年より早く始まったという事は、例年より早く終了という事か?そうであってほしい。
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オジロワシ’23.3/9

2023年03月20日 | 村山地方
いつも貴重な鳥情報をくれる鳥友人より、今回、またまたビッグな情報が。近くの最上川流域にオジロワシが2羽出てるとの事。これは、行くしかない!翌日、天気が良いので早速現場に急行。堤防を車で進んでいると、左前方の最上川の様子が・・・凄いことに。万はいるのではと思えるほどの数のカモが川の上を乱舞状態。というか、パニック状態のよう。「これはきっと、猛禽がアタックしているに違いない。」と思い、急いで車をとめ、双眼鏡でチェック。すると、案の定、オジロワシがカモの群れの中で飛び回っている。しばらくすると、オジロワシを見失ってしまった。カモたちも少しずつ落ち着きを取り戻し、少しずつ水面に着水する。車をゆっくり進めると、今度は、川の中でバタつく大きな翼が目に入った。車をとめ、急いでカメラの準備をする。これは、オジロワシが獲物をつかまえたに違いないぞ。オジロワシが川から出る前に何とかカメラを向けることができた。翼をバタつかせながら少しずつ川べりに近づき、何とか川から上がることができた。
<カモを捕獲!>

川向こうのため遠く、双眼鏡での観察ではわからないところもあるが、捕らえたのはどうやらオナガガモの雌のようだ。首元をがっちりと鷲づかみにし、食べやすいところに移動していた。
<食事風景>

情報では、オジロワシは2羽との事だったが、1羽しか見当たらない。移動したのかと思ったが、しつこく探すと、食事中のオジロワシからやや離れた所にもう1羽を見つけた。雪の消えたところに、樹木の切り株のようにじっと動かなかったので、まさかそれがワシとは気づかなかった。その後、食事中の個体の近くに飛んできた。でも、獲物を横取りしようとするような様子は見られず、うまそうに食べる様子をちらちらとチラ見しているようだった。
<2羽で>

食事中のところにハシボソガラス1羽が近づいてきた。おこぼれにあずかろうという魂胆と見た。しかし、そこは百戦錬磨のオジロワシ。カラスに背を向け、隙を見せない。カラスは、仕方なく、オジロワシの羽根をちょっとくちばしで噛むくらいにして離れて行った。それからしばらくして、今度はもう1羽のオジロワシのところにカラスが少しずつ集まってきた。7,8羽くらいになった。そして、オジロワシをぐるっと囲むようにしてちょっかいを出し始めた。まるで、「か~ごめ~、かごめ。かごの中の鳥は、いついつ出はる。」と歌っているかのよう。それにしても、カラスが小さい!って言うか、オジロワシ、でかっ!
<カラスがカゴメ・カゴメを>

1時間ほどすると、2羽とも上流の方に向かって飛んで行ってしまった。十分に楽しませてもらったので、大満足。
<飛び去る>

これまで観察したオジロワシは、木にとまっているところか、飛んでいくところだったが、今回は、カモを狩って食事をしたり、カラスにちょっかい出されたりと、様々な場面をじっくり観察することができ、貴重な時間を過ごすことができた。情報をくれたSさん、有難うございました。



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チョウゲンボウ’23.3/7

2023年03月14日 | チョウゲンボウ観察
ここ最近の陽気からすると、チョウゲンボウが来ているに違いない。繁殖シーズンに入っているのでは?と、早速毎年繁殖しているいつもの所に行ってみた。しかし、チョウゲンボウの鳴き声がしない。「未だなの?」とやや不安ながら機材の準備をしていると、鳴き声が聞こえてきた。2羽、飛び回っている。もうペアで来ていたのかぁ。うれしくなって、早速双眼鏡で観察し、何とか数枚飛んでいるところをパチリ。画像を確認すると、残念。雄2羽だった。まだ雌は来ていないようだ。雌が来るまで、雄2羽で雌へのアタックの優先順位を決めているのか?
<飛翔の様子>

2羽で飛び回りながら、たまにお気に入りの場所・枝にとまることがある。でも、もう1羽がちょっかいを出して、また飛び出していく。こんなパターンを繰り返し、2羽そろって西の方に飛び去って行った。
<とまり物>

雄が獲物を掴んで戻ってきた。周囲を確かめてから食べ始めた。どうやらネズミのようだ。しばらく食べていたが、途中でネズミを掴んで飛び去って行った。
<食事風景>

飛び回っていたのは、チョウゲンボウだけではなかった。ノスリとトビがディスプレーフライト(求愛飛翔)をしていた。
<ノスリのディスプレーフライト>

チョウゲンボウがいなくなり手持無沙汰になっていた時、隣の畑に現れたツグミ。退屈しのぎにカメラを向けていたが、このツグミ、どこか変。最初、くちばしを開いていた。しばらく観察撮影していたが、その間ずっとくちばしを開いている。くちばしを怪我でもしているのだろうか?時々、地面を見てエサを探しているみたいだったが、開いたくちばしでエサを捕れるのだろうか?畑の作業で人が入ってきたので、飛び立ってしまったが、無事に北に帰れることを祈りたい。
<ツグミ>

最近ずっと暖かい陽気が続いているので、チョウゲンボウのペアができているだろうと予想して来たが、まだ雌の方が来ていないようだった。
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鶴岡市大山下池’23.2/28

2023年03月10日 | 庄内地方
最近の暖かさで、月山道路も路面凍結などがなくなっただろう。という訳で、冬ワシと冬カモねらいで鶴岡市大山の下池に行ってみた。朝家を出たのが9時頃とややのんびりスタートとなった。着いたのが10時半頃だった。今日も天気が良い。この天気だけでも気持ちがいい。カメラを準備し、早速池の方に歩いた。まずは、双眼鏡でぐるっと見回した。まずは、やや遠目ながらミコアイサ雌を発見。まずは証拠写真をパチリ。近くに雄がいないかとくまなくチェックするも見当たらず。雌1羽でのんびりしているところか。
<ミコアイサ雌>

さらに進むと、白いカモが目についた。カワアイサ雄だ。3羽仲良く泳いでいる。時折潜水してエサを探している模様。飛び立ったところを運よく撮ることができた。
<カワアイサ雄>

ヒドリガモの中にアメリカヒドリでも入っていないかと探してみたが、全く見つからず。特に珍しいカモさんもいないようなので、池の北側に行ってみた。マガモとオナガガモが多かったが、運良く、トモエガモを見つけた。くちばしを羽の中に入れお休みモードだった。顔を出しても、すぐにまた顔を隠してしまう。何とか粘り、2羽仲良く泳ぐ姿を観察撮影することができた。全部で5羽確認することができた。今シーズン、トモエガモに出会えていなかったが、最後の最後に出会えてよかった。
<トモエガモ雄>

そろそろ時間となったので、最後に大山公園に上ってみた。途中、シメが数羽木にとまってくれた。また、展望台の所で、小型のタカがカラス数羽にモビングされている場面に遭遇。
とにかくすごいスピードで飛び回るので、カメラはもちろん、双眼鏡で姿を追うのも大変だった。何とか証拠写真をと頑張ったが、わずかに見られたのは2,3枚だけだった。大きさと下面の模様などからハイタカではないかと思う。
<大山公園からの下池とシメ、ハイタカ>

今日は、ズバリ晴れの天気で、あんまり鳥さんと出会えないのでは??と、若干不安もあったが、結果的にトモエガモにも出会えたし、ハイタカとカラスのバトルも観察できたし、とても楽しい鳥見ができた。

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クマタカ’23.2/27

2023年03月06日 | マイフィールド
本日も晴天なり。お目当ての鳥さんは出るのか?クマタカのポイントには今季3回ほど通っているが、出会えていない。そろそろ繁殖シーズンのはず。タイミングが合わないのかなぁ。
青空バックのクマタカを期待して、朝、家を出た。そして、15分ほどでポイント到着。車をとめ、カメラ機材を準備していると、向こうの山に猛禽を見つけた。急いで双眼鏡で確認すると、間違いなくクマタカだ。慌ててカメラを準備して連写。何とか数枚撮れていたので良かった。
<木々をバックに飛翔>

いきなり出るとは、意表を突かれた形だ。これは幸先良いぞとテンション上げ上げになったが、その後、全く出る気配なし。まぁ、これもよくあるパターンだが。それでも、1時間ほどして、山の上に姿を現した。何とか青空バックのクマタカを撮ることができた。
<青空をバックに飛翔>

旋回する姿を追い続けていたが、その後、何と山の上の枯れた樹木にとまってくれた。カメラを担いで急いで場所を移動した。途中で飛んでしまわないかハラハラしながら急いだ。さっきよりはいくらか距離が近くなったかな。樹にとまる姿もかっこいいなぁ。と思いながら観察していると、何と、そこにハシボソガラスが接近。クマタカにちょっかいを出し始めた。まずい、飛んでしまう。でも、ちょっと嬉しいカモ。なかなか見られないシーンだ。初めはそんなにハシボソガラスを気にしている様子でもなかったが、しつこくちょっかいをかけてくるので、さすがのクマタカもイラっとしたみたいだ。ついに、羽ばたき飛んでしまった。
でも、貴重な飛び出しのシーンを観察・撮影することができ超ラッキーだった。
<カラスのモビングに飛び出すクマタカ>

3度目の正直か、4度目の正直か、今季やっとクマタカに出会うことができた。しかも、カラスのモビンクからの飛び出しまでサービスしてくれた。有難う。これだから、鳥見はやめられない。それにしても、クマタカ、かっこええなぁぁぁ。
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