きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

蕪栗沼②’20.11/13

2020年11月27日 | 宮城の鳥見
今回は、蕪栗沼探鳥で出会った猛禽類編。
沼の東側の土手を歩いていると、ヨシ原の中にある樹木にとまる猛禽を発見。パッと見、ノスリに見えたが、全体が黒褐色で、V字飛行のチュウヒだった。蕪栗沼では、近年ハイイロチュウヒが飛来するようになったので、そのハイチュウが出るのを期待したが、残念ながら出なかった。やはり、夕方にならないと出ないようだ。チュウヒは3個体撮ることができた。あとは、シジュウカラガンを獲っている時に出たオオタカ幼鳥。
チュウヒは、体色や模様などに個体差があり、雌雄の区別が自分には難しいが、一応自分なりに図鑑とにらめっこして判別した。
①この個体は、雄かなぁ・・・と思う。


②この個体は雌だと思う。一羽(雄)がヨシ原の上空を飛んでいる時、枝にとまって、鳴いていた。その後、飛び出して、草原に入っていった。


③頭が白いので、幼鳥だと分かった。


オオタカ幼鳥は、シジュウカラガンを観察撮影していた時に、遠くの空を旋回していた。その時は、オオタカとわからなかったが、一応証拠写真を撮って、画像を拡大したところでわかった。


今回は、チュウヒ3個体を観察撮影することができた。次回は、是非、何とかハイイロチュウヒに出会いたい!
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蕪栗沼①’20.11/13

2020年11月19日 | 宮城の鳥見
前回は、伊豆沼のあと、ちょっとだけしか蕪栗沼で鳥見できなかったので、今回は、朝からお昼過ぎまでのゆったり鳥見だ。7時半頃到着し、車を北側駐車場にとめ、まずは沼へ。前回は沼に行っていないので、オオヒシクイを見ていない。今回は、まずはオオヒシクイに会いに。ついでにシギ類を探そう・・・という計画。沼に近づくにつれ、オオヒシクイのあの独特の鳴き声が聞こえてくる。ガンたちはすでに飛び立っていて、沼にいるのは、オオヒシクイ、オオハクチョウとカモ類だった。シギ類は残念ながら見当たらず・・・。

次は、小鳥たちだ。沼への行き帰り、東側土手からの探鳥時、ちょこちょこっと小鳥が出てくれた。木の上には、ツグミにジョウビタキ。ヨシ原からは「ピポッ、ピポッ。」とベニマシコ。土手のところでは、ジョウビタキ雌がしばらく付き合ってくれた。


沼周辺をまわった後は、田んぼ巡りをしながらの珍ガン探し。前回は、ハクガン4羽を見つけたが、今回は見当たらず。カリガネも見つからず。そして、シジュウカラガンは・・・いた!ガンの大集団の中に2,3羽見つけたので、近くに車をとめ、ゆっくりゆっくり距離を詰めていった。まずは双眼鏡で確認すると、・・・何と、シジュウカラガンがあっちにもこっちにも。ざっと2~300羽はいるだろうか。情報では、今季シジュウカラガンは、800羽ほどがここ蕪栗沼に飛来しているとの事。シジュウカラガンは、もう珍しいガンではないのかもしれない。マガンに次ぐガンの普通種になりつつあるのかも。これは、とっても喜ばしいことだ。これだけの数がいると、一羽一羽の違いというか、個体差というか、特徴的なところが見えて楽しい。頬の白い部分が黄色味がかった個体や、上面が一段と濃い黒の個体など。きっと、成鳥、若鳥、第一回冬羽などあるのだと思う。自分にはよく分からないが・・・。おかげで、じっくり個体差を観察することができた。

蕪栗沼周辺で出会った猛禽類については、次回に・・・。
【出会った鳥たち】 オオヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、オオハクチョウ、ダイサギ、アオサギ、ツグミ、シメ、ベニマシコ、カシラダカ 他
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カワガラス’20.10月

2020年11月15日 | マイフィールド
月布川沿いでヤマセミを探している間、よく出会ったのがカワガラス。橋の上からヤマセミのとまりそうなところをチェックしていた時、川岸の土手の上にいるカワガラスを見つけた。見ていると、土手に積もった落ち葉をひっくり返している。よく、ツグミ類がする行動だ。落ち葉の下にいる虫を探しているようだ。川の中の小石をどかしてエサをとる様子は見たことがあるが、落ち葉をひっくり返すところは初めて見た。なかなか新鮮な光景だった。その様子は、別の日に行った時も観察できた。その場面は、残念ながら撮影することができなかった。警戒心が強く、なかなか近づくことができなかったもので・・・。
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大江町’20.10/24

2020年11月11日 | マイフィールド
本日は、大江町の宿泊施設に一泊して、探鳥したり、夜行性の動物を観察する「ナイトウォーク」をしたりと、まるごと自然を楽しむことに。参加者は、日帰りの方も含めて11名。まずは、午前中の探鳥会。地区を流れる月布川に沿って、約2時間の探鳥だ。

スタートして5分ほど。いきなり白っぽい鳥が飛ぶのを見つけた。ヤマセミだ。今回の探鳥の目玉がいきなり出てしまった。しかし、ヤマセミは非常に警戒心が強く、少しでも人影が見えてしまうと飛び去ってしまう。なので、少しずつ、慎重に慎重にとまりそうな木、枝をチェックして行った。そして、ついに、川面に突き出た枝にとまるヤマセミを見つけた。かなり距離はあるが、その分、飛ばずにいてくれたのかもしれない。この時は、コンデジしか持っていなかったので、距離があることもあり、「ヤマセミを見た。」という本当の証拠写真しか撮れなかった。それでも、20分余り、全員じっくりと観察することができた。今回の探鳥はヤマセミねらいということで、「もう、あとはいいでしょう。」と、鳥見意欲がダウンしてしまった。時折雨足が強くなる中、予定のコースを短縮して歩いたが、皆さん足取りは軽かった。これも「ヤマセミ効果」かな?

夕方5時前からは、「ナイトウォーク」。まずは、ムササビ観察。ガイドの方の話では、現在、モモンガも見られるとの事。ムササビとモモンガの大きさについては、次のように例えられる。ムササビは「空飛ぶ座布団」、モモンガは「空飛ぶハンカチ」。これだと分かりやすいなぁ。まずは、モモンガが穴から出てくるのを待つことに。説明では、穴から顔を出し、周囲の様子をうかがって、その後、穴から出て近くの桜の木に飛ぶ。そこから、エサ取りに行くとの事。待つこと15分ほど。小さな穴からモモンガが顔を出した。みんな一斉に双眼鏡を向ける。声を出すと、モモンガは警戒して顔を引っ込めてしまう。なので、心の中で叫ぶ。「かわいいなぁぁぁ♥」。何度か顔を出した後、穴から出て飛んだ。暗くてなかなか見えないが、何とか写真に撮りたい。モモンガは8,9匹いるとの事。何匹目かわからないが、出てくるところをやっと撮ることができた。次は、ムササビの出る穴の所に移動し、穴をチェックしながら待つことに。しかし、何度か顔を出してくれたが、警戒してか、穴から出てくることはなく、雨降りという事もあって、出かけることを中止して、ここで終了となった。ムササビは撮れなかったが、モモンガは何とか撮ることができた。
夜は、今日の振り返りと野鳥談議に花が咲き、楽しいひと時を過ごすことができた。

【出会った野鳥たち】 アオゲラ、コゲラ、カワガラス、ヤマセミ、ジョウビタキ、アオジ、カシラダカ、ホオジロ 他   動物:ムササビ、モモンガ
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蕪栗沼’20.10/21

2020年11月04日 | 宮城の鳥見
伊豆沼に次ぐ蕪栗沼編。
蕪栗沼手前の田んぼに、大集団のマガンの群れが入っているのが見えた。渡ってきたばかりの10月下旬ぐらいまでは、大集団でいることが多く、田んぼ巡りをしていてとっても見つけやすい。これが、11月中旬ぐらいになると、小さな集団になって分散し、見つけるのに苦労するようになる。蕪栗沼に移動してきてすぐに大集団を見つけることができた。しかも、その大集団の中に白いものが・・・。すぐにハクガンとわかった。ハクガンは4羽いた。これは、いきなりのハクガン登場で、テンションもいきなりのマックス状態。車をすぐに駐車スペースにとめて、機材の準備。ガンたちを飛ばさないよう、まずは土手の上から撮った。しかし、何かの拍子に・・・、飛んでしまった。


飛び回るガンの中にハクガンを見つけたので、急いでレンズを向け、シャッターを切った。何とか空飛ぶハクガンを撮ることができた。ガンたちは、同じようなところに降りたが、気温が上がってきたのか、空気が揺らぎ、まともに撮ることができなかった。場所を移動し、別の集団を探した。白鳥地区の田んぼに大きな集団がいた。ここで、ハクガンがすぐに目に入った。1羽だけだ。先ほど飛んで行った方向から、先ほどの集団に入っていた個体がこちらに飛んできたようだ。ここでは、空気の揺らぎもなく、何とか撮ることができた。

集団を端から端までチェックしていくと、ちらほらシジュウカラガンが入っていた。これまたラッキーだ。シジュウカラガンは、集団の奥の方にいるので、何羽いるのかはっきりと確認することはできなかったが、5,6羽はいるようだ。

今日は、予定になかった蕪栗沼で、ハクガンとシジュウカラガンを見ることができ、たっぷり雁見することができた。
【出会った鳥たち】 マガン、ハクガン、シジュウカラガン
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