2011年3月11日午後2時46分。東北・関東を突然襲った大地震(マグニチュード9.0)。そのあとに押し寄せた10数メートルの大津波。1万人以上の方がお亡くなりになり、今なお、1万数千人の方が行方知れずとなっています。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
こちら山形県は大きな被害はありませんでしたが、信号は止まり、電気も止まり、携帯もつながりにくくなりました。幸いガス、水道は大丈夫だったので、ろうそくの灯りで夕ご飯を食べ、ペットボトルにお湯を入れて暖をとり、毛布にくるまって一晩を過ごしました。電気は二日目の夜には復旧したが、ガソリン・灯油不足になってしまった。連日、朝早くからガソリンを求めて長い車の列が続きました。自分は運良く前日に満タンにしていたので並ばずに済んだが、もったいないので、片道1時間の自転車通勤を5日間。始めは新鮮な気分で結構気持ち良かったですが、だんだん体力的につらくなってきました。昨日あたりからだいぶ平常通りになってきたので一安心ですが。それにしても、地震・津波は天災なので仕方ないが、福島第一原発は人災と言ってもいいのではないか。連日の報道にますます不安が募り、風評被害も出てきているようだ。一日でも早く、みんなが安心安全な生活に戻れるよう祈るばかりです。
さて、そんな訳で、気持ち的にも、状況的にも鳥見どころではなく、ガソリンがもったいないので外出を控え、家の中でストーブもつけず、何枚も重ね着をしておとなしくしていたが、だいぶ状況が落ち着いてきたので、しばらくぶりにフィールドに出てみることにした。約1ヶ月ぶりぐらいかな?今日は風が冷たく雪も待っていたが、春は確実にそこまで来ているようだ。畑ではキジがのんびりエサ探しをしていた。 その上では、ヒバリのさえずり飛翔が観察できた。フィ ールドにいると、大変な状況などまるでなかったかのように心が和んだ。被災された方々にも、一日も早く心落ち着く日が訪れることを願わずにはいられません。
【出会った鳥たち】 キジ・ムクドリ・シメ・カシラダカ・チョウゲンボウ