見ということで、5時頃家を出た。約40分ほどで到着。ポイントに着いて、まずは双眼鏡で確認。本日も雛は出ていない。巣のある草むらのバックが土手で、一面クズの葉に覆われているので、巣立っても見えないのかもしれない。しばらく待ったが出てこないので、周囲を少し歩くことに。すると、水が流れ込む水路のところにゴイサギ幼鳥を見つけた。体上面に見られるたくさんの白斑を星に見立てて、いわゆる「ホシゴイ」と呼ばれている。ピクンとも動かず、微動だにしない様子だったが、しばらくすると、水面をじっと見つめて、・・・、パクッ。画像を見ると、魚というよりドジョウのような獲物をゲットした。見ていると、このホシゴイ、なかなか腕のいい漁師さんのようだった。これなら、食いっぱぐれはなさそうだ。
<ゴイサギ幼鳥>
ゴイサギの方に気を取られていて気付かなかった。ヨシゴイの親がエサを運んできたようだった。エサやりが終わったようで、草むらから出ていた。残念。見逃してしまったぁ。しかし、まずはヨシゴイ成鳥をしっかり撮らせてもらった。しばらくすると、飛び去り、離れた所の草むらに入って行った。
<ヨシゴイ成鳥>
そんなことをしていると1時間以上経ってしまった。今日もだめかと思い始めた頃、土手一面のクズの葉がそこだけ張っていない場所があり、何と、そこに居ました、ヨシゴイの雛ちゃん。
やっと見つけることができた。そこは巣のある所から20mほど離れた所だった。もうこんなに離れた所まで移動していたんだ。やはり、クズの葉が覆っているので分からないんだなぁ。まあ、こちらにとっては邪魔なクズだが、ヨシゴイ雛たちにとっては良い隠れ蓑になっているのかもしれない。
<ヨシゴイの雛>
たっぷり雛を観察撮影したところで、他に何か鳥さんがいないか探していくと、「チィー。」という声とともに、カワセミが飛んできた。「とまってくれぇ。」と念じると、近くの枝にとまってくれた。少し暗かったが、それよりもかなり近かったのでラッキーだった。
<カワセミ>
今日は、何とかヨシゴイの雛を撮ることができ、最後はカワセミが〆てくれたので、楽しい鳥見となった。