きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

タカの渡り③最終’23.9/23

2023年09月30日 | タカの渡り観察

今季4度目の鳥海山。今回で今季の最終の予定。天気はこれ以上ないくらいの良い天気だ。あとは、タカが出てくれるのをただただ祈るのみ。やや気がかりとすれば、この日は土曜日の祝日。きっと駐車場は満車になるだろうと予想できた。なので、出発は夜明け前の3時頃。鉾立駐車場には6時頃到着。案の定、登山者用駐車場は、ほぼほぼ一杯。何とか定位置に駐車して、少し早い朝食と機材の準備をした。さぁ、いつでもOKだよぉ・・・と、タカの出現を待った。

結果は以下の通り。

観察時間:6:30~12:00 天候:晴れ 風:北西の風2~3m

◇ツミ3羽  6時台、7時台、8時台にそれぞれ1羽ずつ飛び、山の方に飛んで行った。

<ツミ>

◇サシバ3羽 8時台に2羽、10時台に1羽、それぞれ山の方に飛んで行った。

<サシバ>

◇ハチクマ20羽± 7時台1羽海沿いに、11時台2羽山の方に飛んで行った。

*11時台に山頂の上空に2度、タカ柱が出現。1度目は12,3羽。

2度目は8羽。家に帰り、PCで画像を確認すると、ハチクマがほとん

どだった。別ルートで飛行して来たのか、全くノーマークだった。

これを入れると、ハチクマは20羽前後飛んだことになる。

<ハチクマ雄>

<ハチクマ雌>

◇ノスリ5羽 9時台に4羽出現。3羽は海沿いを、1羽は山の方に飛んで行った。10時台に1羽、海沿いを飛んで行った。

◇その他  渡りではないが、ハヤブサ2羽とトビ1羽が飛んだ。ハヤブサは、若鳥と成鳥。

<ハヤブサ>

<感想>

今日は、これまで3回の不調を吹き飛ばすようにいろいろなタカが飛んでくれた。期待のハチクマも近くを飛んでくれて、雄と雌それぞれ撮影することができた。さらには、渡りではないが、ハヤブサが超近くを飛んでくれて、これまたドキドキだった。山頂の上空にできたタカ柱は、どういうルートで飛んできたのか。来季も同様に別ルートで飛んで来るのか、要チェックだ。それでは、渡って行ったタカたちの無事を祈りつつ、来年またいい出会いがあることを願って、今シーズンのタカの渡り観察を終了とします。

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霞城公園秋②’23.9/20

2023年09月26日 | 霞城公園

「タカの渡り」に熱を入れる今日この頃だが、小鳥たちの秋の渡りも始まっている・・ハズ。

そんな訳で、2週間ぶりくらいの山形市霞城公園。今季、キビタキやオオルリ、サンコウチョウに未だ出会っていない。何とか見つけたい。トケン類もぜひ・・・。気合いを入れて歩き始めると、シジュウカラの声が聞こえる。これは、近くにヒタキ類がいるかも。ていねいに探すと、コサメビタキを発見。結局、この日のヒタキ類はコサメのみでした。

<コサメビタキ>

さらに歩を進め、西門を過ぎた所の土手の上。ヒタキ類の声のような・・・声が聞こえる。声のする樹上を見上げて探すと、それは、何とイカルだった。イカルの声はキツツキの声にちょっと似ていて、「キョ、キョ、キョ。」と聞こえる声だが、こんな声も出すんだ。一つ勉強になったぞ。写真の方はというと、樹上であり、枝が込み入っていたり、葉が生い茂っていたりで、結局証拠写真程度だった。

<イカル>

イカルは20前後いる感じだった。しばらくイカルを観察していると、何か違う鳥が混じっている。鳥影を追い、何とか姿を確認すると、それはシメだった。シメと言えば、前回2週間前の時に、シメの姿を確認していた。前回は1羽のみの確認だったが、今回は2,3羽と複数いる。しかも、シメはシメだが、のどの大きな黒斑が見られず、顔が幼い感じがする1羽を見つけた。幼鳥だろうか?幼鳥のような気がする。後日ネットで検索してみると、頭が黄色っぽく、胸に黒い斑点があるようだ。下の写真では、2枚目が幼鳥と思しき写真だが、頭の色は日光ではっきりしないが、胸の斑点は何となく見える。ん~、どうかなぁぁぁ。

いずれにしても、この時期にシメが居るというのは、やっぱり越夏した個体かと思われる。

もしかすると、繁殖したのかも・・・。

<シメ>

こんな感じで、半日鳥見終了。9月も下旬となって、だいぶ暑さは緩和されたが、それでも、日当たりのよい場所では汗ばんでしまう。あぁ、寒さが恋しい今日この頃。

【出会った鳥たち】 アオサギ、コゲラ、キツツキSP、コサメビタキ、イカル、シメ 他

 

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タカの渡り②’23.9/15

2023年09月21日 | タカの渡り観察

今季3度目の鳥海山。早朝まで雨降りだったが、7時、8時頃からは晴れの予想だった。確かに、駐車場に着いた頃までは遠くまで見通せて、最高のタカ見になるかと思っていた。ところが、8時半頃から、雲というかガスというか、下の方からどんどん湧き上がってきて、みるみるうちに辺り一面白一色となってしまった。全く何も見えない。ある程度時間が経てば晴れてくるかもとずうっと待った。待っても待っても雲はなくならず、結局帰る時間となってしまった。結局、この日確認できたのは、・・・以下の通り。

観察時間 8:30~11:30  天気:曇り(下界は晴れ)

◇ノスリ1  9時台  山の方に飛び去る

◇サシバ2  10時台 2羽とも山の方に

<サシバ>

下の方はすっきり晴れていたようだが、上の方は雲の中となってしまい、肩透かしを食らった感じになってしまった。どうも、今季は鳥海山との相性が悪いみたいだなぁ。なんとか、リベンジしたいが・・・。

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タカの渡り①’23.9/8,12

2023年09月14日 | タカの渡り観察

今年もタカの渡りシーズンを迎えた。ただ、今年の夏は異常に暑く、9月に入っても猛暑が続いている。タカの渡りに影響はあるのだろうか。「タカの渡り全国ネットワーク」のHPで青森県の龍飛岬と、秋田市の平和公園のタカの渡り情報をチェックしながら、いつ出かけようか考えていた。昨年に引き続き、今年も鳥海山に行く予定。車で3時間はきついが、うまく渡りのピークに合えば全然問題なしだ。という訳で、今回、まずは9/8に1回目、出かけた。結果は・・・、とっても物足りない渡り観察となった。天候的には全く問題なしの好条件だったが、肝心のタカが出てくれない。結果は、以下の通り。

【9/8】観察時間:6:15~12:00 天候:晴れ時々曇り

 ◇ハチクマ1羽 ・9時前、海沿いを南下。

 ◇ノスリ 2羽 ・10時台と11時台に出た。2羽とも山の方に飛んで行った。

 ◇ツミ  1羽 ・アマツバメの群れに紛れながら出現。山の方に飛んで行った。

<ハチクマ>

<ツミ>

<ノスリ>

<おまけでヤマガラ出現>

そんな訳で、家に帰るなり、次はいつ行くか早速天気予報と相談。そして、4日後の12日に行くことに。この日は、天候的には、9時くらいまでは晴れていたが、10時頃から雲がかかるようになり、11時頃には全く見えない状況となった。結果は、以下の通り。全くのスカ状態だった。写真も全く撮れずじまい。

【9/12】観察時間:7:00~11:00 天候:晴れのち曇り

 ◇ノスリ2羽 ・8時台と10時台に出た。2羽とも山の方に。

 ◇渡りではないが、トビが4羽。

今年のタカの渡り観察は、天気予報とこちら側の都合とタカの出が全くかみ合わず、タイミングが悪い感じだ。何とか、次はたくさんのタカが見たい。

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蒲生干潟’23.9/1

2023年09月02日 | シギチ日記

8月の平均気温が過去最高となったらしい。こう毎日毎日猛暑日が続くのだから、納得というもの。一体いつになったら、涼しい日々がやってくるのか。さて、鳥の世界は渡りの季節に入っているはずだが、今季はどうなのかなぁ。こう暑くては、渡りを延期しているかもしれないなぁ。まずは、行って確かめてみなければ・・・。9月に入ったことだし、思い切って、太平洋側の蒲生干潟に行ってみることに。日中は暑いので、早朝の涼しいうちに鳥見して、お昼頃には家に帰るようにしよう。夜明け前の3時半頃家を出て、向洋海浜公園駐車場に着いたのが、5時半過ぎだった。機材等の準備をして、海岸に下りた。今日は思ったより波が高い。久しぶりに砂浜を歩く。こんなに歩きにくかったっけ。10分ほど歩いただけで汗びっしょりになった。ここで、失敗に気付いた。潮の満ち引きをチェックしてくるのを忘れていた。どうやらこの時間帯は潮が満ちている状態で、干潟は水に覆われている。見えるのは、白いサギたちだけ。シギチドリの姿は皆無。それでも、せっかくここまで来たんだからと、双眼鏡でしつこくチェックしていくと、草むらに鳥を発見。クチバシを羽に入れているが、シギのようだ。しばらく待つと、クチバシを出した姿に。オオソリハシシギだ。いきなり大物シギの登場にびっくりだったが、これでスカは回避できたのでよかった。

<オオソリハシシギ幼鳥>

十分に観察撮影できたので、他のシギチを期待し探し回るも、やっぱりシギチの姿は無し。向こうの枯れ木にミサゴの姿を発見した。そういえば、これまでじっくりミサゴを撮ったことがなかった。シギチがいないこともあり、のんびりとミサゴに相手してもらった。

<ミサゴ>

日和山の駐車場にトイレができたと鳥友に聞いていたので、日和山の方に移動することにした。ちょっと遅めの朝食を車中で済ませ、機材を持って、いざ、日和山へ。この山は「日本一低い山」だ。標高何と、3m。国土地理院に認定されている正真正銘日本一低い山だ。標高3mを一気に駆け上がり(笑)、干潟の方を見回した。やはり、こちら側からもシギチの姿は無し。ただ、南側の砂地で写真を撮っている鳥見の方がいた。何かいるんだなと、そちらに歩き、カメラの向く先を確認すると、シギがいた。やや中型のシギ、オバシギだ。ネットで、一週間前ぐらいに蒲生にオバシギが来ていると情報があったので、まだ居るかもと期待して来たのだが、ラッキーだった。事前情報では3羽居たようだが、2羽しか確認できなかった。これまでオバシギに出会う機会がなかったので、ずっと会いたいと思っていたシギさんだ。

オバシギの幼鳥だったが、たっぷりと観察撮影することができた。三脚を低くして、じっとしていると、エサ取りに夢中なためか、結構近くまで来てくれる。

<オバシギ幼鳥>

オバシギ2羽と一緒にいたのが、このトウネン。トウネンが1羽だけというのは意外だが、オバシギ2羽が一緒なので、安心という事かな。こちらも幼鳥のようだ。

<トウネン幼鳥>

オバシギを観察していると、突然、違うシギが視界に入ってきた。キアシシギだ。上面の羽縁が点状に白いので、これまた幼鳥だろう。オバシギたちが飛び去った後も、キアシシギは波打ち際の岩の上でのんびりしていた。

<キアシシギ幼鳥>

相手してくれたシギたちがいなくなったので、10時頃、大沼の方に移動した。沼の畔に車をとめ、沼の様子をチェック。中ほどの砂地に水たまりがあり、そこに居たのは、トウネン1羽とコチドリ3羽だった。遠いので、証拠写真程度に数枚撮り、帰ろうとすると、電線にミサゴがいるのを発見。蒲生でも撮ったが、ここでは、飛び去るところの飛翔写真を撮った。最後はミサゴで終了となった。

<トウネン、コチドリ>

<ミサゴ>

今日は、結果的に5種のシギ・チドリに出会うことができた。そして、ミサゴもとまり物と飛び物の両方を撮ることができた。期待以上に良かったんじゃないかな。できれば、もう一回シギチ鳥見したいと思っているが、タカの渡りも始まるしなぁ・・・。さて、どうなるか。

【出会った鳥たち】 ミサゴ、コチドリ、トウネン、キアシシギ1、オバシギ2、オオソリハシシギ1 他

 

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