きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

大江町古寺他’06.6/24

2006年06月25日 | トンボの観察

先週聴いたコルリにもう一度会いに、西川町弓張平に行ってみた。だが、残念ながら声すら聞こえなかった。ここで、姥沢まで上がっていくか、大井沢に行くか迷ったが、大井沢から古寺地区に行くことにした。古寺地区には最近行ってなかったので、ちょっと気になっていた。大井沢ではめぼしい鳥は出なかった。アカショウビンの声も聞こえなかった。ここで朝食をとり、古寺地区に向かった。途中、根子川の砂防ダムの所に寄ってみた。わずかな水たまりの中に枯れ木が何本も立っており、カワセミ・ヤマセミ、運がよければアカショウビンも・・・と、そううまくはいかないが、カワセミを見ることができた。古寺に着くと、イワツバメが飛び交っていた。Dscn8881 サクラマス養魚場の玄関の上に巣を作っていた。時々巣に入っていくが、ヒナがいるのだろうか。穴が4,5箇所あり、端の穴からはスズメが顔を出した。スズメが巣を乗っ取ったのだろうか。鉱泉に行く小道に入ると、道路わきからハト大の鳥が飛び立った。一瞬でよくわからなかったが、はだ色っぽい鳥だった。杉の木の上で腹の黄色い小鳥がさえずっていた。腹のわきに黒い縦斑が2本入っている。はじめノジコかと思ったが、白いアイリングがなかったのでアオジだ。養魚場の屋根の上ではキセキレイの幼鳥が鳴いている。川向の斜面からはオオルリの声も聞こえる。Dscn8872 ここで、白い花を咲かせている大木を見つけた。6月下旬に花が咲いているのに驚いた。でも、この木にオオルリとかが止まってくれたら最高だなあ・・・と、待ったがだめだった。大井沢ほど鳥の種類は多くないが、ここ古寺では、9月から10月ごろクマタカが飛んでくれたり、ノビタキ(冬羽)が渡りの途中に立ち寄ってくれたりする。1時間ほど散策して古寺地区を後にした。峠の手前で杉の木に止まっている猛禽を発見。サシバだ。車から降りようとしたら飛んでしまった。久しぶりのサシバとの遭遇だった。お昼にはもう少し時間があるので、先日のハッチョウトンボのポイントに寄ってみた。Dscn8959 前回は草の上を乱舞状態だったが、今日はおとなしい。草に止まりゆっくりしている感じだ。メスがオスのすぐ隣に止まっていた。これはオスが猛アタックかと見ていたが、その気配全然なし。オスとメス仲良く並んで草に止まっていた。今日の鳥見andトンボ見はここで終了。

【出会った鳥(声も)・トンボ】ノスリ・サシバ・ホトトギス・モズ・オオルリ・キビタキ・キセキレイ・アオジイワツバメ・カワセミ・ホオジロ・ハッチョウトンボ・セスジイトトンボ・ヨツボシトンボ

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西川町・大江町’06.6/17

2006年06月18日 | トンボの観察

今日は、大井沢から月山志津のコースで鳥見に行くことにした。6月に入り、このコースは2回目だ。朝4時に家を出て、大井沢には5時前に着いた。もちろん今回もアカシヨウビンねらいだ。まず、湿地の方に下っていった。Dscn8758 中央の木の枝にモリアオガエルの卵塊がいDscn8759 っぱい下がっていた。あと一週間ぐらいでオタマジヤクシが出てくるかもしれない。このオタマジャクシめあてにアカショウビンが早朝やってくることがあると昨年聞いたので、来週あたりチャンスかもしれない。ホトトギスやノジコのさえずりが聞こえるが、アカショウビンの声は聞こえなかった。前回と同じところにノスリがいた。前回同様よく鳴く。沢の方に下ってみたが、やはりアカショウビンの声は聞こえなかった。ノジコの声が近かったので探したが、見つけられなかった。道の脇の葉にカワトンボが止まった。Dscn8763 気分転換にたまにトンボも良いかと思い、2,3枚撮ってみた。6時半すぎ、次のポイントに移動。志津の自然博物園だ。行ってびっくりしたのは、道路わきに止めてある車の列!びっしり並び、満員御礼状態だ。そろそろ「月山筍」が出始めたようだ。仕方なくセンター前の隅っこに止めた。雪はほとんど消えていた。まず、オオルリが出てくれた。しかし、霧雨にややガスが出ているので、暗い!なかなかシャッタースピードが上がらない。Dscn8780 次に、前回見つけたミソサザイの巣を見に行ってみDscn8794 た。早速ミソサザイのさえずりが迎えてくれた。せっかくの歓迎ムードなのに、やっぱり暗い!まあ、何とか1,2枚は見られるだろう。8時になったので、朝おにぎりを食べることに。今日は、下の弓張平まで下って駐車スペースで食べることにする。山際に止めて、窓を開けると、いきなり、「チッ、チッ、チッ、チッ、~~~~!」コルリの声。何年ぶりだろう、コルリの声聞くの。コルリのさえずりを聴きながらの朝ごはん。最高のブレックファーストだ。食べたら次のポイントに移動する予定だったが、コルリを探すことにした。駐車スペースからウォーキングコースが整備されていて、鳥見コースにもなかなか良い感じだ。コルリは見つけられなかったが、イカル、ゴジュウカラ、アカゲラ、ホトトギス、キビタキなど観察することができた。次は、大江町に戻り、ハチクマポイント、カワセミ・ヤマセミポイントを回って帰ることにした。ハチクマはいなかったが、近くのハッチョウトンボの生息ポイントをのぞくと、いっぱい飛び回っていた。まだハッチョウトンボを撮ったことがなかったので、2,3枚撮ることに。しかし、・・・これが難しい。Dscn8830 何せ日本一小さいトンボ。体長2cm弱だ。フィールドスコープの焦点距離ぎりぎりでないと、大きく撮れないのだ。農作業の方が声をかけてくださり、ハッチョウトンボのことをいろいろと教えていただいた。ここは知る人ぞ知るポイントだが、いろんな方たちが協力して、知恵を出し合って保護しておられるようだ。また、他にも多くの種類のトンボがいるようで、なかなか楽しい。2,3枚のはずがどんどんシャッターを押してしまう。おまけに、となりの杉林からサンコウチョウの声が聞こえてきた。これも久しぶりで嬉しかった。おかげですっかり時間を使い果たしてしまい、帰りはカワセミにちょっと挨拶した程度でお昼の帰宅となった。今回は、鳥よりトンボの観察撮影がメインとなったようだ。こんなことは今までに無い体験で、これはこれで結構楽しかった。それにしても、今日は暑い。今年初の真夏日となった。

【出会った鳥たち、声も ※トンボ】ノスリ・ホトトギス・カッコウ・ノジコ・ホオジロ・モズ・サンショウクイ・オオルリ・キビタキ・コルリ・クロツグミ・ミソサザイ・ゴジュウカラ・イカル・アカゲラ・カワセミ・サンコウチョウ ※ハッチョウトンボカワトンボセスジイトトンボヨツボシトンボ

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鶴岡市羽黒山’06.6/5

2006年06月05日 | 県内の鳥見

一昨日に続き、今日もアカショウビンねらいで出かけた。今日はちょっと足を伸ばして、鶴岡市羽黒山へ。朝4時30分に家を出て、月山ビジターセンターに着いたのが6時ごろだった。有料道路は8時開通なので、それまで近辺を歩くことに。Dscn8581 まず、荒沢寺向かいの林道をちょっと上ってみた。樹齢○百年のりっぱな杉の木、そしてブナ林が続いている。キビタキの声が歓迎してくれた。しばらくすると、キョッ、キョッ、キョッとアカゲラの声。これは近い。それにしても休む暇なく鳴いている。あまり移動せず、一ヶ所でしばらく鳴いている。おかげでじっくり撮ることができたが、林の中は薄暗く、なかなかシャッタースピードが上がらず、ほとんどブレブレだった。30分ほどして、ビジターセンターの方に戻った。センターは閉館日(月曜日)だった。Dscn8599 道路向かいの「二夜の池」を見に行くと、アオサギが数羽いた。巣材運びしているのもいた。ここで繁殖するのだろうか。池では、オシドリのペアを見つけた。少し早めの朝おにぎりを食べて、8時有料道路を上った。山頂駐車場に車を止め、車を降りると、早速キョロロロロロ・・・。アカシヨウビンだ。はやる気持ちを抑えながらブナ林へと下りて行った。キビタキの声が林に響いて気持ちが良い。アカショウビンの声は近づいたかと思うと遠のき、なかなか見つけられない。沢沿いのほうまで下っていくと、キョロロ、キョロロとささやくような声が聞こえてきた。これはかなり近いぞ。しかし、これがなかなか見つけられないんだなぁ・・・。木の葉は生い茂り、樹木が重なり合っていて、しかも沢の下の方を上から見る形なので、なかなか厳しい。Dscn8582 でも、30分くらいキョロロロロロ・・・を聴くことができ、これだけでも十分だなと思った。沢の上のほうと下のほうから声が聞こえ、これは2羽だなと分かった。いつか何年後かにはきっと出会えるだろう。今日はこれで良しとしなくては・・・と思った。山頂に上っていくと、いきなり人間の世界に戻ってしまった。月曜日だし、あまり観光客はいないだろうと勝手に推測していたが、結構いるものだ。観光バスも5,6台止まっていた。Dscn8597 社殿から離れ、あまり人のいない小道を歩いていくと、キビタキが鳴いていた。ほとんど真上状態だったが、近いのでちょっとがんばってしまった。車に戻ると10時を過ぎていた。道路を下っていくと、オオアカゲラが前を横切って、杉の幹に止まった。また、アカシヨウビンの声も聞こえた。もしかすると、下の池の方かもしれないと思い、「二夜の池」を一周することにした。しかし、残念ながらその後は聞こえなかった。池のそばの東屋で疲れた体を休め、のんびり池を眺めることに。12時ごろ羽黒山を後にした。今日もアカショウビンには巡り会えなかったが、結構近いところまで寄ることができ、アカショウビンと同じ空気を吸うことができたので(たぶん?)、今年はこれで満足とすることにしよう。来年は、ぜひお姿を!!!

【出会った鳥・声も】 アカゲラ・オオアカゲラ・ツツドリ・ホトトギス・アカショウビン・キビタ・オオルリ・カケス・オシドリ・アオサギ

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西川町大井沢・月山’06.6/3

2006年06月03日 | マイフィールド

 今日は、昨年アカショウビンの鳴き声を聞いた大井沢に行くことにした。もちろん、アカショウビン目的だ。朝4時すぎに家を出て、大井沢に着いたのは5時過ぎだった。4時過ぎにはもう明るくなっており、もう少し早く起きればよかったかもしれない。車から出ると、いろいろな鳴き声がする。すでに鳥たちの活動は始まっているようだ。キョロロロロロロ、アカショウビンの声も聞こえる。でも、かなり遠い感じだ。運良くこっちに来てくれればよいが・・・。まずは、湿原を散策。朝露に濡れたタチツボスミレ、時期は過ぎたと思うがまだ咲いているリュウキンカ。ちょっとひんやりするが、朝の散策は気持ちがいい。ピリリ、ピリリと鳴きながらサンショウクイが頭上高く飛んでいった。カルガモが2羽のんびり泳いでいる。クロツグミやノジコの声が聞こえるが遠い。野鳥観察小屋の方に行くと、アカショウビンの声が聞こえてきた。でも、これまた遠い。こっちに来ないかなあ・・・と思いつつ、ちょっと・・・していると、何と、キョッ、キョッ、キョッという声がだんだん大きくなって、こっちに近づいてくる。急いで双眼鏡を取ろうとしたが、時すでに遅く、その声は通り過ぎて、向こうに行ってしまった。くっ~~~!せっかくこっちに飛んできたというのに・・・。姿を見られなかったぁ!くやしい!諦めきれずうろうろしていると、下の沢に下りていく道を発見。車でも下りていける道だった。でも、Uターンできるかわからないので、一応歩いていった。Dscn8489 下に行くと、水量はあまりなく、雑草地帯になっている。アカショウビンの声がした方向を見ると、アカショウビンが止まりそうな木を見つけた。もしあそこに止まってくれれば、何とか撮れそうだ。しかし、ずっと待ったが声が全くしなくなった。時計を見ると、6時。え~っ、6時でもう鳴き声は終わりかよ。やはりあと1時間くらい早く家を出るべきだったか。車に戻って、おにぎり朝食を食べる。Dscn8502 途中、サンショウクイが木のてっぺんに止まったので、急いでカメラをセットした。何とかセーフ。さて、これからどうしようか考えた。せっかくここまで来て、すぐ家に帰るのももったいない。ちょっと不安はあったが、あの「自然博物園」に行くことにした。あれから2週間たつが、ぐ~っと雪解けが進んでいた。自分が落ちたところはすでに雪が消えていた。慎重に雪の上を歩いていった。これほどドキドキしながら雪の上を歩いたことはなく、何だか滑稽な感じだ。すぐ、キビタキの♂♀が出迎えてくれた。でも、忙しく飛び回り、撮らせてもらえなかった。がけの上からクロジのさえずりも聞こえてきた。前回見なかったオオルリもさえずっていたが、これまた撮影拒否。収穫なしかと思ったが、ミソサザイがそれならばと愛想よくしてくれた。Dscn8511 大きな石の下のところに、巣を作っているのか、すでに産卵したのかわからないが、巣を見つけた。緑色のコケや小さな葉っぱで石に張り付くように作られていた。♂が何回か巣に入ったが、♀はどうしているのかわからなかった。卵を産んだとしたら温めているのか、巣作りだとしたら品定めしているのか。いずれにしても、小さな鳥たちの生の営みを観察することができ、「よし、自分もがんばるぞ。」と思った。もちろん、仕事も家庭もです。今日は、どちらかというと「バードウォッチング」よりも「バードリスニング」の半日だった。

【出会った鳥たち・声も】 アカショウビン・ホトトギス・ツツドリ・イカル・クロツグミ・サンショウクイ・モズ・ノジコ・ホオジロ・ヒガラ・ノスリ・オオタカ・カルガモ2羽・キビタキ・オオルリ・クロジ・ミソサザイ・キセキレイ

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