最近、ずうっと遠出の鳥見ばかりで、マイフィールドを疎かにしてしまっていた。という事で、今日は、家から3,4分ほどのリンゴ畑に行った。この時期、畑の草むらや柿の木などにいろんな鳥たちが集まってくる。もうジヨウビタキは来ているだろうか?ツグミはどうだろう。ワクワクしながら車から降りた。 まずはカシラダカ。畑の斜面の草むらと木の枝を行ったり来たりして いる。ホオジロも近くで鳴いている。ヒィヒィヒィという声が聞こえ、双眼鏡で探すと、ジヨウビタキ♀がススキにとまっていた。♂はいないのかとちょっとがっかりしたが、まずはジョウビタキの渡来を喜ぶことにしよう。柿の木の下の赤い実のなったやぶにアオジがいた。胸の黄色がきれいだ。モズの高鳴きも聞こえる。アオジはなかなか開けたところに出てくれなかった。その代わりにカシラダカが結構撮らせてくれた。しばらくすると、2羽の鳥が追いかけっこをしながら飛んできた。そして、1羽が木にとまった。 ジョウビタキ♂だった。そして、もう1羽も♂だった。その後もう1羽現れ、♂が3羽いた。渡ってきたばかりで、なわばりがまだ定まっていないのだろう。これまで、ジョウビタキ♂の写真はあまりいいのが撮れていなかったので、何とか良いのを・・・と、追いかけてはカシャ。飛んできたところをカシャ。ジョウビタキに目が向いていたまさにその時、ふと、近くの枯れ木に目をやると、枝に何かとまっている。鳥のようだが、木のこぶのようにも見える。半信半疑でスコープをのぞくと・・・、アリスイだ! 初めて見る鳥だったので、心臓が一瞬止まった・・・様な気がした。数枚撮ったところで飛ばれてしまった。その後も出てくれるのをずうっと待った。待っている間、またまたジョウビタキに相手してもらった。そのうちにバッテリーがなくなってきた。その時だった。アリスイが同じ木にとまったのである。喜びよりも後悔の方が大きかった。ジョウビタキに夢中になりすぎて、バッテリーがなくなってしまった。あと1,2枚は撮れるかもしれないが、思い切って車まで走り、バッテリーを交換して戻った。しかし、・・・すでにアリスイの姿はなかった。ん~~、残念!でも、一応しっかり見たし、撮れたし。良かった、良かった。久しぶりにドキドキ感も味わえたし。
【出会った鳥たち】 カシラダカ・アオジ・ホオジロ・モズ・ジョウビタキ・アリスイ