きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

タカの渡り③in鳥海山’22.9/14

2022年09月25日 | タカの渡り観察
一昨日の鳥海山タカの渡り観察撮影は、近くを飛ぶハチクマをたっぷり堪能することができた。その満足感と、ボツ画像が多く残念な思いとで、再度のチャレンジ。前回に引き続き、夫婦での遠征鳥見となった。この日は、風が北寄りの風でやや強く、タカの飛翔にどう影響するのか気がかりだった。7時過ぎごろからの観察撮影開始。結果は以下の通り。
前回は、目の前をハチクマ雄が飛んで興奮したが、今回は、ノスリが目の前を飛んでくれた。ハチクマも近かったが、ピンボケ連発で全てボツ画像となってしまった。(泣)ただ、帰り際の駐車場脇でハチクマ雄が近くを旋回してくれて、最後の最後にラッキーだった。

観察時間: 7:15~12:30  
天候:晴れ 北寄りの風約3~4m
出現した鳥:ハチクマ9、ツミ3、ノスリ1、タカSP2
備考:   
・7時半頃からハチクマやツミが出たが、海沿いを南下して行った。
・8時頃ノスリ出現。山の方に飛んできた。
・ハチクマは9羽出たが、半数は海沿いを南下して行った。遠くに見える沼の上あたりが分岐点になっていると感じる。ここよりも南に飛ぶと海沿いを南下していくパターン。ここから山に向かって飛ぶと、そのまま山の方に飛んで来るパターン。

<ツミ若鳥、ハチクマ>

<ノスリ>

<ハチクマ雄>


妻が運動のためにと散歩に出かけ、思わぬ情報を持ってきてくれた。この場所も良いが、海沿いに南に飛んでいくタカの観察撮影にもっと良い観察場所を見つけてきてくれた。これにより観察撮影ポイントがさらに増えた。次回はどの場所でどう観察撮影できるかいろいろと試しながら観察してみたい。
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タカの渡り②in鳥海山’22.9/12

2022年09月16日 | タカの渡り観察
一昨日の白布峠で、ご一緒したTさんから鳥海山でのタカの渡り観察についての情報をいただいた。それを聞いて、2年前初めて鳥海山でタカの渡りを見た時に失敗だったことが判明。観察場所が違っていたのだ。Tさんに鳥海山で撮ったハチクマの写真を見せていただいた。愕然とした。ハチクマがでかい。かなり近くを飛ぶらしい。白布峠で見られる大きさとは比べ物にならない。鳥海山ではこんなに大きく見られるのかぁ。これは行くしかないよなぁ。車で片道3時間も、この大きさに見られれば全然苦にならないというもの。
2日後、早速鳥海山に行った。夜明け前3時半出発。鳥海山・鉾立駐車場に6時半頃到着。はじめなかなかタカが出なかったが、2時間ほどしてツミが飛んだ。こうして、11時40分ごろまで観察撮影した。その結果は、以下の通り。

観察時間: 6:45~11:40 天候:晴れ 風:0~1m程度
出現した鳥: ハチクマ5、ツミ2
備考:   
・8時30分頃、ツミが現れた。旋回しながら海側を南下。
・ハチクマ3羽が次々に出現。沼の上空で旋回しながら空高くを飛び、そのまま南下して行った。
・山の方に飛んできた個体は、風に乗って一直線に目の前を通過し上昇。
<ツミ若鳥>

<ハチクマ雌>

<ハチクマ雄>


感想:
いやぁ、行って良かったぁ。白布峠のタカは米粒大だったが、ここでは、目の前をハチクマが飛んで行った。ハチクマは、雄と雌の違いがはっきり分かり、下面の色や模様が個体によって異なり、観察していて飽きがこない。ただ、興奮してぶれぶれ画像の量産となってしまったが・・・。あとは、カメラの設定と撮影技術の問題。山を背景にするとピントを持っていかれ、ピンボケの連続だった。それでも、その中に数枚だけ「やったぁ。」と言う画像が入っていた。これだけでも、十分来て良かったと思う。
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タカの渡り①in白布峠’22.9/10

2022年09月13日 | タカの渡り観察
秋のタカの渡りシーズンとなった。一昨年からタカの渡りの観察撮影を始めた。一昨年は鳥海山、昨年は米沢の白布峠にいった。鳥海山までは車で片道3時間かかる。白布峠までは片道2時間。という事で、昨年の白布峠には3回通った。今年もできるだけ近い方でと、白布峠に行くことに。朝4時半に家を出発。峠には6時半頃到着。が、が、何と、辺り一面霧の中。何も見えない。全く見えない。これでは、鳥の観察は不可能。なんてこったぁ。(泣)
車の中で寝て過ごすこと2時間。少しずつ周囲の山並みが見えるようになったのは、8時半過ぎだった。そして、タカが現れたのは、9時5分ごろだった。それから、12時半過ぎまで観察した。結果は次の通り。

観察時間: 8:40~12:40  天候:晴れ  
出現した鳥: ハチクマ6、サシバ6、ツミ1、ノスリ1、チゴハヤブサ1、アオバト4、ホシガラス6、メボソムシクイ1、ウグイス1、ヒガラ1
備考:   
・ハチクマは、北側の山の稜線から現れたり、東の方から出てきたりして、そのまま一直線に西の方に飛び去って行った。旋回しないので、飛ぶ位置が遠く、米粒大にしか撮れず。
・サシバは、4羽同時に飛び、ちょっとしたサシバのタカ柱を疑似体験できた。4羽の柱でも初めての体験でうれしかった。昨年は3回ともサシバを確認することができなかったが、これで、サシバも白布峠を渡っていくことが確認できた。
・チゴハヤブサは、ハチクマにモビングしていた。
・ノスリは、地上のエサをねらってか、ホバリングしながら飛び回っていた。渡っては行かない様子だった。
<ホシガラス、チゴハヤブサ、ハチクマにモビング>

<サシバ>

<ハチクマ>

<ノスリ>

今回、霧がはれるのを待っている時、同じタカ見にいらしたTさんと一緒になった。初めてお会いした感じがしなかったが、全然思い出せずにいたところ、以前長井市での仕事で一緒になっていたことが判明。そして、鳥海山のタカ見の話になり、非常に参考になる情報をいただいた。Tさん、いろいろと貴重なお話を有難うございました。
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蒲生・大沼’22.9/5

2022年09月08日 | シギチ日記
前回、3時間かけて隣県北部にシギチ見に行ったが、これといったシギチに出会えず、やや不完全燃焼となった。・・・で、2回目の今回は、別のポイントへ。車で約2時間ほどの蒲生干潟へ。現地到着は午前6時半頃だった。ここの海は、サーファーで賑わうところだが、この時の駐車場は車が数台だった。さぁ、どんなシギ・チドリが出てくれるか、わくわくしながら砂浜を進んでいった。今回は事前に潮の干潮を調べてこなかったが、干潟はしっかり出ている。まずは、双眼鏡で周囲の様子を見て行ったが、鳥影は見当たらない。どうしたのかな?時間的にまだ早いのかな?やや不安な気持ちを抱えながら、鳥影を探して歩いた。しばらく探していると、「ピョー。」というシギらしき声が聞こえた。声のする方を探すと、水辺の所にシギを発見。足が赤い。ソリハシシギを思い浮かべたが、嘴は反っていない。ツルシギ冬羽を考えたが、上面の模様や嘴の色から違っている。あとはアカアシシギしかない。という事で、アカアシシギと出会うことができた。後で確認すると、今年生まれのジュニアのようだ。
<アカアシシギ>

その後、近くにキアシシギ幼鳥も見つけることができた。また、砂浜を歩くキツネと遭遇。こんなところにキツネ?証拠写真をパチリ。アカアシシギとキアシシギを見つけて、「よし、この調子で・・・。」とさらにシギチを探すが、その後は全然出会い無し。せめてシロチドリでもと期待したが、1羽も見つからず。これほどシギチがいないとは。かなりショックだった。細かい雨が降り続いていることもあり、朝食タイムもあり、駐車場に戻り、食べながら、これからのことを考えた。
<キアシシギ・キツネ>


ここは、気持ちを切り替えて、大沼に行ってみることにした。蒲生から車で20分ほどの所にある沼で、内陸性のシギチが期待できる。10時過ぎに現地到着。まずは沼をぐるっと1周してみた。中州が砂地になっているところがあり、ここにシギチがいるのでは・・・と確認したが、1羽も見当たらず。あとで、イソシギが現れたが、すぐ飛んでしまった。仕方ないので、シギチはあきらめ、ここで見られる鳥さんを楽しむことに。
<ダイ・チュウ・コサギ>
まず一番に目についたのが、白いサギたち。ダイザキ、チュウサギ、コサギが見られた。チュウサギが黒い棒のようなものを咥えている。どういう意味があるのだろうか?意味はないのか?遊び?

<カワウ>
白いサギの次に目についたのが、カワウたち。黒い翼を広げて日光浴。よく見かけるカワウの得意ポーズ。一列状にカワウたちが並んでいたが、端っこのカワウはどうやら幼鳥らしい。隣のカワウに嘴を向けて何やらおねだり?のような仕草を。

<カンムリカイツブリ>
沼の畔の道を歩いていると、カンムリカイツブリを見つけた。とっても近い。これまでいろんな場所でカンムリカイツブリを見ているが、これほど近い距離は無かったかも。もちろん撮影したが、画面からはみ出してしまった画像がたくさん。幼鳥も成鳥もじっくり観察撮影することができた。これだけでも大沼に来た甲斐があったかも。

<ゴイサギ幼鳥>
一羽だけいた。通称「ホシゴイ」ことゴイサギ幼鳥。こちらは結構警戒心が強いのか、なかなか近くには寄って来てくれなかった。

<ハスの花・ヨシゴイ>
大沼には初めて来たが、ハスの花が咲いているとは思わなかった。9月の初旬でもまだハスの花が見られるんだ。ハスと言えば、・・・やっぱりヨシゴイでしょう。ていねいに探していくと、まずはヨシゴイの幼鳥を発見。首を長くのばして、擬態?しばらくすると、ハスの葉っぱの中に潜ってしまった。その後、ヨシゴイが飛ぶところを見つけ、寄っていくと、ハスの茎にとまるヨシゴイ成鳥雄を見つけた。エサを獲るところを期待したが、こちらも移動して隠れてしまった。

今日は、2度目のシギチ探鳥で蒲生に行ったが、予想以上に鳥がいなかった。それでも、アカアシシギと出会えたのは収穫だった。また、蒲生を早めに切り上げ、大沼に行ったのも結果的には良かった。カンムリカイツブリを超近くで見ることができ、思ってもいなかったヨシゴイを見ることもできた。夕方までに帰る計画だったが、何と、お昼前に家に着いてしまった。本音を言えば、もっとシギチを見たかったなぁぁぁ。次はあるかなぁ。
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秋の渡りシーズン’22.8/29

2022年09月01日 | 霞城公園
もう夏鳥たちが南に渡っていく「秋の渡り」が始まっているのでは・・・と、先週、山形市の霞城公園に行ってみた。しかし、残念ながら、全然、全く、渡りの鳥さんに出会う事はなかった。まだ早いのか?それとも、タイミング?・・・という事で、1週間後、再度公園へ。前日まで雨降りの日が続いていたので、これはきっと、渡り途中の鳥さんたちがたくさん入っているのでは?と、期待で胸いっぱい。
公園の主には内緒で行ったのだが、歩き始めてしばらくして、バッタリ。という訳で、鳥友と二人で探鳥。東大手門脇の土手の散策道付近でシジュウカラの若鳥が数羽、エサを探して飛び回っている。すると、近くで「ギー。」とコゲラの声。すでに混群を作り始めているのか?コゲラを撮ろうと思ったが、動きが速い。でも、シジュウカラが一声鳴いたら、コゲラの動きがとまった。おそらく、シジュウカラが「警戒しろ。」と警戒の鳴き声をしたのだと思う。しばらくコゲラが動かないので、写真の撮り放題となった。まあ、同じ写真ばかりだが・・・。
<コゲラ>

さらに歩いて、体育館裏の散策道、ベンチのある休憩スペース。樹上をムシクイ類が動き回っている。真上なので、お腹しか見えず、ムシクイの種類が分からない。色合い的にはセンダイムシクイかな?双眼鏡で、鳥の動きを追っていると、目の前を鳥さんが横切った。止まったところを確認すると、背中が青い。オオルリの若鳥だ。急いで証拠写真を撮った。虫を捕って食べているが、枝が込み入って、葉っぱも茂っていて、写真にとることができなかった。残念。
<オオルリ若鳥>

南門を過ぎたあたりで、目の前を、今度は赤い鳥さんが横切った。「アカショウビンだ!」思わず叫んでしまった。(もちろん、マスク着用していますが、何か?)ここも木が邪魔で、手前の木の葉っぱが邪魔で、すっきり見える所が無い。とにかくシャッターを切らねば・・・と、連写、連写。しかし、こんな時に限ってなかなかピンがこない。ボケボケ画像の大量生産になってしまった。画像をチェックすると、アブラゼミを捕って食べたようだ。嘴の先の方が少しだけ赤くなっている。今年生まれの若鳥だ。ひ鳥で南の国まで渡って行けるのだろうか。「気をつけてなぁ。頑張ってなぁ。」ただ、ただ、祈るしかない。
<アカショウビン若鳥>

さらに進み、西門近くに来た。ここでは、ササゴイの若鳥に出会った。鳥友の話では、しばらく滞在中との事。一度池に飛び込んだが、残念ながら失敗。ガンバレ!
<ササゴイ若鳥>

児童館跡裏でサンコウチョウはいないかと探し回ったが、その気配は全く無し。しかし、茂っている葉っぱの隙間から、トケン類のお腹を発見。横縞の太さからカッコウではないと判断。顔や姿がしっかり見えるところを探している間に飛び去ってしまった。残念。
さらに歩を進め、弓道場手前の土手。鳥影を探していると、コサメビタキを発見。コサメビタキはすでに出会っていたが、樹上だったり、葉が生い茂っていて撮らせてもらえなかった。ここでは、やっとすっきりしたところに出てくれたので、何とか撮ることができた。
<コサメビタキ>

弓道場裏では、コムクドリを見つけた。はじめイカルかな?と期待したが、コムクでした。
コムクドリはこの公園で繁殖しているが、ここで巣立った個体か、渡りの途中にたまたま立ち寄って個体かどうかは不明なり。
<コムクドリ>

2時間ほどの鳥見だったが、前回とは大違い。大当たりの日となった。何より、アカショウビンと出会えたのは超うれしい。
【出会った鳥たち】トケン類1、アカショウビン幼鳥1、コムクドリ1、オオルリ雄若1、キビタキ雌タイプ1、コサメビタキ複数、ムシクイ類複数
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