今回は飛び物編。撮影機材を新調してから2年近くなるが、飛び物を撮るのがなかなかうまくいかず、暗中模索の状態が続いていた。(今でもだが・・・) 最近、ムック本やパソコンで調べて、勉強しているところである。これが・・・なかなか奥が深い。さて、とまり物は長い間動かないので,いろいろと設定を変えて撮ることができるが、飛び物はあらかじめ予測して設定しておいて、飛び立つ瞬間までじっと待って、動いたら一気にシャッターを切り続ける。・・・こんな感じで、直後にモニターで確認して、・・・ガックリ!ということになる。次はまた設定し直して再チャレンジだ。うまくいくかどうかは、わかりませんねぇ。今回、3日間行って撮ったが、まあまあ満足できたのは、ほんの1,2回だった。でも、うまく撮れた時は、「超気持ちイー」ですね。よし、これからも頑張るゾー。
この日、チョウゲンボウを観察していると、鳥友よりTEL。「今どさいだな?」「チョウゲンボウ見った。」「んだなが。今ケアシノスリ見ったんだ。」・・・「えっ、ケアシノスリ?」思わず耳を疑ったが、間違いない。ケアシノスリとの事。しかも、ここからそう遠くはない。これは行くしかないでしょう。滅多にお目にかかれない冬の猛禽だ。現場に着くと、車の中からすぐに見つけることができた。木に止まっている白い物体。まさしくケアシノスリだ。白がひと際目立って美しい。距離は100Mぐらいあるだろうか。やや遠い感じだったが、しばらく待っていると、飛び立って、ちょっとだけ近いところの木に止まってくれた。虹彩が淡い黄色なので幼鳥だ。近くに「ただノスリ」がいて、ケアシを気にしているようだ。何かにつけ、ケアシの近くにやってくる。ケアシをかなり意識しているみたいだ。けれど、ケアシの方は、知らんぷり・・・、そんな感じだ。2羽並ぶと、大きさや姿の違いがよくわかる。おかげ様で山ほど写真を撮ることができた。「一人で観るのはもったいないから。」と電話をくれた鳥友に大感謝だ。やっと写真の整理がついたので、2回に分けてアップしたいと思う。まずは、「とまり物編」から・・・
毎年この時期になると、「今年も来ているかなぁ・・・。」と気になるのが、このチョウゲンボウ。今年も行ってみると、すでに来ていた。オスがさかんにうろに入って、巣穴の様子を確かめているようだ。メスがとまっているので、しばらく見ていると、オスがねずみを咥えて飛んできた。メスがさかんに鳴きながら、オスにエサをねだる。求愛給餌だ。近くに止まっていたオスがメスのところに行って交尾をする場面も数回観察することができた。鳥たちの世界にも春が訪れたようである。ここには、カラスやノスリもやってくる。すると、チョウゲンボウは厳戒態勢に入り、「キー、キー、キー。」と警戒の鳴き声を上げたり、スクランブルで飛び出したりする。今年も無事繁殖してくれることを祈りつつ、次の場所に向かった。
【出合った鳥たち】ノスリ、チョウゲンボウ、ムクドリ、シメ、キジバト、カワラヒワ 等
【出合った鳥たち】ノスリ、チョウゲンボウ、ムクドリ、シメ、キジバト、カワラヒワ 等