梅雨入り後、様子見で蔵王に行った。ただ、時間的に遅かったので、イワヒバリ、カヤクグリはあきらめ、ウソ一本に絞り、それに高山植物をプラスという形で、刈田岳駐車場に車をとめた。早々にウソが近くに止まったが、こちらの準備が間に合わず・・・。ウソの出を待ちながら、タンポポの様子をチェック。花が多く、わた毛はあまり見られない。もう少し先かな?といった感じだ。ウグイスがあちらこちらで鳴いている。よく木の上に出てきて囀るが、曇り空の空抜けで、真っ黒の画像になってしまった。という事で、鳥の方はあまりいい結果ではなかった。まあ、下見という事なので・・・。高山植物はよかった。マイヅルソウ、ハクサンチドリ、チングルマ、コイワカガミ、ワタスゲ・・・と、今が見ごろといった感じ。こんな感じで、本日は高山植物メインの鳥見下見となった。
鳥友人より「トラフズクのヒナが巣立った。」との情報をいただいていたが、いかんせん公私ともに忙しく、なかなか動けない状態だった。しかし、早く行かねばどっかに行っちゃうかも・・・と、不安になり、何とか都合をつけて、5月某日行ってみた。しばらくずっと上を見て探し回った結果、1羽見つけた。お父さんだかお母さんだか初め分からなかったが、後で、雄だと分かった。じっとしていて動かないので、同じカットばかり撮ってしまい飽きてしまった。ヒナを探したが、なかなか見つからず諦めかけた頃にやっと発見!「1,2,3,3羽かぁ。」と思ったら、下の横枝に隠れてもう一羽。情報では、3羽は確認という事だったので、今日は4羽を確認・・・と思いながら撮影していると、左側の枝葉に何か隠れている雰囲気。画像で確認すると、オレンジ色の目が・・・。何と、5羽のヒナを確認することができた。まだ産毛が残り、何とも愛くるしいトラフちゃんたちだった。たっぷり撮影したところで、帰り支度をしようかと動き始めた時、ヒナの下の方の枝に親を発見。さっきの親と比べると、白っぽい感じの親鳥だ。状況から判断すると、こちらは母親で、離れたところにいるさっきのが父親だろう。それにしては、この母親、あまりにも目の前過ぎる近距離だ。やはりちょっと警戒している雰囲気なので、ちょっとだけ撮らせてもらって退散した。結局、親子7羽全員確認することができた。これから一鳥前のトラフになるまで、大変な試練があるだろうが、5羽とも何とか生き延びていってほしいと願うばかりである。