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きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

伊豆沼・内沼’20.10/21

2020年10月30日 | 宮城の鳥見
毎年恒例の雁詣で。今シーズン1回目の伊豆沼行きだ。朝3時前に家を出発。伊豆沼には5時過ぎ到着。日の出予想は5時半頃なので、まだ世の中は真っ暗だ。真っ暗な中だが、沼からは、ガンたちの「カハハン、カハハン。」という早朝の冷たい空気を切り裂くような声が響く。カメラ機材を準備し、いざ土手の上へ。10数年前は、日の出前後、沼の何万羽という物凄い数のガンが一斉に飛び立つ情景が見られた。まさに、感動の渦の中にいるといった体感だった。しかし、現在の飛び立ちは、チラホラといった感じで、迫力に乏しい感じ。それでも、オレンジ色に染まった東の空を、こちらに向かって飛んで来るガンの群れはとっても美しい。これだから、毎年眠い目をこすりこすり伊豆沼に来てしまう。約30分の飛び立ちを楽しみ、車に戻り、1時間ほどの休眠。

さぁ、これからは、周辺の田んぼ巡り。今年こそ、カリガネを探し当てたいところだ。しかし、その熱い思いはもろくも崩れ去ってしまった。伊豆沼をぐるっと1周する形でガンの群れを探すも、珍ガンは見当たらず・・・。このまま一日が終わってしまうのはもったいない。という事で、近くの内沼に行ってみた。水面には、マガンにオオヒシクイ、コハクチョウが休んでいた。車を降りて、周囲を確認すると、水際の所に小さい鳥を発見。よく見ると、ハマシギだ。オナガガモの集団を全く気にする様子もなく、1羽だけで黙々とエサを探していた。これから渡っていくのか、それとも、一冬ここで越すのか。仲間と外れ、1羽だけで心細くないのかなぁ・・・と、心配になったが、本人は一向に気にしていない様子だった。


ハマシギとお別れして、近くの建物の展望台のような所に上がり、マガンの飛ぶ姿を撮ってみた。双眼鏡で見ると、青空をバックに悠々と飛ぶ姿はとってもきれいだ。しかし、それを撮影するのはとっても難しかった。これも、やはり回数をこなすしかないのかなぁ・・・と、カメラのモニターを見ながら実感。


さて、マガンの飛ぶ姿を撮るのにもそろそろ飽きてきた。どうしようか?今日は、一日伊豆沼の予定だったが、ここは思い切って場所を変えることに。時刻は午前11時前。向かった先は、・・・蕪栗沼だ。   ・・・つづく。

【出会った鳥たち】 ダイサギ、コサギ、マガン、オオヒシクイ、オオバン、オナガガモ、ハマシギ
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イカル’20.10/16

2020年10月23日 | 霞城公園
いつもの街中公園。この日は、イカルの10羽程の群れと出会うことができた。イカルは留鳥だが、県内では、秋冬は山地から平地へと下りてくる。この公園では、9月頃から姿が見られるようになる。イカルの好物の木の実のなる樹木が散策路沿いにあり、歩きながらチェックしている。この日は、弓道場近くの樹のところに来ると、「キョ、キョ、キョ。」と、キツツキに似た鳴き声が聞こえてきた。見上げながら探すと、黒く小さな実を食べまくっていた。こちらを警戒しているのか、なかなかしっかり姿を見せてくれなかったが、ゆっくり観察することができた。
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エゾがコサメに’20.10/11

2020年10月19日 | 霞城公園
いつもの公園。午後、エゾビタキを撮りに行った。午前中の探鳥会でエゾビタキを見つけたので、何とかエゾビタキを撮りたかった。午前中見つけたポイントに行ったが、すでに移動してしまったようだ。でも、少し歩いたところで、樹上を飛び回る小鳥を見つけた。双眼鏡で確認すると、エゾビタキだった。しばらく双眼鏡で観察したが、ちょっと枝にとまったと思うと、さっと飛び立ち隣の木にとまったり、サット飛び出すもののUターンして元の枝に戻ったり、とにかく忙しい。見ていると、他にもエゾビタキがいることに気付いた。2羽いるようだ。上の方の枝にとまり、いつものフライングキャッチで赤トンボをゲット。どうするのか見ていたが、そこに小さな虫が接近。臨戦態勢に入ったエゾビタキ。赤トンボを咥えたままスクランブル発進。そして、どこかへ・・・。画像を見ると、小さな虫は、アシナガバチだった。

その後も、飽きることなくエゾビタキを追い続けていたが、ある時、飛び回るエゾビタキが枝にとまったので、双眼鏡を向けると、いつの間にかコサメビタキに変身していた。まぁ、コサメビタキも同じようなところに居たという事ですけどね。

【出会った鳥たち】 *午前中出た鳥も入れて  マガモ1、コガモ多数、カワウ2、フクロウ、ハヤブサ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、モズ、エゾビタキ、コサメビタキ、メボソムシクイ、セグロセキレイ、メジロ  他

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タカの渡り’20.9/29

2020年10月06日 | タカの渡り観察
全国的に有名なタカの渡り観察地としては、東北地方では青森県の竜飛岬がある。我が家からは6時間はかかり、なかなか行く気になれない。もっと近いところ、山形県内にないのか。いろいろ調べた結果が2か所。今までタカの渡りを見に行ったことがないので、今回、下見のつもりで、思い切って出かけることに。行ったのは、秋田県との境にある鳥海山。自宅から酒田市まで2時間。酒田市から遊佐町を通り、鳥海山秋田側の鉾立駐車場まで1時間。片道計3時間かかる。早朝3時半に自宅を出、現地には7時半頃到着。秋の登山シーズンということか、車が結構駐車していた。鳥海山に来たのは、30数年前以来の2回目だ。なので、全く記憶がなく、初めて来たのと同じ状況だ。
まずは、ここから見える景色を。今日は天気が良く、青空いっぱい。眼下には、海の向こうに飛島が見える。飛島から鳥海山は何度も見ているが、鳥海山から飛島を見るのは初めてだ。飛島は小さな島だ。目線を右の方(北側)に向けると、風車がびっしり立っている。遊佐町沖は今は何もないが、現在、洋上風力発電事業の計画が4社から出されている。近い将来、ここに洋上風発機がずらーっと立ち並ぶことになるのか。鳥たちにどんな影響が出るのか不安になる。

事前のリサーチによると、ハチクマの渡りのピークは20日過ぎ頃だった模様。ただ一斉に渡るわけではなく、遅れて渡る個体もいるはず。・・・と、わずかな期待を持って、じっと出を待つこと2時間余り。予想では、眼下の樹林帯からタカがふわっと飛び出してくるのかと思っていたが、何気なく後方の山頂の方を見ると、猛禽類が上空を旋回している。かなり遠く、米粒大の大きさだったが、双眼鏡で見た時、「イヌワシ!」と思った。初めにそう思ったら、すっかり思い込んでしまい、同じ目的で鳥見している方々に「イヌワシ、出ましたよ。」と話してしまった。しかし、画像を拡大し確認すると、「ん~?」翼の長さ、幅、翼先の突出、分裂数からハチクマだった。大変申し訳ないことを言ってしまった。すみませんでした。
①ハチクマ

②ツミ

③オオタカ

④ノスリ

⑤トビ *渡りではないが、一応猛禽ということで・・・。

約5時間粘った。結果、それほど期待していなかったが、少しは猛禽類が飛んでくれたのでホッとした。来年は、是非とも「タカ柱」を見てみたいものだ。写真は、なかなか青空バックで撮れず、シルエット的な画像ばかりでとっても残念だった。とにかく露出が難しかった。来年に向けての課題が山積みとなった。
【出会った鳥たち】 ハチクマ3、ツミ2、ノスリ2、トビ3、カケス2、ホオジロ1、ヒヨドリ200±、ウソ(声)
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霞城公園’20.9/23

2020年10月01日 | 霞城公園
東大手門脇の土手のヒガンバナが咲き始めた。今季は、工事中で見られる場所が限られてしまったが、あと1週間ぐらいで満開になるだろう。これも、霞城公園に来る楽しみの一つだ。

いつものように、土手の散策路を歩いていく。まずは、コサメビタキを発見。相変わらず動きがスピーディ。なかなか思うようには撮らせてくれない。結果、証拠写真一枚のみ(トホホ)。
次は、アオサギ。いつもは素通りなのだが、今日は、アオサギでも撮っておかないと、ブログ記事に載せる写真が無いという緊急事態になる可能性もある。貴重な一枚だ。
そして、最後の期待のポイントは、児童館跡裏の遊具場所。ここには、大木が何本もあり、葉がうっそうと生い茂り、野鳥の隠れやすい樹木となっている。ここでは、トケン類が期待できる。さらに、先月はここでアカショウビンを見ている。この時期、何が出るかわからない。油断できないポイントだ。しばらく探し回ると、木の枝から地面に降りる鳥影を発見。双眼鏡で確認すると、トケン類だ。胸から腹の横縞がカッコウより太い。大きさからツツドリだ。これまでなかなかトケン類を撮れなかったので、これまた貴重な一枚だ。樹木を一本一本探していると、「ツィー。」という声が聞こえた。ツグミ類の地鳴きのようだ。聞こえた方向の樹木を丁寧に探していくと・・・、真上に鳥を発見。しばらく様子を見ていると、見やすい位置の枝に移動してくれた。胸に黒い斑点。胸の脇が赤茶色っぽい。クロツグミの雌だ。霞城公園でクロツグミを確認したのは、自分としては初めてだった。
そんな訳で、確認できた種数は少なかったが、内容的には、とっても満足の鳥見となった。


【出会った鳥たち】 アオサギ、ツツドリ1、コサメビタキ、クロツグミ雌1、 他
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