きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

大江町柳川地区②’23.10/18

2023年10月30日 | マイフィールド

先日のクマタカ観察撮影、コンデジだったので、出来が今一。天気を見て、再度行ってみた。

9時頃到着。着いてすぐにクマタカの登場。まだ心の準備ができていなかったが、まずは出てくれたことに感謝して、じっくり観察撮影だ。しばらく旋回していたが、そこに、何と、カラスの登場。例のごとくちょっかいを出し始めた。撮影側にとっては平凡な飛翔写真よりずっとおもしろいが、当のクマタカにとっては全くのお邪魔トリだろう。しばらく絡み合いが続いたが、カラスは諦めたのか去って行った。

<クマタカ>

クマタカが尾根の向こうに姿を消したので、橋の上からカワガラスを探したり、ヤマセミポイントをチェックしたりしたが、残念ながら見当たらず。そうこうして4,50分ほど経った時、道路を歩く4つ足を発見。歩く姿からタヌキかと思ったが、双眼鏡で確認すると、何と、アナグマだった。急いでカメラを準備したが、残念ながら道路下の草むらに入り込んでしまった。しばらく探すも見つからず。諦めてクマタカの再度の出現を期待し待っていると、またまた、道路を横切るアナグマを発見。今度こそと急いでカメラをセットしたが、歩き去る後姿のみ・・・。しかし、ここで諦めなかったのが幸いした。近くのお宅の前の畑の所で何か、エサになるものを物色の模様。そうこうしていると、そのお宅の方が畑作業に出てきた。アナグマは逃げるそぶりもなく、体を伏せて草むらにじっとしている。なかなか目にする機会のない光景にカメラを連写。そして、しばらくすると、アナグマは側溝の下に潜っていき、姿を消したのでありました。

<アナグマ>

今日は、クマタカとカラスのバトル場面と、アナグマの貴重な様子を観察撮影することができ、楽しいひと時となった。

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大江町柳川地区①’23.10/14

2023年10月24日 | マイフィールド

本日は、大江町柳川地区にある宿泊施設「やまさぁーべ」に泊まっての鳥見、生き物観察のイベント。一泊二日の主な内容。一日目の午前中は施設周辺を歩きながらの探鳥会。午後からは撮った野鳥の「スライド・ビデオ鑑賞会」。日没後はナイトウォーク。モモンガとムササビを観察し、そのあと、移動しての水辺の生き物観察。2日目は、朝食後解散で、希望者のみ探鳥という予定だ。

荷物の整理、機材の準備ができたところで、探鳥スタート。今日は朝から晴天で気持ちがいい。どんな鳥たちとの出会いが待っているか楽しみだ。まずは、橋の所でしばし鳥の出を待つ。橋の上からカワガラスを発見。かなり遠いが、何とか数名で見ることができた。そして、しばらくすると、本日の目玉の1種、クマタカが飛んだ。やや距離はあるが、青空をバックに悠然と飛ぶクマタカを堪能することができた。これに気をよくして、もう一つの目玉、ヤマセミを探し求めて2時間ほど歩いたが、結局声すら聞こえず・・・。残念。

<クマタカ>

そして、もう一つの楽しみ、ナイトウォークの時間。モモンガ、ムササビは、宿泊施設の外壁に空いた穴から出てくるとの事。穴は、アオゲラが開けたもので、10個ほどあり、どの穴から出るか分からない。日が落ち、辺りが暗くなってしばらくすると、一つの穴から顔を出したのは・・・、モモンガだ。小さな体に大きな目がとっても愛らしい。しばらくすると、もう一頭顔を出した。そして、周囲の様子を注意深く窺っている様子。そして、・・・飛んだ。

モモンガの飛ぶ様は、その大きさから「空飛ぶハンカチ」と称される。一方、ムササビは、「空飛ぶ座布団」と称される。そして、モモンガは計6頭出て、飛んだ。ムササビはモモンガ以上に警戒心が強く、なかなか出てくれず、制限時間ギリギリのところで、1頭出てくれた。

<モモンガ>

本日は、クマタカのかっこええ飛翔と、モモンガの超かわええお姿を拝見でき、とっても満足の一日となった。その後の夕食・懇親会ももちろん超楽しかった。

2日目は朝から雨降り模様。という訳で、朝食後解散。希望者のみの探鳥は中止となった。

 

【出会った鳥・生き物】クマタカ、アオゲラ、アカゲラ、カワガラス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、ホオジロ など。哺乳類は、モモンガ6頭、ムササビ1頭

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シギチ◇フェス②’23.9/26

2023年10月11日 | シギチ日記

蒲生から大沼に移動した。しかし、鳥影全く無し。鳥友が「途中、赤沼の方に車がいっぱいとまっていたよ。」と。これは、こんなところにいる場合じゃない。急いで赤沼に移動。すると、やっぱり、車が細い道沿いにびっしり。一体何がいるんだろう。わくわくしながら車を降り、カメラ機材を準備。そして、早速皆さんのカメラやスコープが向いている先をチェック。すぐに目に飛び込んできたのは、エリマキシギだった。久しぶりのエリー。3羽居て、たぶん雄1と雌2かと。エリマキシギ雄の夏羽、あの「襟巻」をいつか見てみたいものだ。

<エリマキシギ>

エリマキシギと同じようなところに居たのが、オグロシギだ。こちらはエリマキシギより少し大きい。こちらは、2羽いた。そのうちの1羽は、喉の所に傷のような模様が見られた。猛禽にでも襲われたのだろうか。特に変わった様子は見られず、普通にエサ取りをしているので心配はなさそうだ。

<オグロシギ>

近くのエリマキシギ、オグロシギをじっくり、十分に観察・撮影すると、向こう側の様子を見回してみた。沼の中央付近、ややこちら側寄りの所に、緑色が鮮やかな水草?が帯のように広がっているところあり、そこに、ジシキっぽい鳥が見えた。やや遠く、確信は持てないが、どうやらタシギのようだった。4羽仲良くまとまってまったりしている。時折、羽を広げてリラックスモードのようだ。

<タシギ>

その向こうに、水面に枯れ木が出ていて、ゴミか何かが引っかかっているようなところがあり、そこにカモと一緒にシギが1羽いた。かなり距離があるのではっきりとはわからないが、白っぽいシギで、嘴が細い。もしかすると、コアオアシシギかも?コアオアシシギは、自分の好きなシギだ。向こう側に行けば近くから見られるかも・・・と、三脚を担いで向こう側に歩いて行った。行ってみると、向こう側からもそれなりに距離があり、近くはなかった。残念。しかも、ゴミのようなところにいるので、あまり写真的にはきれいでなかった。「掃き溜めに鶴」的な絵かな。まあ、好みのシギということで、記念写真的に2,3枚パチリ。

<コアオアシシギ>

最後に、ちょこちょこと姿を見せてくれたのは、ヒバリシギだった。これまた、かわいいシギさんだ。

<ヒバリシギ>

今日のシギチ観察は、蒲生で6種、赤沼で5種の計11種も出会うことができた。数はそれほど多くはなかったが、何より、たくさんの種類を観察・撮影することができ、大満足の遠征鳥見だった。

【出会ったシギチたち】シロチドリ、アカアシシギ、キアシシギ、アオアシシギ、ハマシギ、トウネン、エリマキシギ、オグロシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、タシギ

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シギチ◇フェス①’23.9/26

2023年10月05日 | シギチ日記

前回のシギチ鳥見から3週間以上経ってしまったが、潮の干満を事前にチェックし、この日今秋2回目のシギチ探鳥。前回はオバシギ、オオソリハシシギなど見られたが、今回は、どんな鳥さんに出会えるか楽しみだ。早朝4時前に家を出て、蒲生に着いたのが6時前だった。

日和山の上から干潟の様子を確かめたが、これといった鳥影は見当たらない。まずは、河口の方に歩いていくと、キアシシギを発見。本日のシギ第1号。しかし、警戒心が強く、すぐに飛んでしまった。上面の模様から幼鳥のようだった。

<キアシシギ>

キアシに飛ばれたが、その先にすぐトウネンを見つけた。このトウネン、警戒心がかなり薄かった。こちらがじっとしていると、エサ探しに夢中になり、足元近くまで寄ってくる。あまりに近くまで寄ってきて、びっくりしたように向きを変えてトコトコと・・・。こんな感じだ。

<トウネン>

十分トウネンに相手してもらったところで、干潟の海側の方に移動した。前回は満潮で干潟がほとんどなかったが、今日は十分干潟が出ている。これならシギ・チドリがわんさかいるだろう・・・と期待したが、ずーっと見渡すも、鳥影無し。しばらく歩き回って、やっとトウネン1羽を発見。トウネンを目で追っていくと、その先に、何と、アカアシシギが。しかも、2羽。喉から胸にかけて縦斑が密にあり、幼鳥のようだ。カニがうじゃうじゃといるので、食べ放題のようだった。

<アカアシシギ>

そのアカアシシギと大体行動を共にしていたのが、ハマシギだった。こちらも2羽いて、あっち行き、こっち行きと忙しそうにエサ取りしていた。雨覆の羽縁は白いが、丸みがあるので成鳥の冬羽と思われる。

<ハマシギ>

ここで、堤防の方に待ち合わせをしていた鳥友人を発見。堤防の方に移動して、まずは鳥情報を交換。それから、二人で河口の方に移動した。スコープで観察している方に聞くと、アオアシシギがいるとの事。凄い。これで「アカ・キ・アオ」の信号が完成だ。急いで探すと、やや遠くにある水溜りにアオアシシギを確認。しかし、近くにいたトウネンやシロチドリに目をやっているうちにアオアシシギを見失ってしまった。

<アオアシシギ>

秋のシギは、本当に識別が難しい・・・というか、全く分からなくなる時がある。このシギもその一つ。おそらくトウネン成鳥の夏羽から冬羽に移行中の個体と思われる。最初見つけた時、「何?、これ。」と思った。ミユビシギ?と疑ったが、顔が違う。大きさ、姿勢などからトウネンかなと思い始め、図鑑でチェックした。結果、トウネンで一件落着。

<トウネン成鳥S→W>

アオアシシギや白っぽいトウネンに目が行きすぎ、ほとんど撮らずに終わってしまった、シロチドリ。別にチドリを軽視しているわけではないが、何故かシギの方に力が入ってしまう。まぁ、これが軽視という事でしょうけど。シロチドリ、ゴメン。次回はいっぱい撮るので・・・。

<シロチドリ>

最後に、おまけということで。砂地に背丈の長い草が生えていて、そこで、ノビタキを見つけた。旅の途中に海沿いの草地に立ち寄ったようだ。今シーズン初のノビタキは、蒲生にてでした。

<ノビタキ>

ここまでで1時間半ぐらいの鳥見で、十分満足だったが、海辺のシギは十分だけど、内陸性のシギも観たいという事で、大沼・赤沼に行ってみることにした。

・・・つづく

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