この時期、恒例になりつつある新潟県阿賀野市瓢湖への鳥見遠征。一面のハスの花と日本一小さいサギの仲間・ヨシゴイがめあてだ。ハスの花は8月上旬が見頃だと思うが、今年は家庭の事情で、8月の遠出はできそうにないそこで、1週早いが、この日思い切って行くことにした。前の晩は、地区のビアガーデンだったが、我慢して早めに就寝。夜明け前の4時に家を出た。夜、寝苦しくてなかなか眠れなかったが途中、小国のコンビニでちょっと休んだだけで、何とか7時前には瓢湖に着くことができた。空はどんよりした曇り空だが日中は何とか雨は降らない予報だったので、ひたすら信じて、いざ、鳥見スタート いつものように反時計回りに歩いて、一つ目のヨシゴイポイントに行った。すると・・・、近くにハスの葉がない!ハスが遠い!しかも、ヨシゴイはいない居ても、かなり遠いことになる。これはどうしたことだろう。いきなりのショックだがっくりしながらさらに歩いていくと、キチキチキチと鳴くモズの幼鳥に出会った。木の葉の陰でさかんに鳴いている。 親を呼んでいるのだろうか。しばらく幼鳥に遊んでもらい、ちょっとだけ気持ちがUPしたかな?さらに歩くと、今度はチョウトンボを発見。これも瓢湖の楽しみの一つだ。ちょっと気分が盛り上がったところでハクチョウのモニュメントのところに移動。ここは第2ポイントだ。残念ながら、ヨシゴイはいなかったでも、さっきのチョウトンボのところで、ヨシゴイが飛ぶところを見つけたので、ぐるっと歩いていけば、どこかでは出会えるだろう。 そして、ここでは居残りコハクチョウに出会った。そのほか、ホシハジロにキンクロハジロといった居残りガモもいた。それにしても、ヨシゴイはどこだ~~。あと少しで1周目終了だ。うれしい出会いは、やはり最後に・・・と言うことか。橋の手前でやっと見つけることができた散歩する人が結構行き来するところだが、全然人を気にする様子もなく、ひたすら水面を見てエサを獲っている。しばらくの間、たっぷりと観察撮影することができたそして、サッと飛び立ったかと思いきや、何と、こちらに向かって飛んでくるではないかそして、土手のところにとまった。もう、目と鼻の先だ思わず、逆にこちらが気を利かして後ずさりしてしまったくらいだ。何という人馴れしたヨシゴイか5分ほどして、湖の中央の方に飛び去ってしまい、こちらも移動することに・・。でも、さて、どうしたものか・・・。もう1周するのはよいが、第1ポイントにはたぶんいないだろう。そこで、橋を渡って、中ほどの道を歩くことにした。この道では、これまでヨシゴイを見つけたことがなかった。木の茂ったところには、ゴイザギが集団で暮らしているようだ。しかし、今回は運良くここでもヨシゴイに出会うことができた。この時は、すぐヨシ原に潜ってしまったが、でも、ここはヨシゴイとの距離がとても近く、なかなかグッドなポイントだまた来ることにして、先に進んだ。車道沿いのところに、大砲レンズをセットした方々が数名いた。ここでヨシゴイの出を待っているのだろうか・・・などと、密かに思い巡らせながらモニュメントを過ぎたあたりで、・・・ヨシゴイ発見!しばらく撮っていると、1人・2人とさっきの人たちが集まってきた。 ヨシゴイの採餌や動きにあわせて「カシャカシャカシャ」とシャッター音が続いた。自分はさっきから一人で撮っていたので、もう十分満足だ。で、先に進んでいった。そして、さっきの橋の手前に来たところで、またまたヨシゴイ発見。先程、すぐヨシ原に入ってしまったところだ。急いで近くまで移動すると、ちょうどハスの花と重なるところにいた。これはまたとないシーンだここでも十分に堪能することができた。もうすっかりヨシゴイに夢中になり時の経つのを忘れていた。 ふと時計を見ると、11時近い。もう十分だ汗もかいたので、車に戻り、少し涼んだところで、次は福島潟だ。駐車場に車をとめ、ここでお昼を食べたさあ、ここ福島潟では、どんな鳥に出会えるか楽しみだ。道路を横断し、散策路を歩いていった。昨年は、川の方に行っただけで終わってしまったので、今年は、散策路をどこまでも進むことにした。ずっと行くと、端っこにヨシゴイを見つけた。でも、丈の高い草が邪魔して撮れない仕方なく、じっくりと見るだけ~さらに先に進むと、野鳥観察舎があった。その手前の橋のところで、カワセミに出会うことができた。 帰りは、ハヤブサの幼鳥やホオアカにも出会うことができた時刻は1時半ここで、今日の遠征鳥見は終了。ヨシゴイをたっぷり、しかも間近で観察撮影することができ、とっても満足な一日となった。
【出会った鳥たち】 ヨシゴイ・ダイサギ・ゴイサギ・ホオアカ・コヨシキリ・モズ・カワセミ・オナガ・キジバト・カッコウ・コハクチョウ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ハヤブサ