きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

雁を求めて②’22.11/26

2022年11月29日 | 宮城の鳥見
この日、何とか都合が付き、今シーズン2回目の雁見に。今回の最大のお目当ては、伊豆沼に飛来しているハクガン。ネットで伊豆沼に来たことを知り、久しぶりにハクガンを見たい。朝5時前に家を出、伊豆沼には8時頃到着した。ガンたちはすでに飛び立っており、沼は、ハクチョウとカモたちで賑わっていた。早速、周囲の田んぼを巡りながらハクガン探しだ。マガンの群れの中に1羽だけ白いガンがいればすぐにわかる。しかし、全然見つからない。田んぼに白い大きな鳥はたくさんいたが、すべてハクチョウたちだ。水の入った?田んぼには、ヒシクイがたくさんいた。ヒシクイたちとハクチョウたちを記念にパチリ。
<ヒシクイ、ハクチョウたち>


2時間ほど探しても見つからず、休憩を兼ねて、サンクチュアリセンターに行った。そこで、ハクガンを見てきたという方とお会いし、場所を聞いた。早速そのポイントに向かったが、すでに飛び去ったのか、見つけることができなかった。そんなこんなで、3時間ほど伊豆沼を巡って探したが、結局見つからず。このままでは帰れない。という事で、前回出会ったカリガネに再度会いに行くことに。
ここでもしばらく探し回ることとなった。何しろ、ただ今の時刻お昼ということで、ガンたちはほとんどがお昼寝状態。頭・首を中に入れて寝ているので、全く識別できない状態だった。それでも、何とかカリガネを見つけることができた。撮った画像をチェックすると、若い個体を含めて6羽いた。
<カリガネ>


カリガネをたっぷり堪能したところで、周りのガンをチェックしていくと、標識を付けたマガンが入っていた。「F22」はしっかり確認できた。ロシアの極東あたりで付けられたのだろうか。
<マガン>


お昼過ぎ、最後に前回会えなかったシジュウカラガンに会いに行くことにした。シジュウカラガンは、蕪栗沼に約3,000羽来ているとの事。蕪栗沼に着いて、いつもなら沼の方にヒシクイやシギを見に行くのだが、帰りの時刻が迫っているので、すぐに周囲の田んぼ巡りを始めた。前は、白鳥地区の田んぼに居たのだが、今日は全くガンの群れが入っていなかった。なので、南側の方にも行ってみた。これが良かった。遠くに大きなガンの集団を見つけた。双眼鏡で確認すると、シジュウカラガンも入っている。近くに車をとめ、カメラを担いで少しずつ近づいて行った。近づき過ぎると飛ばれてしまうので、やや遠いところから観察撮影した。じっくり見ていくと、シジュウカラガンは5,60羽いるようだった。今シーズン初のシジュウカラガンだ。じっくり観察撮影でき、至福の時間を過ごすことができた。
<シジュウカラガン>


遠くの空からガンたちが飛んで来るので、飛翔写真も狙ってみた。撮った画像を見ると、シジュウカラガンたちも写っていた。ちょっとラッキーな感じだ。
<飛翔写真>


そんなこんなで、ハクガン探しに多くの時間をとってしまい、蕪栗沼のヒシクイやシギを観察撮影する時間が無くなってしまったが、カリガネとシジュウカラガンをじっくり観察することができ、それなりに楽しい遠征鳥見となった。
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大山下池’22.11/15

2022年11月20日 | 庄内地方
2度目の雁見に・・・と思っていたら、いろいろと事情が重なり、結局行けずじまい。それでも県内なら大丈夫かなということで、大山下池に行ってみた。期待としては、アメリカヒドリを見たい。情報としては、来ているようなので、あとは鳥運次第かな?現地到着は9時半ごろ。午後から雨が降る予報なので、お昼過ぎには帰ることにした。
<下池全景>

まずは、池全体を見回してみた。手前の方にいるのは、マガモ、オオバン。奥のハスのところには、マガモ、ヒドリガモ、コガモなど。ずっと向こうの奥にもたくさんカモたちがいるが、遠くてはっきり分からなかった。ミコアイサがいないかと丁寧に見たが、見つからない。まずは、手前でのんびりしているマガモから。日が当たり、マガモの頭部の緑色の金属光沢がとってもきれいだ。見ていると、羽ばたきも披露してくれた。
<マガモ>

マガモ同様のんびり近くを泳ぐのはオオバン。こちらは、日が当たっても当たらなくとも姿は真っ黒のまま。まあ、あえて挙げれば、赤い目がチャームポイントかな?あっ、白い額板もか。
<オオバン>

池全体を見ていると、白いのが目立っている。カンムリカイツブリだ。魚を獲った1羽のところにもう1羽寄ってきた。見ていると、獲った魚をプレゼント?した。えっ、求愛?今の時期に?今のうちに相手を決めておこうという事か。観察していると、足を出して頭か首を掻き始めた。こんな足をしていようとは・・・。
<カンムリカイツブリ>

そして、こちらは普通のカイツブリ。体全体が白っぽくなり、冬羽に生え変っている。こちらは1羽単独で泳いでいて、まだお相手はいないみたいだ。
<カイツブリ>

さて、お目当てのアメリカヒドリ探しだ。池の中央あたりをヒドリガモがまとまって泳いでいる。アメリカがいないか見て行くと、青色が少し入った個体が見つかった。少しアメリカの血が入っているのかもしれない。ハスの間にもカモが入っているので、だいぶ見づらいが探してみた。すると、かなり青っぽい頭のヒドリガモを見つけた。「これはアメリカかもしれないぞ。」と動きをずうっと観察して行ったが、眼から眼の後ろにかけて青色があるものの、
後頸部は青くない。そして、脇や上面は灰色っぽく見えた。これは、アメリカっぽいヒドリガモだ。アメリカヒドリならぬ「アメリカキドリ」だな。
<アメリカヒドリ×ヒドリガモの交雑個体>

では、アメリカヒドリはいないのか?さらにハスの間を探していった。お昼近いという事で、頭と顔を羽に入れて寝ているカモばかりでなかなか判別できない。粘りに粘り、何とかアメリカっぽいのを探し出した。しかし、遠いうえに、ハスの茎が込み入って見づらいのなんの。ちょっと目を離すと、どこだったか分からなくなる。何とか、証拠写真程度には撮ることができたので、本日はこれで良しとしよう。
<アメリカヒドリ>
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雁を求めて①’22.10/26

2022年11月02日 | 宮城の鳥見
雁のシーズン到来。今季最初の雁ウォッチング。朝の飛び立ちを見ようかとも思ったが、最近なかなか布団から出られず、・・・という訳で、自宅を出たのは夜明け前の4時半頃。これでもかなり早起きだが、朝の飛び立ちを見るには、3時には出ないと間に合わない。まぁ、そんなこんなで、最初に向かったのは、伊豆沼。8時頃到着となった。すでに雁は餌場に飛んで行って、沼にはわずかな居残り組。
<サンクチュアリセンター、野鳥観察館>

<サギだぁ>

沼を一周しながら次のポイントへ。ここは、鳥友人から教えてもらったところ。田んぼの周りを1周、2周、3周・・と、車の中から双眼鏡で探すこと1時間半ほど。あきらめて近くのマガンを観察撮影していたが、何気なく近づいた集団を見ると、何と、そこには恋い焦がれた金色アイリングのガンが。何年ぶりだろう、カリガネに出会えたのは。5羽確認することができた。夢中で撮ったものの、陽炎でほとんどボツ状態。まあ、出会えただけでも幸運というもの。これで本日の目的は達成。あとは、のんびり鳥見と、蕪栗沼へと向かった。
<マガン>

<カリガネ>

蕪栗沼に着いて、ちょうどお昼タイムだった。昼食を済ませ、まずは、沼の方に行ってみた。駐車場に設置されたプレハブに10/22現在のガン飛来数の情報が掲示されていた。それによれば、マガンは10万羽、オオヒシクイが30羽、シジュウカラガンは3,000羽となっている。この数字を見ただけでも何だかワクワクしてくる。沼シギを期待したが、残念。いなかった。ヒシクイとマガンがのんびり休んでいるところを撮らせてもらった。
<ヒシクイ>

その後、白鳥地区を中心にシジュウカラガンを探して田んぼ巡りをしたが、出会えなかった。ここで本日の雁探しは終了となった。今回は、まずは数年ぶりにカリガネに出会えたので良かった。シジュウカラガンは次回の楽しみとしよう。
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