きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

月山の花々’23.7/24

2023年08月08日 | 高山植物・野草

梅雨が明けた途端、連日厳しい暑さが続いている。暑さに弱い自分は、例年の如く、涼しいところに避難することにした。行先は、月山。自宅から車で1時間半ほど。お目当ては、鳥ではなく高山植物だ。月山は、花の山と言っていいだろう。様々な高山植物と出会うことができる。昨年は残念ながら月山に行くことができずに終わっている。今シーズンは、梅雨も明けたことだし、何とか登ることができた。まぁ、自分は高山植物が目的で、登山が目的ではないので、月山山頂までは行かず、手前の姥ヶ岳山頂までの手短登山といったところだ。

朝5時半頃家を出発、姥沢駐車場に着いたのは7時過ぎくらいだった。駐車場の手前で、びっくりしたことが。手前に立つ告知板に月山の環境保全のための協力金について書いてあったのだが、それが、車1台につき1,000円との事。昨年は来れなかったのでわからないが、2年前までは、大人一人たしか300円だったかと。んー、どっちがいいのかなぁ。車一台で複数人の場合は、とってもお得ということになるなぁ。今回の自分の場合は、一人なので、ちょっとお高いということか。まぁ、貴重な月山の自然を守るためなので、喜んで協力するつもりだが。協力金を集める側にとっては、1台につき1,000円の方がいいんだろうなぁ。

それはさておき、まずは、コースのポイントごとに撮った画像を載せよう。これを見ていただければ、今回のトレッキングの全体が見えるかと・・・。

<① リフト乗り場を見上げて →② リフトを降り、姥ヶ岳を望む → ③ 姥ヶ岳に登る途中 → ④ 姥ヶ岳直下 → ⑤ 姥ヶ岳から続く尾根 → ⑥ 湯殿山方面 → ⑦ 池塘 → ⑧ 下る手前 → ⑨ 下る途中から → ⑩ 分岐点から月山山頂を望む → ⑪ リフトで降りる → ⑫ 最後に振り返って>

登山道わきには、様々な高山植物の花が咲いていた。花の写真はアイウエオ順に掲載するが、最後の花は名前が分からず。どなたか、分かる方は、ぜひお教えいただければ有難いです。

<イワオトギリ、ウサギギク、ウツボグサ、キンコウカ、コバイケイソウ、チングルマ、トウゲブキ、トキソウ、ニッコウキスゲ、ヒナウスユキソウ、ヒナザクラ、ミヤノリンドウ、モミジカラマツ、ヨツバシオガマ、??? >

最後は、ちょっとだけ鳥ものを。下山途中にビンズイの声が近かったので、双眼鏡で探すと、細い木にとまっていたので、数枚パチリ。

<ビンズイ>

姥ヶ岳山頂には1時間半ほど居た。涼しくてず~っと居たかったが、特にすることもなく、カヤクグリの声はすれど姿は見えず、花の写真は撮り尽くしたし・・・で、結局することも無くなったので、11時頃下山した。

次回上る時は、牛首の方まで足を伸ばそうと思う。

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まほろば冬咲き牡丹祭り’23.2/10

2023年02月17日 | 高山植物・野草
「まほろば」とは、古事記に出てくる「住みやすい場所」とか「素晴らしい場所」という意味の古語です。山形県の置賜地域に位置する高畠町は「まほろばの里」と呼ばれています。
「冬咲き牡丹祭り」が今年は以前のような形での開催という事で、久しぶりに行ってきました。前に行ったのが2009年2月なので、14年ぶりです。前回は、夕方行ったので、ライトアップされていましたが、今回は、午前中に行きました。ライトアップされた牡丹をご覧になりたい方は、2009年2月の記事をご覧ください。家を出たのは朝8時頃。メイン会場となっている高畠駅・太陽館には、9時半頃到着。駅の西側の駐車場は狭いが、何とか駐車することができた。連絡通路を歩いていくと、「赤鬼・青鬼」の像がお出迎え。ここ高畠町は「泣いた赤鬼」の作者・浜田廣介の生誕地。1,2回「浜田廣介記念館」に行ったことがある。
牡丹祭り会場にも、鬼の雪像ができていた。ただ、赤でも青でもなく、白鬼だった。カラースプレーで色が付いていればなぁぁぁ、とちょっぴり残念。
<赤鬼・青鬼、鬼の雪像>

<太陽館前の牡丹祭り会場の様子>

まずは、ビニールハウスの中の牡丹を見に入ってみた。中はストーブが焚かれとても暖かい。外に出るのが嫌になってしまう。しばしゆっくりと牡丹を観賞。毎日雪の白しか見ていないので、赤い色が眩しいくらいにきれいだ。
<室内の牡丹>

外に出て、「こも」の中でちょこんと咲く牡丹を一つ一つゆっくり見て回った。牡丹一つ一つに名前が付いている。「なるほどなぁ。」というのもあれば、「???。どこからこの名前がついたの?」と思ってしまうものも。まぁ、個人の感性の問題ですからねぇ。こればかりは・・・。でも、どの牡丹もきれいで、ずっと見ていても飽きることがない。
<牡丹それぞれに>

本日は、お昼頃から雪が降る予報。なので、冬咲き牡丹の観賞は1時間ほどで終了。お昼までにはまだ若干時間があったので、「旧高畠駅」に行ってみた。駅舎は、高畠町内の瓜割石庭公園(石切り場)から採掘された「高畠石」を用いて、昭和9年に建てられた。駅隣には、当時走っていたかわいらしい電車も展示されていた。
<旧高畠駅>

旧高畠駅に着いたあたりから雪が舞い始めた。もっとじっくり見てみたかったが、寒いしお腹は減るしで、予定していたお昼の場所へ。お昼は、国道13号線沿いにある「米織観光センター」内の「よう山亭」で、もちろん米沢牛を・・・。
コメント (2)
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蔵王③’22.7/11

2022年07月22日 | 高山植物・野草
今回は、奥さん同行の蔵王。なので、あまり歩かないコースにして、刈田岳駐車場どまり。メインは、御田ノ神湿原で高山植物を楽しむ。というか、一番は避暑ですけどね。
お昼前に到着。まずは、御田ノ神湿原へ。前々回来たときは、チングルマが花盛りだったが、今回はすでに終わっていた。が、その代わり、様々な高山植物の花咲く姿を愛でることができた。
入り口付近では、トキソウが咲いていた。そして、相変わらず優美なハンサンチドリ。草の陰に隠れるように咲いているのがアカモノ。トキソウのそばには、濃いピンクがきれいなサワラン。ピンクのかわいい花がたくさんついたウラジロヨウラク。まだ咲き始めという感じのキンコウカ。大きな花を咲かせたアズマシャクナゲ。まだまだ見頃のワタスゲと、すっと伸びたコバイケイソウ。たくさんの花々を楽しむことができた。
<湿原風景、トキソウ、ハクサンチドリ、アカモノ、サワラン、ウラジロヨウラク、キンコウカ、アズマシャクナゲ、ワタスゲ、コバイケイソウ>

車の外でランチタイム。今日は曇り空で風が超涼しい。気温はどのくらいだろう?体感的には18,9度といったところかな。下界の予想気温は30度らしい。食べ終わると、そのまま鳥の出を待つことに。一番に出てくれたのは、やっぱりウグイスでした。そして、やや遠くにウソのペア。そしてモズも出てくれた。期待していたのはカッコウだったが、駐車場から離れた所で鳴いている。数年前に駐車場のすぐ脇にとまってサービスしてくれたのだが今も脳裏に焼き付いている。しかし、柳の下に2匹目のドジョウはいなかった・・・。仕方ない、ならば、こちらから出向くことに。低木をブラインド代わりに少しずつ近づいて、何とか撮ることができた。
<ウグイス、ウソ、モズ>

<カッコウ>

こんな感じで、4時間ほど涼みながら高山植物を観賞し、高山で見られる鳥さんを楽しむことができた。いやぁ、涼しくて超気持よかったなぁぁぁぁ。
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月山の花々’18.7/21

2018年08月05日 | 高山植物・野草
今年の月山の雪の状況が気になるが、月山フラワートレッキングに行った。先日の蔵王での足の痛みがちょっと不安だったが、無理せず、ダメなら早めに帰る気持ちで出かけた。姥沢駐車場には朝7:00頃到着。リフトは8時ごろの始動なので、だいぶ時間的に余裕があるが、今日は休日という事で、車がどんどん上がってくる。早めに来ないと、駐車場が満車になってしまうのだ。荷物を準備・確認し、リフト下駅まで徒歩約10分。リフト駅手前で、「月山の環境保護の協力金200円」を支払う。で、財布を出そうとしたら・・・ない!車に忘れてきてしまった。これではリフトにも乗れない。仕方なく、車まで約10分また歩く。財布を持って、再出発。出だしからこんな調子で、大丈夫かなぁ?時間と体力を無駄に使ってしまったが、無事リフトに乗車。姥ヶ岳の方を見ると、雪がない。例年だと、あのあたりでスキーをしているのだ・・・。今年は暑い日が続いたので、雪の消えるのが速かったのだろう。リフトを降り、早速姥ヶ岳へと登っていく。心配した足の痛みもなく、順調だ。残雪があったが、特に問題なしだった。花は、木道を歩くあたりから見られるようになってきた。まずは、キンコウカ、チングルマ、ヒナザクラ、トキソウ、イワオトギリ、ニッコウキスゲ。大好きなミヤマリンドウは、つぼみが多く、やっと咲き始めといったところだ。姥ヶ岳山頂では、「東北のエーデルワイス」ことヒナウスユキソウが咲き誇る。ミヤマリンドウも咲いている。シロバナトウチソウやモミジカラマツもかわいらしい花だ。天気が良ければ、庄内平野から鳥海山まで一望でき、ずっと姥ヶ岳山頂で過ごしてもいいのだが、何しろ風が強くて、しかもガスで景色が良く見えない。・・・という訳で、このまま牛首の方まで足を伸ばすことにした。姥ヶ岳から牛首手前の分かれ道まで、たっぷりと高山植物を楽しむことができた。ハクサンイチゲ、ウズラバハクサンチドリ、ハクサンフウロ、コバイケイソウ、ヒナザクラ、コイワカガミ、イワイチョウ、アカモノ等々。途中、残雪の上を歩いた。そこだけひんやりして気持ちがいい。牛首手前の分かれ道で休憩して、ここから下り坂が続く。少し下ると、大きな雪渓があった。これは、アイゼンを付けないと危険だ。念のため持参してよかった。雪渓を下ったあたりでは、スキーをする人たちがいた。近くには、ショウジョウバカマが咲いている。チングルマも楽しむことができた。こんな感じで、半日、月山の花々を楽しんだ。野鳥は、子育て中と思われるビンズイと、リフトに乗って聞いたクロジの声。そして、リフト乗り場のイワツバメの巣とヒナ。下界の猛暑を逃れ、涼みながらのフラワートレッキング、楽しかったぁぁぁ。


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蔵王’17.6/24

2017年06月27日 | 高山植物・野草
梅雨入り後、様子見で蔵王に行った。ただ、時間的に遅かったので、イワヒバリ、カヤクグリはあきらめ、ウソ一本に絞り、それに高山植物をプラスという形で、刈田岳駐車場に車をとめた。早々にウソが近くに止まったが、こちらの準備が間に合わず・・・。ウソの出を待ちながら、タンポポの様子をチェック。花が多く、わた毛はあまり見られない。もう少し先かな?といった感じだ。ウグイスがあちらこちらで鳴いている。よく木の上に出てきて囀るが、曇り空の空抜けで、真っ黒の画像になってしまった。という事で、鳥の方はあまりいい結果ではなかった。まあ、下見という事なので・・・。高山植物はよかった。マイヅルソウ、ハクサンチドリ、チングルマ、コイワカガミ、ワタスゲ・・・と、今が見ごろといった感じ。こんな感じで、本日は高山植物メインの鳥見下見となった。
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