鳥友からの情報で、アオバズクの雛が巣立った模様。この情報、待ってましたぁ。鳥枯れのこの時期、アオバズクの雛に会えるのは何とも有難いニュースだ。早速、この日朝一で出かけた。いつものポイントで、アオバズクを探すもののなかなか見つからない。居ない訳がないんだけど・・・。朝5時過ぎから探し始めて、やっと見つけたのが6時過ぎだった。葉が茂り、枝が込み入っていてなかなか見つけられなかった。それにしても、危ないところだった。諦めて移動しようかと考え始めていたところだった。
最初に見つけたのは、親1羽と雛1羽が一緒のところだった。他は?・・・と、周囲を探すと、その樹の上の方の枝に3羽の雛を発見。
<2羽、その上に3羽>
そして、そこからちょっと離れた樹にとまる親1羽を見つけた。おそらく、この1羽は雄親だと思う。親子2羽は、最初寝てばかりだったが、しばらくすると、眼を開けていろんな仕草を見せてくれた。そして、雛は、他の3羽の所に飛び移った。おかげで、雛4羽仲良くこっちを見てくれる場面を撮ることができた。やはり、雛は可愛いなぁ。
<母と子>
<お父さんは離れて・・>
<雛4羽揃って>
今年もアオバズク雛に出会うことができた。人の身近な環境で繁殖するアオバズク。これからも安心して繁殖できる環境を守っていきたい。
梅雨が明けた途端、連日厳しい暑さが続いている。暑さに弱い自分は、例年の如く、涼しいところに避難することにした。行先は、月山。自宅から車で1時間半ほど。お目当ては、鳥ではなく高山植物だ。月山は、花の山と言っていいだろう。様々な高山植物と出会うことができる。昨年は残念ながら月山に行くことができずに終わっている。今シーズンは、梅雨も明けたことだし、何とか登ることができた。まぁ、自分は高山植物が目的で、登山が目的ではないので、月山山頂までは行かず、手前の姥ヶ岳山頂までの手短登山といったところだ。
朝5時半頃家を出発、姥沢駐車場に着いたのは7時過ぎくらいだった。駐車場の手前で、びっくりしたことが。手前に立つ告知板に月山の環境保全のための協力金について書いてあったのだが、それが、車1台につき1,000円との事。昨年は来れなかったのでわからないが、2年前までは、大人一人たしか300円だったかと。んー、どっちがいいのかなぁ。車一台で複数人の場合は、とってもお得ということになるなぁ。今回の自分の場合は、一人なので、ちょっとお高いということか。まぁ、貴重な月山の自然を守るためなので、喜んで協力するつもりだが。協力金を集める側にとっては、1台につき1,000円の方がいいんだろうなぁ。
それはさておき、まずは、コースのポイントごとに撮った画像を載せよう。これを見ていただければ、今回のトレッキングの全体が見えるかと・・・。
<① リフト乗り場を見上げて →② リフトを降り、姥ヶ岳を望む → ③ 姥ヶ岳に登る途中 → ④ 姥ヶ岳直下 → ⑤ 姥ヶ岳から続く尾根 → ⑥ 湯殿山方面 → ⑦ 池塘 → ⑧ 下る手前 → ⑨ 下る途中から → ⑩ 分岐点から月山山頂を望む → ⑪ リフトで降りる → ⑫ 最後に振り返って>
登山道わきには、様々な高山植物の花が咲いていた。花の写真はアイウエオ順に掲載するが、最後の花は名前が分からず。どなたか、分かる方は、ぜひお教えいただければ有難いです。
<イワオトギリ、ウサギギク、ウツボグサ、キンコウカ、コバイケイソウ、チングルマ、トウゲブキ、トキソウ、ニッコウキスゲ、ヒナウスユキソウ、ヒナザクラ、ミヤノリンドウ、モミジカラマツ、ヨツバシオガマ、??? >
最後は、ちょっとだけ鳥ものを。下山途中にビンズイの声が近かったので、双眼鏡で探すと、細い木にとまっていたので、数枚パチリ。
<ビンズイ>
姥ヶ岳山頂には1時間半ほど居た。涼しくてず~っと居たかったが、特にすることもなく、カヤクグリの声はすれど姿は見えず、花の写真は撮り尽くしたし・・・で、結局することも無くなったので、11時頃下山した。
次回上る時は、牛首の方まで足を伸ばそうと思う。
毎年恒例の新潟県瓢湖の遠征鳥見。初めて訪れた頃は、それはそれは見事なハスの花々の百花繚乱だったが、ここ数年でその景色はすっかり褪せてしまった。今年はどうなっているだろう。
夜明け前の2時半に家を出発、白鷹のコンビニで朝と昼の食料を購入。途中小国の道の駅でちょっと休憩し、あとは真っすぐ阿賀野市の瓢湖へ。着いたのが5時半頃で、予定よりも30分ほど早く着いてしまった。まあ、本日は間違いなく30度超え。早めに鳥見して、早目に帰るという事で。ハスの花の状況は、瓢湖の東側(勝手に通称カワセミ小道)にはまだ少しはハスの花が見られる。北側はだいぶ減ってきた感じ。西側ハクチョウのモニュメントから事務所?建物までは、全くハスが無くなってしまっている。南側の桜小道は、ほとんどハスは無くなっているが、ところどころにポツンとハスの葉や蕾があったりする。東新池のハスは、以前に比べるとだいぶ面積を減らしてしまったが、北側半分くらいには、びっしりハスが根付いており、ハスの花がたくさん見られる。ただ、ここは、あまりにもびっしりハスがあるので、ヨシゴイを見つけるのは難しい状況だ。
<ハスの花、越夏のハクチョウ>
そんな状況の中、まずは、瓢湖をぐるっと1周してみることに・・・。最初に出会ったのは、アイガモの親子だった。2組居て、1組はヒナが1羽のみだった。もう1組は、6,7羽ヒナがいる親子だった。だいぶ大きくなっていたが、まだまだお母さんと一緒に行動しているようだ。
<アイガモ親子>
一周したが、目当てのヨシゴイには出合えず。見つけたのは、東新池の方に飛んでいく個体ばかりで、「もしかすると、西側の瓢湖にはヨシゴイがいなくなってしまったんだろうか?」とさえ思ってしまった。次に出会ったのはバン。北側のところで、バンの親子と出会った。昨年も真っ黒黒すけのヒナに給餌する親に出会ったが、今回も観察することができた。また、1番子と思われる少し大きくなったヒナにも出会うことができた。
<バンの親子・給餌>
<ヒナ>
バンの次に目についたのは、やや遠くにいるカンムリカイツブリだった。ヒナはだいぶ大きくなっていて、ヒナというより幼鳥と言った方が適切かも。何組か親子がいて、大きくなったヒナもいれば、まだまだ小さめのヒナも見られた。
<カンムリカイツブリ親子・ヒナ>
さて、本日一番期待していたヨシゴイとの出会いは・・・。バン親子を観察撮影している時に、近くで望遠レンズを構える方がいた。何を撮っているんだろうと、レンズの先を見回していくと、何と、すぐ近くにハスの茎にとまるヨシゴイが。全然気が付かなかった。危うく貴重な出会いを逸してしまうところだった。急いで移動してレンズを向けたが、数枚撮ったところで、ヨシゴイは飛んでしまったのでした。残念。
でも、これをきっかけにと言うか、この後、勝手に通称「カワセミ小道」を中心に、ヨシゴイをこれでもかこれでもかと観察撮影することができたのでした。
ここからは、本日のメインバード・ヨシゴイの画像を。
<歩く・とまる・ねらう>
全長31~38cmとサギ類では最小のサギ。小さな体を活かして、ハスの葉の上を自在に動き回ることができ、ハスの茎にとまって魚などを狙う場面をよく見かける。
<威嚇・警戒ポーズ>
突然、ヨシゴイが首を長く伸ばして鳴き声を上げた。首を長く上に伸ばすのは、警戒のポーズだ。この時は、近くにいたバンがヨシゴイの方にさらに近づいてきたので、「こっちに来るな!」というヨシゴイの威嚇・警戒のポーズだ。
<お魚ゲットー!>
ヨシゴイの撮影と言えば、水中の魚を獲る瞬間は外せない場面だ。今回は、それほど大きな獲物を獲る場面はなかったが、様々な狩りの様子を観察撮影することができ、楽しい撮影だった。ここは、いつも以上にたくさん枚数をアップしましたよ。
さて、ヨシゴイの出を待っている時、水面を横切って、カワセミが飛んできた。近くの木にとまったところを確認すると、幼鳥だった。できれば、木ではなく、ハスの花か蕾にとまってほしかったが、欲張りというものだろうなぁ。出会えただけでラッキーということで・・・。
<カワセミ幼鳥>
鳥さんが出ない時に楽しませてくれたのは、かわいいトンボたちだった。特に、チョウトンボはあっちにもこっちにも居て、とっても綺麗だった。ただ、光の加減か翅の色が見た目ほど綺麗に撮れなかったのが残念。
<ウチワヤンマ、コフキトンボ、チョウトンボ>
途中朝食を挟んで6時間ほどの鳥見となった。もう、思う存分ヨシゴイやらカンムリカイツブリやら、バンの親子と、たっぷり楽しむことができた。