第87回中央メーデー開催 野党統一候補のあいさつ 全労協ともエール交換
メーデーの報道 posted by (C)きんちゃん
代々木公園での全労連の中央メーデー会場では、
安保関連法に反対するママの会の西郷南海子(みなこ)さん、半貧困ネットワーク代表世話人・弁護士の宇都宮健児さんに加えて、
日比谷メーデー実行委員会・全労協事務局長 中岡基明さんが連帯あいさつしました。
安保法制廃止、立憲主義を取り戻す市民と野党の共闘の反映です。
ちなみに、共産党の志位委員長の連帯あいさつは以下の通り。
中央メーデーにお集まりのみなさん、おはようございます(「おはようございます」)。日本共産党の志位和夫です。私は、日本共産党中央委員会を代表して心からの連帯のあいさつを送ります。(拍手)
熊本地震――被災者の命と健康を守り、生活と生業の復興に全力を
冒頭、熊本県を中心とする地震災害によって、犠牲となった方々、被災された方々に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。政府に対して、被災者の命と健康を守り、生活と生業(なりわい)を復興するために全力をつくすことを強く求めます(拍手)。また、不測の事態にそなえて、川内原発を止めることを強く求めるものです。(「そうだ」の声、拍手)
野党と市民の共闘を成功させ、参院選でも衆院選でも勝利をかちとろう
みなさん。いま日本の政治は、戦後かつてない歴史的な分かれ道にあります。
一方で、安倍政権による憲法違反の安保法制=戦争法の強行という危険な動きが起こっています。
同時に、この動きに反対して国民一人ひとりが、主権者として自由に、自発的に、声をあげ、立ち上がる、戦後かつてない新しい市民運動、国民運動がわき起こり、豊かに発展しています。
そして、この運動に背中を押されて、「安保法制=戦争法廃止、立憲主義回復、安倍政権打倒」を共通の旗印として、野党共闘が大きく前進しているのは、日本の未来にとって大きな希望ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
衆院北海道5区補選のたたかいは、あと一歩の結果でしたが、野党と市民が一つにまとまれば、自民党を倒すことができるという希望の灯をともすものとなりました。
私たちは、全国32の参議院選挙の1人区で野党共闘を追求してきましたが、これまでのところ、32選挙区のうち20選挙区で野党統一候補が実現しています。32のすべてで野党統一候補を実現し、すべてで自民党を打ち負かそうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
衆院の小選挙区でも野党共闘を実現し、安倍政権が早期の解散・総選挙に打って出たら、衆参ともに自民党、公明党とその補完勢力を少数に転落させようではありませんか。(拍手)
安倍政権の暴走は、どの分野でも大破綻――暮らしを支える政治をつくろう
みなさん。安倍政権が民意に逆らって進めてきた暴走は、うまくいっていません。どの分野でも大破綻しつつあります。
安倍首相は、「大企業がもうけをあげれば、いずれは家計に回る」と言ってきましたが、待てども待てども回ってこないではありませんか。
消費税10%への大増税はきっぱり中止すべきであります。(「そうだ」の声、拍手)
富裕層と大企業に応分の負担を求める改革で財源をつくり、国民の大切な税金は、社会保障、若者、子育てに優先して使うべきではないでしょうか。(拍手)
雇用のルールを強化して、非正規社員から正社員への流れをつくりだし、長時間過密労働をなくし、最低賃金は「いますぐ、どこでも時給1000円、1500円をめざす」を合言葉に抜本的に引き上げようではありませんか。(拍手)
立憲主義、民主主義、平和主義を貫く新しい政治、新しい政府を
みなさん。安倍政権の暴走は、TPP(環太平洋連携協定)問題でも、原発問題でも、沖縄問題でも、あらゆる分野で行き詰まり、大破綻しつつあります。もはや一刻たりとも、戦後最悪のこの内閣に日本のかじ取りをまかせるわけにはいきません。(拍手)
みなさん。野党と市民の共闘を必ず成功させ、選挙に勝ち、安倍政権を倒し、立憲主義、民主主義、平和主義を貫く新しい政治、新しい政府をつくろうではありませんか。(「いいぞ」の声、拍手)
憲法13条に明記されているように、すべての国民の個人の尊厳を守り、大切にする社会をごいっしょに築こうではありませんか。
第87回中央メーデー万歳! ともにがんばりましょう。(大きな拍手)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2016年5月2日付掲載
メーデーの報道 posted by (C)きんちゃん
代々木公園での全労連の中央メーデー会場では、
安保関連法に反対するママの会の西郷南海子(みなこ)さん、半貧困ネットワーク代表世話人・弁護士の宇都宮健児さんに加えて、
日比谷メーデー実行委員会・全労協事務局長 中岡基明さんが連帯あいさつしました。
安保法制廃止、立憲主義を取り戻す市民と野党の共闘の反映です。
ちなみに、共産党の志位委員長の連帯あいさつは以下の通り。
中央メーデーにお集まりのみなさん、おはようございます(「おはようございます」)。日本共産党の志位和夫です。私は、日本共産党中央委員会を代表して心からの連帯のあいさつを送ります。(拍手)
熊本地震――被災者の命と健康を守り、生活と生業の復興に全力を
冒頭、熊本県を中心とする地震災害によって、犠牲となった方々、被災された方々に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。政府に対して、被災者の命と健康を守り、生活と生業(なりわい)を復興するために全力をつくすことを強く求めます(拍手)。また、不測の事態にそなえて、川内原発を止めることを強く求めるものです。(「そうだ」の声、拍手)
野党と市民の共闘を成功させ、参院選でも衆院選でも勝利をかちとろう
みなさん。いま日本の政治は、戦後かつてない歴史的な分かれ道にあります。
一方で、安倍政権による憲法違反の安保法制=戦争法の強行という危険な動きが起こっています。
同時に、この動きに反対して国民一人ひとりが、主権者として自由に、自発的に、声をあげ、立ち上がる、戦後かつてない新しい市民運動、国民運動がわき起こり、豊かに発展しています。
そして、この運動に背中を押されて、「安保法制=戦争法廃止、立憲主義回復、安倍政権打倒」を共通の旗印として、野党共闘が大きく前進しているのは、日本の未来にとって大きな希望ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
衆院北海道5区補選のたたかいは、あと一歩の結果でしたが、野党と市民が一つにまとまれば、自民党を倒すことができるという希望の灯をともすものとなりました。
私たちは、全国32の参議院選挙の1人区で野党共闘を追求してきましたが、これまでのところ、32選挙区のうち20選挙区で野党統一候補が実現しています。32のすべてで野党統一候補を実現し、すべてで自民党を打ち負かそうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
衆院の小選挙区でも野党共闘を実現し、安倍政権が早期の解散・総選挙に打って出たら、衆参ともに自民党、公明党とその補完勢力を少数に転落させようではありませんか。(拍手)
安倍政権の暴走は、どの分野でも大破綻――暮らしを支える政治をつくろう
みなさん。安倍政権が民意に逆らって進めてきた暴走は、うまくいっていません。どの分野でも大破綻しつつあります。
安倍首相は、「大企業がもうけをあげれば、いずれは家計に回る」と言ってきましたが、待てども待てども回ってこないではありませんか。
消費税10%への大増税はきっぱり中止すべきであります。(「そうだ」の声、拍手)
富裕層と大企業に応分の負担を求める改革で財源をつくり、国民の大切な税金は、社会保障、若者、子育てに優先して使うべきではないでしょうか。(拍手)
雇用のルールを強化して、非正規社員から正社員への流れをつくりだし、長時間過密労働をなくし、最低賃金は「いますぐ、どこでも時給1000円、1500円をめざす」を合言葉に抜本的に引き上げようではありませんか。(拍手)
立憲主義、民主主義、平和主義を貫く新しい政治、新しい政府を
みなさん。安倍政権の暴走は、TPP(環太平洋連携協定)問題でも、原発問題でも、沖縄問題でも、あらゆる分野で行き詰まり、大破綻しつつあります。もはや一刻たりとも、戦後最悪のこの内閣に日本のかじ取りをまかせるわけにはいきません。(拍手)
みなさん。野党と市民の共闘を必ず成功させ、選挙に勝ち、安倍政権を倒し、立憲主義、民主主義、平和主義を貫く新しい政治、新しい政府をつくろうではありませんか。(「いいぞ」の声、拍手)
憲法13条に明記されているように、すべての国民の個人の尊厳を守り、大切にする社会をごいっしょに築こうではありませんか。
第87回中央メーデー万歳! ともにがんばりましょう。(大きな拍手)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2016年5月2日付掲載