情勢激動 いま魅力ます「赤旗」⑤
小説から未来社会を考えて~多彩な知的関心に応え
3月22日付掲載の「山崎ナオコーラさんと『趣味で腹いっぱい』座談会」(上)と毎月第1金曜日に掲載される「ねんてん先生の文学のある日々」(下)
「『趣味で腹いっぱい』の読者座談会、参加者がみんな、マルクスとか資本論を語っていてすごいですね。今の連載『遠き旅路』がまた読ませます」。読者からのうれしい反響です。
山崎ナオコーラさんの連載小説「趣味で腹いっぱい」は柔らかく軽い語り口の中で、働くことや自立の意味を問いかけました。読者は「未来社会論」や憲法の保障する生存権に考えを巡らせて読むという、豊かな広がりが生まれました。
一転、現在進行中の連載小説は、中国での日本の侵略戦争の実相をリアルに描き、非常な緊迫感で読者に迫ります。「赤旗」ならではの連載です。学術・文化部は読者のさまざまな興味・知的関心に応えようと多彩な人の登場に努めています。
安倍政権を批判し、日本共産党にエールを送った落語家・立川談四楼さんの紙上独演会は留飲が下がったと大好評。「ねんてん先生の文学のある日々」は、思わずクスッと笑いながら学ばせてくれる上質のエッセーです。多様な分野の研究者が語る「学問はおもしろい」も好評です。
節目ごとに歴史を振り返り、安倍政権の狙う歴史修正主義、「戦争する国」づくりとたたかう役割も果たしています。
まっとう・豊かな暮らし方へ~丁寧な助言 喜ばれる
(右上から時計回りに)「応援します 新生活」「ラクうま! うちごはん」「くらしの相談室」
「くらし家庭」欄は週5回。まっとうで豊かな暮らし方に役立つ企画を、読者と双方向ですすめています。
お困りごとに電話で答える「くらしの相談室」は40周年を迎えました。法律、税金、年金・社会保険、子ども・教育、医療・福祉など多彩なテーマと、専門家の確かな回答は「赤旗」ならでは。相談日程の問い合わせも相次いでいます。
シリーズ「応援します新生活」は、入学や新入園を迎える親子へのメッセージや、「奨学金借りるとき返すとき」「バイトで泣かないために」など丁寧にアドバイス。「そのままビラに使えて若い世代に配れる」と各地で喜ばれています。
季節のレシピ「今晩のおかず」「ラクうま!うちごはん」には、「ファンで切り抜いています。土の恵みと『赤旗』に感謝」との声が。シリーズ「核兵器廃絶へ扉開いた被爆者たち」には「朝から涙を流して読みました」と感想が寄せられています。
LGBT(性的マイノリティー)はじめ差別を許さないとりくみを系統的にとりあげ、“ブラック校則”、部活動など子どもと教育を大切にする報道に力を入れています。子どもが主人公の「こどものページ」、“新人記者”を募集中です。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年3月25日付掲載
僕は「しんぶん赤旗」の連載小説をほとんど読んだことがないのですが、やはり一味ちがうようですね。
「くらしの相談室」は、本当に長い連載。時々、自分の生活にも参考になる事が載っています。