東日本大震災7周年番組を改めて紹介
3月7日(水) 午後10時25分~11時15分
被曝の森2018 見えてきた“汚染循環”
東京電力福島第一原子力発電所の事故によって放射性物質で汚染された区域はこの先どうなっていくのか?2016年3月に放送した「被曝の森~原発事故5年目の記録~」では、急速に家々を覆っていく植物や、昼間から住宅地に出現するイノシシなど、無人の町が野生に侵食されつつある衝撃の実態を明らかにした。放射性物質の生物影響に関する様々な研究報告も伝え、低線量被曝の謎に迫った。今回の番組はその続編。
去年の春、被災地は新たな局面を迎えた。国による計画除染が終わり、広い範囲で一斉に避難指示が解除された一方で、山間部を中心に「帰還困難区域」として取り残される地域が生まれたのだ。その面積は340km2(東京23区の約半分)。対象となる住民は2万4千人に及ぶ。そうした「帰還困難区域」で、放射性物質はどのような影響をもたらしているのか?科学者による研究は、より深く、より多角化している。これまで調査されてこなかった高線量の森に踏み込み、生態系の中で放射性物質がどのように移動・残留しているのか、解明が進んでいる。科学者たちの挑戦や住民の思いを追いながら、その実態を記録する。
3月10日(土) 午後9時00分~9時49分
誰にも言えなかった ~被災地の子どもたち 7年の葛藤~ (仮)
「死にたい。将来は夢も希望もない」「わたしは無感情人間だった。悲しいと言えなかった…」
津波で家族を失った子どもたちが、震災から7年経った今になって悲鳴を上げている。あの日、釜石で被災した当時3歳の女の子。津波から逃げる際に飲み込まれる家屋や遺体を目撃、さらに家族3人を亡くした。壮絶な体験をひとり抱えてきた震災後のある日、耐えきれず感情が爆発。体調不良を訴え不登校になった。10歳になった今になって、誰にも言えなかった体験やつらい気持ちをポツリポツリと語り始めている。被災地で、津波で家族を亡くした子どもは1800人近く。心身の不調を訴える子どもは後を絶たず、宮城県では不登校率が全国最悪レベルだ。こうした子どもたちは心の専門病院やNPOに駆け込んでいる。治療やケアを受け、親にも打ち明けられなかったトラウマ体験や気持ちを言葉で表現することで震災を受け止めようともがいているのだ。番組では支援の現場に密着、語り始めた「言葉」から最大の被災弱者とされる子どもたちが抱えてきた葛藤を見つめる。
3月10日(土)午後11時25分~11時58分
津波ピアノ~坂本龍一と東北の7年
東日本大震災で流され、壊れた1台のピアノ。被災地を訪ねた坂本龍一はこのピアノに偶然出会い、試弾した。調律から解放されたピアノの音は坂本の心に残り、その音を新作アルバムに使った。さらに坂本は鍵盤にセンサーを取り付け、コンピューターと接続、地震波を音に変換する装置に生まれ変わらせた。震災の風化を危惧する坂本なりの表現だ。ピアノの持ち主だった高校の関係者ほか、ピアノを取り巻く人々と坂本の足取りを追った。
3月11日(日)午前7時50分~午後5時(途中中断あり)
特集 明日へつなげよう
主な内容
東日本大震災発生から7年。“復興の光と影”が、明るみに出てきた。
番組では「あさイチ」でおなじみのアッキーこと俳優・篠山輝信さんが続けている被災地の旅とも連携し、南から北へと鉄路をたどりながら“影”を“光”に変える取り組みを紹介する。福島からは、「通い」で復興に尽力する人たち。宮城からは、「ある人形」を通して紡がれた絆の物語。岩手では、最新のAR技術を使って前代未聞の試みが・・・。被災地で復興を目指す新たな動きを紹介し、私たち一人ひとりができることを考えたい。
午前7時50分~8時 プロローグ
午前10時05分~11時54分 第一部 福島編「“通い”でふるさととつながる」
午後1時05分~2時40分 第二部 宮城編「人形が紡ぐ新しい絆」
午後2時40分ごろ~3時30分ごろ 追悼式中継
午後3時35分~5時 第三部 岩手編「よみがえれ“青春列車”」
3月11日(日) 午後9時00分~10時13分
シリーズ東日本大震災 めざした“復興”はいま・・・ ~震災7年 被災地からの問いかけ~
東日本大震災から7年。被災地では、32兆円の巨額を投じて進む復興事業によって、かさあげが進み、仮設住宅から移り住む災害公営住宅もほぼ全てが完成。津波の被災地について政府は「復興の総仕上げ」の段階にあるとしている。そして、原発事故で被害を受けた福島では、大規模な除染が行われ、7割の地域で避難指示が解除された。しかし、今、被災地では想像を超えた事態が起きている。“終のすみか”のはずの災害公営住宅では、体調を崩し孤立する高齢者が相次ぎ、働き盛りの世代も生計をたてられずに苦悩を深める。かさ上げした新たな街では、住民が戻らず、使う予定がたたない“空き地”が広がる未来が見え始め、人を呼び込むために新たに税金が投入されている。福島では自治体が「学校再開」を急ぐが、子どものいる若い世代の帰還は進まず、前途多難な状況が続いている。今回、私たちは宮城・岩手・福島の三県で2000人に迫る大規模な被災者アンケートを実施、被災地の今をルポしながら、震災7年の課題を徹底取材する。被災地の復興は、過疎化が進み新たな災害と向き合う全国にとってのモデルとなるのか。震災直後から被災地に入り取材を重ねてきた大越健介キャスターが各地を訪ね“復興”のあるべき姿を考えていく。
3月11日(日)午後11時20分~午前0時20分
#311246大切なものは何ですか?
東日本大震災から7年目を迎える3月11日。「あなたにとって大切なもの」をテーマに、NHKが開発したアプリ「テレビクルー」を通して被災地だけでなく全国各地から動画を募集。家族や思い出の品など、皆さんが撮影した“ささやかだけど、かけがえのないもの”が集まった時、どんな物語が紡ぎ出されるのか?全国の視聴者の投稿動画を通して日々の暮らしの大切なもの、そして被災地に思いをはせる番組。仙台から生放送で伝える。
録画も活用して観ましょうね!
3月7日(水) 午後10時25分~11時15分
被曝の森2018 見えてきた“汚染循環”
東京電力福島第一原子力発電所の事故によって放射性物質で汚染された区域はこの先どうなっていくのか?2016年3月に放送した「被曝の森~原発事故5年目の記録~」では、急速に家々を覆っていく植物や、昼間から住宅地に出現するイノシシなど、無人の町が野生に侵食されつつある衝撃の実態を明らかにした。放射性物質の生物影響に関する様々な研究報告も伝え、低線量被曝の謎に迫った。今回の番組はその続編。
去年の春、被災地は新たな局面を迎えた。国による計画除染が終わり、広い範囲で一斉に避難指示が解除された一方で、山間部を中心に「帰還困難区域」として取り残される地域が生まれたのだ。その面積は340km2(東京23区の約半分)。対象となる住民は2万4千人に及ぶ。そうした「帰還困難区域」で、放射性物質はどのような影響をもたらしているのか?科学者による研究は、より深く、より多角化している。これまで調査されてこなかった高線量の森に踏み込み、生態系の中で放射性物質がどのように移動・残留しているのか、解明が進んでいる。科学者たちの挑戦や住民の思いを追いながら、その実態を記録する。
3月10日(土) 午後9時00分~9時49分
誰にも言えなかった ~被災地の子どもたち 7年の葛藤~ (仮)
「死にたい。将来は夢も希望もない」「わたしは無感情人間だった。悲しいと言えなかった…」
津波で家族を失った子どもたちが、震災から7年経った今になって悲鳴を上げている。あの日、釜石で被災した当時3歳の女の子。津波から逃げる際に飲み込まれる家屋や遺体を目撃、さらに家族3人を亡くした。壮絶な体験をひとり抱えてきた震災後のある日、耐えきれず感情が爆発。体調不良を訴え不登校になった。10歳になった今になって、誰にも言えなかった体験やつらい気持ちをポツリポツリと語り始めている。被災地で、津波で家族を亡くした子どもは1800人近く。心身の不調を訴える子どもは後を絶たず、宮城県では不登校率が全国最悪レベルだ。こうした子どもたちは心の専門病院やNPOに駆け込んでいる。治療やケアを受け、親にも打ち明けられなかったトラウマ体験や気持ちを言葉で表現することで震災を受け止めようともがいているのだ。番組では支援の現場に密着、語り始めた「言葉」から最大の被災弱者とされる子どもたちが抱えてきた葛藤を見つめる。
3月10日(土)午後11時25分~11時58分
津波ピアノ~坂本龍一と東北の7年
東日本大震災で流され、壊れた1台のピアノ。被災地を訪ねた坂本龍一はこのピアノに偶然出会い、試弾した。調律から解放されたピアノの音は坂本の心に残り、その音を新作アルバムに使った。さらに坂本は鍵盤にセンサーを取り付け、コンピューターと接続、地震波を音に変換する装置に生まれ変わらせた。震災の風化を危惧する坂本なりの表現だ。ピアノの持ち主だった高校の関係者ほか、ピアノを取り巻く人々と坂本の足取りを追った。
3月11日(日)午前7時50分~午後5時(途中中断あり)
特集 明日へつなげよう
主な内容
東日本大震災発生から7年。“復興の光と影”が、明るみに出てきた。
番組では「あさイチ」でおなじみのアッキーこと俳優・篠山輝信さんが続けている被災地の旅とも連携し、南から北へと鉄路をたどりながら“影”を“光”に変える取り組みを紹介する。福島からは、「通い」で復興に尽力する人たち。宮城からは、「ある人形」を通して紡がれた絆の物語。岩手では、最新のAR技術を使って前代未聞の試みが・・・。被災地で復興を目指す新たな動きを紹介し、私たち一人ひとりができることを考えたい。
午前7時50分~8時 プロローグ
午前10時05分~11時54分 第一部 福島編「“通い”でふるさととつながる」
午後1時05分~2時40分 第二部 宮城編「人形が紡ぐ新しい絆」
午後2時40分ごろ~3時30分ごろ 追悼式中継
午後3時35分~5時 第三部 岩手編「よみがえれ“青春列車”」
3月11日(日) 午後9時00分~10時13分
シリーズ東日本大震災 めざした“復興”はいま・・・ ~震災7年 被災地からの問いかけ~
東日本大震災から7年。被災地では、32兆円の巨額を投じて進む復興事業によって、かさあげが進み、仮設住宅から移り住む災害公営住宅もほぼ全てが完成。津波の被災地について政府は「復興の総仕上げ」の段階にあるとしている。そして、原発事故で被害を受けた福島では、大規模な除染が行われ、7割の地域で避難指示が解除された。しかし、今、被災地では想像を超えた事態が起きている。“終のすみか”のはずの災害公営住宅では、体調を崩し孤立する高齢者が相次ぎ、働き盛りの世代も生計をたてられずに苦悩を深める。かさ上げした新たな街では、住民が戻らず、使う予定がたたない“空き地”が広がる未来が見え始め、人を呼び込むために新たに税金が投入されている。福島では自治体が「学校再開」を急ぐが、子どものいる若い世代の帰還は進まず、前途多難な状況が続いている。今回、私たちは宮城・岩手・福島の三県で2000人に迫る大規模な被災者アンケートを実施、被災地の今をルポしながら、震災7年の課題を徹底取材する。被災地の復興は、過疎化が進み新たな災害と向き合う全国にとってのモデルとなるのか。震災直後から被災地に入り取材を重ねてきた大越健介キャスターが各地を訪ね“復興”のあるべき姿を考えていく。
3月11日(日)午後11時20分~午前0時20分
#311246大切なものは何ですか?
東日本大震災から7年目を迎える3月11日。「あなたにとって大切なもの」をテーマに、NHKが開発したアプリ「テレビクルー」を通して被災地だけでなく全国各地から動画を募集。家族や思い出の品など、皆さんが撮影した“ささやかだけど、かけがえのないもの”が集まった時、どんな物語が紡ぎ出されるのか?全国の視聴者の投稿動画を通して日々の暮らしの大切なもの、そして被災地に思いをはせる番組。仙台から生放送で伝える。
録画も活用して観ましょうね!