Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

幸運を祈る(赤星貴文)

2009-12-13 19:45:43 | 浦和レッズ
ちょっと古いネタですが、浦和から山形にレンタルされていたMF赤星貴文選手と来季の契約を結ばない話が出ました。トライアウトを受けて、今後の去就が決まるそうです。あれ?でもちょっと前に聞いていた話とは違うなと、ちょっと疑問を持ったので書いてみます。

その「ちょっと前に聞いた話」とは、浦和から山形にレンタルするときの新聞記事です。クラブ関係者の話として、「複数のチームから赤星をチームの軸にしたい」というオファーがあったということで、もし山形がだめでも、他のチームからオファーはあったのでは?と思います。

しかし、それは今回はなかったのかもしれません。赤星が山形に合わなかったと推測されるからです。山形のサッカーは、サイドハーフ2枚を素早く帰陣させて慎重に戦うリトリートのサッカーなので、サイドハーフでポジションを狙う赤星のような選手は運動量を多くする必要があります。

赤星という選手は、どちらかといえば技術で勝負するMFで、スピードや運動量を要求されると厳しいなとは思っていました。あのとき、どうしてクラブは山形を選択してしまったのかと思うと残念な気はしますが、本人がJ1にこだわった可能性もあるので何とも言えません。

こうなった以上、JFLでも地域リーグでも、カテゴリーにはこだわらずに再起の道を探る必要があります。小林宏之(TDK→大分)、岸田(YKKAP→神戸)、大久保(佐川急便東京→福岡)など、JFLからの復活組はJ1やJ2に数多くいますから、もう一度Jリーガーになりたいという気持ちを切らさないで欲しいと思います。
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リトリートされても(12/12オークランド対アトランテ)

2009-12-13 14:55:44 | ワールドサッカー
これまで、存在自体を忘れていて録画し損ねたクラブW杯(今年はUAE開催なので時差がある)ですが、ようやく今日、オセアニア王者のオークランド・シティ(以下オークランド)と北中米カリブ海王者のアトランテ(メキシコ)の試合を見ました。

オークランドがここに登場していることは驚きで、開幕戦のアルアハリ(UAE)戦は産油国のプロチームを、アマチュアのオークランドが破ったということでニュージーランド国内では大きく取り上げられたそうです。そのノウハウはどこにあるか、このアトランテ戦で少しはわかるかなと思って見ました。

それは、1トップを残して9人で引く、徹底的なリトリートサッカーでした。たまには攻撃をすることもありますが、サイドハーフやトップ下は必ず素早く帰陣することが求められるシステムでした。いわば、アトランテにボールを支配されることは織り込み済みの戦術なわけです。

それに対し、アトランテの方は、それでもどこかに強引にスペースを見つけ、無理にでも回すサッカーで対抗しました。また、試合前は4バックの予想だった布陣を3バックに変え、オークランドを守りにくくする手が取られていました。

これまで、クラブW杯でクラブ・アメリカ、パチューカのメキシコのチームを見てきましたが、メキシコのチームには二つの共通項があります。一つはアルゼンチンから名の通った選手を一人は入れていることです。アトランテには元Rマドリードのサンチャゴ・ソラリ、代表のサブGKのビラールがいました。

もう一つはポゼッションサッカーを基本にしていることです。今回の試合でも、ボール支配率7割以上という驚異的な支配率を誇りましたが、それを続けることで、最初は善戦していたオークランドが次第に消耗して、ミスをするところをアトランテが見逃さなかったことが勝利の要因になりました。

これに勝ったことで、アトランテの次の試合はバルセロナ(スペイン)になります。同じタイプのチームですが、バルセロナのパスワークは世界トップレベルで、アトランテは今回のようにパスをつなぐことは不可能でしょう。

今度はアトランテが格下サッカーをする必要が出るわけですが、それがうまく機能するか、それが次の試合の見所だと思います。
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