Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

安藤梢、ドイツ移籍

2009-12-29 17:28:35 | レディース
昨日、全日本女子選手権で決勝に進出した浦和レッズレディースのFW安藤梢選手が、ドイツ1部リーグのデュイスブルグに移籍することが発表になりました。レッズレディース(以下浦和)に8年間在籍した安藤は、リーグ得点王二回、今季はMVPと浦和を引っ張ってくれた存在でした。

会見の模様はオフィシャルHPに書いてありますから省きますが、前身のさいたまレイナスに加入して、田口監督のもと、初優勝を飾って一躍有名になった安藤ですが、当時はフィジカルに課題を抱えていて、筑波大で専門のトレーニング理論を学びながら少しずつフィジカルを強くしていったそうです。

なでしこジャパンでも、今は外せない存在ですが、安藤の得意な攻撃的MFはなでしこのエース澤のポジションということもあり、スタメンに定着するには時間がかかりました。一時、なでしこの大橋監督から、右SBへのコンバートを打診された時期があり、思い切って仕掛ける安藤らしさは見せてくれましたが、戻りの遅さがあって近賀にポジションを奪われていた時期はあります。

安藤のキャリアで輝いているのは、北京五輪の4位でしょう。女子の体力ではオーバーラップの後で戻るのは厳しいと思った佐々木監督が、安藤を右MF、近賀を右SBに置き、片方が上がったときにもう片方がSBの位置を埋める、変則的なオーバーラップでスタミナの維持に努めた結果、メダルまであと一歩という結果を出すことができました。

浦和では、トップ下としての安藤だけは替えが効かない存在でした。確かにヘディングが苦手という弱点はありますが、ボールが常に収まる技術の高さと、自ら前線に素早く飛び出していけるスプリント力で、たとえなでしこ帰りで疲れていても外せない存在でした。

今年はついに浦和を優勝に導き、やることはやったと本人も満足して海外に挑戦することと思います。年齢的には最後のチャンスでしょうから、是非デュイスブルグで主力選手になって再来年の女子W杯で活躍して欲しいと思います。
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無駄球なし(ベッカム)

2009-12-29 10:41:11 | ワールドサッカー
34歳と大ベテランの域に入りながら、南アフリカW杯出場を虎視眈々と狙っているイングランド代表MF、デビッド・ベッカム選手について書きます。ベッカムを見ていると、4-4-2のサイドハーフという役割は彼のためにあるのではというくらい、サイドハーフが一番向いている選手です。

理由はそのクロスの精度です。真ん中に強力なポストを置いておけば、二人だけで点を取ることも可能なクロスを上げることができます。マンチェスターU時代はファン・ニステルローイと最強コンビを組んでいたほどです。

そんなベッカムが来日した、1999年のトヨタ杯は、チケットが取れず生では見ていません。私がベッカムを生で見たのは一度で、それは奇跡的にチケットが取れたW杯の1次リーグ、イングランド対スウェーデン戦です。このときは、ベッカムは足の骨折明けを高濃度酸素カプセルなどの懸命の治療で間に合わせて出場したので、運動量はベストのものではなく、流れの中ではそれほど目立っていません。

ただ、CKだけは抜群の存在感でした。日本人のCKキッカーだと、精度の高い部類に入る三都主あたりでも、1試合に1回はどこにも合いそうもない「無駄球」があります。ベッカムのレベルまで行くと、そんな「無駄球」は一球もありません。

もちろん、イングランドのセットプレーはファーディナンドら合わせるポイントが多いこともありますが、大抵誰かの頭に合う精度の高いキックは、私の印象に強く残りました。

ベッカムは、その後Rマドリードに移籍して、「銀河系軍団」の一員になっています。しかし、ここではフィーゴ、ジダンと強力な攻撃的MFがいたので、ベッカムはボランチに回され、あまりそのサイドからのクロスは発揮できない状態でした。

その後はアメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍して、アメリカがオフの間はイタリアのACミランに在籍するというサイクルを繰り返していますが、代表のカペッロ監督は、欧州のリーグに所属することが代表に呼ぶ条件と口にしているので、今度はACミランに完全移籍するかもしれません。

南アフリカに出れば4大会連続出場となるベッカムは、代表では既にスタメン候補ではありませんが、何かインパクトを残す活躍をしてくれればと思います。
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