Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

W杯抽選プレビュー

2009-12-04 18:00:42 | ワールドサッカー
明日未明、いよいよW杯南アフリカ大会の抽選が、南アフリカのケープタウンで行われます。私は腹痛から来る体調不良で明日の鹿島戦に行けるコンディションに整える(大げさか)ため、抽選を生では見ないつもりですが、いろいろ情報が出てきたので確定していることを書きます。

まず、第一シード国ですが、今回は過去3大会を見る方式ではなく、直前のFIFAランキングで決定するやり方でした。このやり方なら、欧州選手権が反映されますから、欧州選手権優勝のスペインがシードに入り、逆に1次リーグ敗退のフランスがシード落ちするのもわからないことはありません。

結局、第一シード国は、南アフリカ(開催国)、ブラジル、イタリア、ドイツ、イングランド、オランダ、スペイン、アルゼンチンでした。シード落ちの強豪国にはフランス、ポルトガル、メキシコが挙げられます。

また、ポット分け(シード国以外の8チームづつを3組に分け、同じポットに入った国とは対戦しない)も注目でしたが、日本のいるアジアは、北中米カリブ海、オセアニアと同じポットになりました。つまり、同じアジアはもちろんですが、ホンジュラス、ニュージーランドなどとは1次リーグで対戦できないということです。

それなりに強豪国に勝たないと、決勝トーナメント進出はできないということを意味しますが、残る二つのポットは(シード国以外の欧州)と、(南米、アフリカ)です。欧州はどこかと対戦しなければならない宿命ですが、南米がいいかアフリカがいいかは微妙な問題かもしれません。

9月の親善試合のガーナ戦を見る限り、FWが予想できない距離を届いたり、フィジカルに飛ばされたりという、一つのミスを生む確率はアフリカの方がありますが、アフリカの国はチームマネージメントがうまくなく、選手と協会がボーナスの額を巡ってもめたりする「自滅」がありえます。

まあ、決まる前ですので、いろいろ勝手なことは書いていますが、実際に結果が出たらまた分析しますので、しばらくお待ち下さい。
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改心した「悪童」(アネルカ)

2009-12-04 17:57:11 | ワールドサッカー
先日、BSで放送されていたW杯予選のフランス対フェロー諸島戦を見ました。フェロー諸島は人口5万人の小国ということもあって、代表チームは強くはなく、予想通りフランスのワンサイドゲームになりました。

フランスは格下のフェロー諸島から大量点を狙って、ジニャク、アンリ、アネルカの3トップで前線を厚くしていました。ジニャクは国際的には無名ですが、フランスリーグ得点王のポストプレーヤーです。2点も取っていますが、この試合で光っていたのはアネルカの運動量の多さでした。

アネルカの名前は、ワールドサッカーに多少興味がある方には以前から知られた名前です。20歳の若さで名門Rマドリード(スペイン)のレギュラーFWに定着していた早熟の天才です。しかし、一つの理由が彼を回り道させます。

それは、彼の素行の悪さでした。当時のフランス代表監督は「私が監督をやる限り、彼を代表には呼ばない」と公言するほどで、その実力の割に代表には縁がありませんでした。また、彼自身のキャリアも波乱万丈でした。

Rマドリード退団後はプレミアリーグの下位チームを渡り歩きます。ボルトンで前半戦得点王になったアネルカに、名門チェルシーからオファーが来たことが転機になります。フランス代表監督がドメネク監督になってからは代表にもようやく呼ばれるようになりました。

BSの放送ではフランス代表を「ゲームメーカー不在」と評価していました。やはりジダンの存在感を埋めるような選手はなかなか現れませんが、その役割をしていたのがアネルカでした。前線から中盤まで広い範囲を動き、ボールが落ち着きます。

フランス人のゲームメーカー候補にはリベリー(バイエルン)、ナスリ(アーセナル)らがいますが、このフェロー諸島戦には二人とも欠場で、アネルカの頑張りがこの試合を作っていました。

今や、プレーに関しては悪童とは無縁になった印象があります。南アフリカでは主力として期待されています。今度こそ世界にアピールできるチャンスです。
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