バンクーバー五輪が近づいてきたので、今回は冬季五輪にある採点競技のルールに関してわかることを書きます。まずは採点競技の中では一番有名なのはフィギュアスケートです。前回のトリノ五輪で荒川静香が金メダルを取って注目されています。
この競技は素人目には何ができれば高得点になるか分かりにくい、難しいスポーツです。荒川静香のときは「何とか転倒はしないでくれ」と祈るような気持ちで見ていましたが、今のフィギュアスケートの採点ルールは技に応じた基礎点があってそれを加点していく方式です。
転倒はもちろん痛いですが、回転不足で3回転するべきところを1回転しかできないのは、基礎点が下がるのでもっと痛いです。五輪本番ではちゃんと解説者が技の名前と回転数を教えてくれますが、スタンド観戦の観客はどうやって楽しんでいるのか、いつも不思議です。
上村愛子選手の活躍が目につくフリースタイルスキーのモーグルも有名な採点競技です。この競技は3つの要素を合成した採点を行っており、ターン(こぶのある斜面をぶれずに回れるか)、エア(ジャンプ台を飛ぶときに見せる技)、タイム(滑り下りる時間、速い方が高得点)の合計得点が順位になります。
ターンとタイムは皆さんお分かりになると思いますので、残りのエアについて説明します。エアには跳んで両足を開くコザック、スキーを揃えて横にひねるツイスター、スキーを揃えて横に一回転するヘリコプターなどの技があり、男子では三つ、女子では二つ以上のエアを入れないと上位争いはできません。
上村愛子の得意技は、一つでエア二つ分に相当する3Dという縦回転の技です。世界に先がけてこの技に挑戦した上村は、最初は失敗もありましたが、今はこの3Dを自分のものにしています。
夏場の練習のときは、エアの感覚が落ちないように3Dの着地の代わりに水深の深いプールに飛び込むそうで、これだけの技を当たり前のように跳ぶことは驚異的です。世界選手権を優勝した上村は、金メダル候補筆頭という評価でこの五輪に望みます。
もちろん勝って欲しいですが、4度目の五輪をしっかり滑ってくれればという思いもあります。他の採点競技はエアリアル、スノーボードのハーフパイプがありますが、それは後日改めて書きます。
この競技は素人目には何ができれば高得点になるか分かりにくい、難しいスポーツです。荒川静香のときは「何とか転倒はしないでくれ」と祈るような気持ちで見ていましたが、今のフィギュアスケートの採点ルールは技に応じた基礎点があってそれを加点していく方式です。
転倒はもちろん痛いですが、回転不足で3回転するべきところを1回転しかできないのは、基礎点が下がるのでもっと痛いです。五輪本番ではちゃんと解説者が技の名前と回転数を教えてくれますが、スタンド観戦の観客はどうやって楽しんでいるのか、いつも不思議です。
上村愛子選手の活躍が目につくフリースタイルスキーのモーグルも有名な採点競技です。この競技は3つの要素を合成した採点を行っており、ターン(こぶのある斜面をぶれずに回れるか)、エア(ジャンプ台を飛ぶときに見せる技)、タイム(滑り下りる時間、速い方が高得点)の合計得点が順位になります。
ターンとタイムは皆さんお分かりになると思いますので、残りのエアについて説明します。エアには跳んで両足を開くコザック、スキーを揃えて横にひねるツイスター、スキーを揃えて横に一回転するヘリコプターなどの技があり、男子では三つ、女子では二つ以上のエアを入れないと上位争いはできません。
上村愛子の得意技は、一つでエア二つ分に相当する3Dという縦回転の技です。世界に先がけてこの技に挑戦した上村は、最初は失敗もありましたが、今はこの3Dを自分のものにしています。
夏場の練習のときは、エアの感覚が落ちないように3Dの着地の代わりに水深の深いプールに飛び込むそうで、これだけの技を当たり前のように跳ぶことは驚異的です。世界選手権を優勝した上村は、金メダル候補筆頭という評価でこの五輪に望みます。
もちろん勝って欲しいですが、4度目の五輪をしっかり滑ってくれればという思いもあります。他の採点競技はエアリアル、スノーボードのハーフパイプがありますが、それは後日改めて書きます。