Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

CFタイプの新人王(渡邊千真)

2009-12-09 19:41:17 | 他チーム
人身事故で電車が止まっているので、ただ待っているのは悔しいので、明日出す予定だったネタを今書きます。

日本には、相手FWとの体の競り合いに勝って、わずかに空いたスペースに飛び込むCFタイプの選手が伝統的に足りません。岡崎にその可能性は感じますが、彼はガーナ戦で見る限り、まだくさびの受け方には課題があります。

そういうタイプのFWになれる可能性を感じるのが、今季新人王の渡邊千真選手です。私は浦和との直接対決2度しかスタジアムで彼を見ていませんから、横浜FMサポの方がご覧なら「そこは違う」という突っ込みもあるかもしれませんがご容赦ください。

渡邊千真の長所は今のところ二つ見つけています。一つは日本代表の闘莉王とぶつかっても跳ね飛ばされないフィジカルです。チームメイトの中澤とも一緒に練習して、互角に戦えると思います。まだ、ヘディングでの競り合いには課題がありますが、CFに必要な強さは持っていると思います。

もう一つは、ゴール前で何度も動き出してフリーになる感覚です。今季の渡邊千真のゴールはいつの間にかフリーになっているものが多く、生で見るまで良さはわかりませんでしたが、何とか相手DFの視界から消えようと、細かい動きを何度もしています。

ただ、代表を狙うなら、もう一回り上のインパクトが必要になります。岡田監督のサッカーが、強力なFWはいないことを前提として、MFにキープさせるものだからです。渡邊千真は岡田監督のサッカーそのものを変えさせなければならず、これは高い壁です。

ただ、不可能ではないと思います。同タイプの前田がガーナ戦で見事なポストプレーを見せて、場合によってはFWを組み立てに参加させる可能性があることを示したからです。もちろん、一段のレベルアップは必要ですが、本人は南アフリカを狙うつもりで、日々のトレーニングをこなして欲しいと思います。
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浦和の今季総括

2009-12-09 18:49:20 | 浦和レッズ
今季開幕前、浦和の注目点はフィンケ監督のサッカーがどんなものか、またそれはチームに馴染むかというものでした。結論から言えば、この2点だけに限ればうまくいったと思います。

サイドに多くの人数を寄せて数的優位を作って打開する浦和のサッカーは、カウンターに対する弱さこそありましたが、思ったよりは早く機能させられたと思います。しかし、面白いサッカーはしても、今季の浦和が無冠だったのは事実です。

その原因となったのは、やはり夏場の7連敗です。もし、この7連敗が3勝4敗だったら、最終戦の鹿島戦を勝てば逆転優勝の可能性が残っていたほどで、この7連敗については詳細に検証されなければなりません。

私の独断でシビアに見ると、この7連敗は選手層の薄さが原因のように思えます。今季開幕前に、永井と相馬が抜けていながら、代わりの選手を取ろうとしなかったのは疑問の残る決断でした。

確かに、この決断によって、原口、山田直輝の新人二人が主力選手に成長しました。未来を考えたら意義のあることです。しかし、少なくとも山田直輝に関しては体力的にフルシーズンを戦えると読んだのはフィンケ監督のミスです。

選手層が薄かったことで、山田直輝の負傷でサイドハーフの運動量が足りなくなったことも失速の理由です。また、CBができる選手も足りませんでした。闘莉王の負傷中は阿部勇樹のコンバートで対応することが多かったですが、少なくとも阿部勇樹のCBに関しては今季は良い印象がありません。

また、3バックの文化で育った選手たちが、どうやって4バックで相手のカウンターを防ぐかの経験値も足りなかった印象があります。カウンターに対応できなかったことも、7連敗の大きな理由だと思います。

フィンケ監督が、来年どういう方向に進むかはわかりませんが、今季の戦い方をベースとするなら、4バックに慣れたCBと、運動量の多いサイドハーフが必要に思います。急造の細貝がやっていた左SBも補強ポイントでしょう。

一サポーターである私は見守ることしかできませんが、きっと補強に関しても戦略を立ててくれると思っています。
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