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正攻法ゆえ(栃ノ心)

2012-09-19 21:31:37 | 他スポーツ
今日は通院で休暇を取っており、ほぼ丸一日病院内を振り回されたこともあって疲労気味なので、穴埋めネタで大相撲から引っ張ってきます。スポーツニュースでも追える横綱、大関の相撲はだいたいチェックしていますが、今回のように祝日が場所中のときは幕内の下の方から相撲を見ることもあります。

そういうときに限って応援している力士に、現在西小結の栃ノ心がいます。栃ノ心はグルジアの出身で、デルピエロのような容貌をしている長身力士です。この力士が好きな理由にはいかにも相撲を取るために生まれてきたような190cmを超える長身と150kg程度のバランスのいい体型に、黒海や阿覧のようなレスリング転向組にありがちなレスリングの癖がないことです。

そのため、栃ノ心は顔さえ見なければ日本人力士と言っても違和感はなく、本格的四つ相撲を取ってくれる私が好きな相撲巧者の一人です。ただ、あまりにも正直に相撲を取りすぎる正攻法ゆえに、白鵬との対戦成績は14戦全敗とまったく歯が立ちません。かつて、大関候補とまで言われた蔵間が正攻法ゆえに北の湖相手に15戦全敗だった事実を思い出します。

白鵬という横綱が下位力士相手に安定した成績を維持しているので、10戦以上戦って全敗という力士は栃ノ心だけではありませんが、栃ノ心の場合スケールの大きい力士だけにその成績は惜しまれます。

それでも、土俵に詰まったときにうっちゃりを見せてくれる力士は、私が見る限り栃ノ心だけです。決まることはあまりないとしても、最後まで勝負を諦めない闘志は、間違いなく私の心を揺さぶる存在です。これから望むことは、まわしを切ったりとか出し投げとか相撲独特の技を身につけて欲しいことです。

今はまだ、がっぷりに組んで力比べという展開になることも多いだけに、栃ノ心も力は強いですがもっと強い力士はいるので、これぞ力士だと思わせるだけの技が欲しいところです。今場所は残念ながら負け越しましたが、いつか上位を次々食って波乱を巻き起こす力士になって欲しいと思っています。
コメント
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