Kobby loves 埼玉&レッズ

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元気だったエスクデロ(広州恒大対FCソウル)

2013-11-11 21:14:58 | ワールドサッカー
今日はACL決勝第2戦、広州恒大対FCソウル(広州ホーム)を見ていました。第1戦は2-2の引き分けで、0-0、1-1の引き分けならアウェーゴールで広州の勝利という状況でした。FCソウルは敵地で勝たないといけない、厳しい条件でしたが、懐かしい元浦和のエスクデロ(9番)がFCソウルの左MFで先発出場していたのは嬉しい事実でした。

エスクデロは筋肉をつけすぎた浦和時代に比べて、若干スリムになった印象で、セカンドボールを拾ってカウンターというチームコンセプトを体現する存在でした。もともと技術はありましたが、浦和時代はシュートを打つ思い切りが足りなかったエスクデロですが、第1戦では先制ゴール、この試合ではダムヤノビッチ(10番)の同点ゴールをアシストするなど点に絡むことができています。

これなら浦和に戻っても右アウトサイドかトップ下で試合に出られそうな印象を受けましたが、FCソウルには完全移籍したので、現実的には戻っては来ないでしょう。惜しくもクラブW杯出場は逃しましたが、まだ元気で頑張っていることはわかったので、またACLで日本に来ることを楽しみにしています。

試合は広州の攻勢で試合が進みました。広州は中国人と韓国人の7人で守り、エウケソン(9番)、コンカ(15番)、ムリキ(11番)の3人で攻める極端なサッカーです。彼ら外国人3人はほとんど守備をしないので、FCソウルのDFは比較的楽にビルドアップができます。それでも攻めに移ったら彼ら外国人は3人だけでシュートに至る個人技を持っていて、一番シュートを打っていたのはコンカでした。

FCソウルはカウンター狙いに絞らざるを得ない、苦しい展開で、一番目立つ選手がエスクデロということはどうしても思うように試合を組み立てられない証でもあります。そんな展開で、鄭智(10番)のスルーパスからエウケソンが決めた広州の先制点は非常に大きく、FCソウルが勝つには1-0しかなさそうな展開だけに試合を大きく左右しました。

結果、1-1で引き分けて広州がアジアチャンピオンになり、クラブW杯に出場します。元イタリア代表監督の名将リッピにはもう一つキャリアにはくが付くことになりますが、シビアに見ればバイエルンに勝てるサッカーではないと思います。たぶん、外国人3人を完封されるとどうしようもないのではと思いますが、そんなアジアチャンピオンに浦和だけは勝った(埼スタで2-1)ことは自慢できるかもしれません。
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形を崩した賭け(11/10仙台対浦和)

2013-11-11 18:29:48 | 浦和レッズ
昨日の仙台戦は終了間際に同点弾を食らう、悔しい引き分けでした。どんなときでも3-6-1のフォーメーションを崩さなかったミシャが、ついに梅崎を下げて坪井を入れる守備的布陣を試したのは意外でしたが、残念ながら結果は出せませんでした。

この梁勇基のFKの場面にスポットを当てると、壁を立たせて置かなかったことが結果的には判断ミスでした。近くに浦和の選手がいないことに気づいた梁勇基が、FKをショートにして武藤を走らせてクロスを狙わせました。浦和は森脇が対応しましたが一歩遅れ、壁の選手がいたら間に合ったと悔やまれます。

ただ、こういう判断をしたのには理由もありました。それは浦和のセットプレーの弱さを補強したかったミシャの意図だと推測できるからです。FC東京戦でセットプレーで3失点するなど、浦和のセットプレーの弱さは目を覆うほどで、相手キーマンに坪井をつけて乗り切りたい気持ちはわかります。

攻撃面はミシャ采配が当たりました。鈴木啓太の出場停止の穴は、守備を考えるなら山田暢久をボランチで起用することになるでしょうが、ミシャは柏木をボランチに下げてトップ下に梅崎を起用しました。その梅崎が1得点1アシストですから、この起用は見事に当たりました。

梅崎の同点ゴールの場面はミシャサッカーらしい多くの選手のパスがつながった形でした。原口が胸で落としたボールを興梠がサイドの宇賀神にはたき、宇賀神のクロスを受けた梅崎がうまいキックフェイントで相手DFのタイミングを外しました。

セットプレーの守備をゾーンにしたら赤嶺にヘディングで決められ、途中でマンツーマンにした不徹底は感心できませんが、堅守の仙台から3点取れたことは評価していいと思います。ミシャサッカーのパスを回すスタイルは今季成果が出てきたので、何とか残り3試合を3連勝して欲しいです。

もちろん、昨日勝てば首位に立てる好機をロスタイムに逃してしまったのは非常に痛いですが、優勝の可能性がある位置にいる以上最善を尽くして欲しいですし、それができるメンバーは揃っていると思います。最終戦が終わったときに笑っていられることを願いたいです。
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