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世界一の身体能力(ロベルト・カルロス)

2013-11-26 19:58:14 | ワールドサッカー
私はセリエAに二度行き、トヨタカップやクラブW杯にも何度か行っているので、ワールドクラスの選手をスタンドで見た経験は結構あります。その中で、世界一の身体能力の選手は誰だろうと思索すると、Rマドリードに長く在籍したブラジル代表左SB、ロベルト・カルロス(以下ロベカル)だと思います。

ロベカルは1998年、2002年、2006年の3度のW杯を経験した、息の長い選手でした。私が生で見たのは1998年のトヨタカップ(国立競技場)ですが、高い身体能力で何度でも上がることができて、長い助走をつけたライナーのFKなど、思い出は強烈です。Rマドリードに11年在籍し、Rマドリードの外国人最多出場記録とDFとしては異例の66得点を誇ります。

ロベルト・カルロスのサッカーネームは、母国ブラジルの有名な歌手にあやかった名前ですが、今はその歌手よりロベカルの方が有名になりました。彼のプレーで一番印象的なのは、親善試合のフランス戦で見せた、物理学を無視しているのではと思うほどの急カーブを描いてゴールになったFKです。

ロベカルは貧しかった少年時代に、日本人に世話になったことがあって、親日家です。オフにはよく、スポーツ用品の宣伝で来日することもありました。そのため、Jリーグ入りの噂が何度か出たことがありますが、Rマドリードを気に入っていたらしく実現はしませんでした。

筋肉の柱とでも形容される、太ももの筋肉美でも知られる選手でした。その左足は強烈なクロスやシュートを生み出し、ロベカルの速いクロスをラウルが合わせるのがRマドリードの勝ちパターンだった時代は長いです。そのため、当時は攻撃的なSBのことがよく彼に例えられ、FC東京の鈴木規郎選手(現大宮)はそのキックの強烈さから「ノリカル」と呼ばれましたし、なでしこジャパンの安藤選手が右SBにコンバートされたときも「右のロベカルになれ」と当時の大橋監督から送り出されています。

この記事を書くために調べたので、昨年にロシアリーグのアンジで引退した39歳まで現役だったことを知りました。身体能力を武器にする選手としては驚異的な選手寿命の長さで、彼の自己管理のうまさを表すものだと思っています。
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グループ戦術の勝利(11/19ベルギー対日本)

2013-11-26 17:27:23 | ワールドサッカー
ようやく、先日のベルギー戦の映像をチェックしました。結果は3-2で日本勝利と、最近力をつけている新興勢力のベルギーに対し、大きな結果と自信を得ることができました。この試合の勝因も、前回のオランダ戦のドローの要因と近く、速いパス回しとダイレクトプレーです。

それでも、ベルギーの強さも感じた試合でした。相手に入った先制点ではFWルカク(20番)のあまりのスピードにGK川島が判断を誤り、かわされた結果の失点です。また、ベルギーといえばチェルシーのMFアザール(10番)の、足に吸い付いているようなテクニカルなドリブルも楽しみにしていました。

しかし、アザールはコンディションが良くないのか、ドリブルはほとんど見せず簡単にさばいて終わることが目立ちました。良くないから前半限りで下げられたと推測しています。それでも、エバートン所属のMFミララス(11番)が代わりにドリブルを見せて日本の脅威になりました。

先制点はそのミララスでしたが、これはルカクのクロスを無人のゴールに流し込んだごっつあんゴールです。それでも、身体能力で勝負する、アザールとは違ったプレースタイルでドリブルを仕掛けてきたミララスは、これから有名な選手になれる可能性を持っていると思います。

日本サイドでは、やはり岡崎の3点目が素晴らしいです。長谷部がうまくバイタルエリアに上がっていけたチャンスでしたが、ベルギーの最終ラインは高い位置に引いていて、強引に打ってもコースはなさそうな場面です。そこでポストに入った柿谷が出したダイレクトプレーでDFラインの裏へ出したボールが見事でした。

信じて走った岡崎も確実にゴールを決め、日本はベルギーから3点取るという、快挙を成し遂げることができました。もう一つの要因は、ザックがセルビア戦、ベラルーシ戦で固定したスタメンを思い切って動かしたことです。柿谷もオランダ戦で外されたことで、チャンスはそういつまでもはないと見事なヘディングシュートを決めましたし、酒井宏樹、酒井高徳の両SBも機能していました。

アウェイ戦でコンディション調整が難しい試合を、あえて組んだ日本でしたが、このオランダ、ベルギー戦を1勝1分けで乗り切ったことは評価したいと思います。これからはW杯の組み合わせも決まり、それに合わせた調整になりますが、とりあえずここまでの準備はまあまあかなと思える試合でした。
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